日々雑談~6696~
対魔忍が全年齢として受け入れられるかどうかはわからないけど、異種姦妊娠出産洗脳堕ちを怒涛の勢いで経験した後、実写化されて世界的な知名度を得たキャロル・ダンバースって人もいるから大丈夫じゃないですかね。 pic.twitter.com/tjt7FrIApk
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2019年9月13日
いやまあ、80年代にこの対魔忍キャロル・ダンバースなエピソードが公開された段階で、まったくもって大丈夫じゃなかったんですがね……。ミズ・マーベルのストーリー的にはほとんど無かったことになったものの、X-MENのローグの初登場回やキャロル・ダンバースのアベンジャーズ脱退&X-MENの協力者化のようなわりと重要なところに絡んでいるので、完全に無かったことにするのは厳しい話。まあ、書き手がいて、読み手がいる以上、世に出た作品を完全になかったコトにするのは無理ですね。
コミックスを実写化する際、その評価点を忠実さに求めた場合、映画キャプテン・マーベルは結構な問題作ではあります。強き女傑キャプテン・マーベルの映像化を目指した結果、ミズ・マーベル時代のキャロル・ダンバースのエピソードには触れられていないし、マー=ベルやタロスのアイデンティティやキャラクターも喪失や改変の憂き目にあっているわけで。数十年活動してきたキャラクターの、ここ数年の上澄みだけを使った映画……という見方も出来るのよね。個人的には、今のキャプテン・マーベルの強さはミズ・マーベル時代に見せた弱さや迷走もあってこその強さだと思っているので、そこんとこが不要扱いなのは、ちょっとしっくりこないな……とは思っております。映画の出来自体には文句なしなので、ちょっとした方向性の違いですね。
もともと、アイアンマンの時点で、忠実な実写化よりも映像化に際してのリブートを目指してきたMCUですが、キャプテン・マーベルにおける方針はさらに大胆かつ踏み入ったところに。ファン層に時代の変化、そろそろMCUをもっと大胆に総括する時が来ているのかもしれん。