日々雑談~3526~

 Twitterで、サイン・コサイン・タンジェントは義務教育に入れなくていいのでは?みたいな話を見て、なんとなく考えてみた結果です。◯◯だからいらないみたいな感じで学校の勉強を削り始めたら、たぶん読み書きと簡単な計算以外残らないんじゃないかな。それは、近代国家に必要な「教養」と「教育」の放棄だけど。

 最終的に知識の取捨選択は必要なものの、小・中学校辺りの教育は必要最低限の基礎レベルですからね。高校あたりからは、世界史と日本史のように、選択がちらほらと。大学はもう、完全に自分で選ぶ学問です。成長とともに、取捨選択も自分の手でしていけばいい。

 たとえその道を選ばなくても、ほんの僅かでもその分野に理解があるかどうかで、理解度はだいぶかわるわけで。美術を知らなかったら、芸術家の凄さはわからないし、家庭科が無かったら、日々家事をしてくれる人への感謝も薄くなると思うのですよ。こういうことを、ざっと教えてくれるのが学校。ほんとに、あくまで基礎。

 とりあえず、学べることはガンガン好きなように学んでいけばいいんですよ。役に立つか立たないかは、天命が知るのみ。ただ、無けりゃあそこまでだけど、持っていたら何かに使えるかもしれない。それだったら、持ってたほうがいいですな。