日々雑談~3574~

 ようやっと、キャプテン・マーベルを観てきました。

 スパイダーバース、アベンジャーズ/エンドゲーム、キャプテン・マーベルの要素を併せ持つ、パーフェクトコミックスことハワード・ザ・ダック……。スパイダーマンとアベンジャーズはともかくとして、キャプテン・マーベルの超重要キャラに関しては、コミックスにおける数少ないちゃんとした出番がこのハワード・ザ・ダック誌なので、本当にレアでホットだったりする。むしろ、なんでアイツ、映画でああもいい扱いになったんだ。

 というわけで、超重要キャラに関する話はネタバレとなるので一度隠しておきます。キャプテン・マーベルの細かい話はまた今度。
 ……ネコじゃないですよ?

 

 

 

 

 ハワード・ザ・ダック誌に出ているキャプテン・マーベルの超重要キャラ、それはスクラル人のタロス……かつてクリーに囚われたものの、自決できなかったことからヘタレと馬鹿にされ、地位も名誉も人脈もついでに出番も失い、スクラルのはぐれものに。スクラル人なら全員持っている変身能力を持たない突然変異種であることから、変身による侵入と撹乱が重視された侵略計画シークレット・インベージョンでもはみ出し物に。最終的にはアヒルを利用して一発逆転を狙ってやるぜ!という身分にまで……。

 映画だと地位も名誉も変身能力も家族もあってクリーの兵士であるキャロルを捕縛したタロスですが、コミックスだとこんな感じです。こう並べてみると、映画のタロスはあえてコミックスの要素を全部逆さまにして作ったのでは?と疑ってしまうくらいの造形。コミックスのタロスさん、映画キャプテン・マーベルを観たら、ちょっと心にダメージが大きすぎません?

 じゃあコミックスのタロスは駄目なのかというと、変身できない分、フィジカルに恵まれております。短時間なら、ハルクと互角に殴りあえるくらいには。変身してナンボのスクラルで、素でここまでのパワーとタフネスをもっているヤツは、そうそういないでしょう。

 しかし、なんで映画のタロスはタロスだったんだろう? 普通のスクラル人で指揮官としても働いているキャラなんて、他にいそうなもんだが。なのにあえて、突然変異種のタロスの名前をここで使うとは……謎だ。