日々雑談~3487~
今週の鬼太郎は力を喪失していたベリアルが相手で、今週のジオウはエグゼイドの物語が消えたことで本来の情熱を失っていた檀黎斗が相手……力を取り戻すor別の力を手に入れると、それぞれ敵として立ちはだかった経緯は違いますが、この喪失から始まっている二人が今週揃ったのは面白い。そんな、日曜朝。
ベリアルは鬼太郎の妖怪の中でも、アニメシリーズに毎回出張る(5部の時期は、イベント映画に登場)強豪妖怪なものの、毎回殆ど一話で終わる妖怪でもあり。アレだな……昭和ライダーにおけるサボテグロンや原始タイガーのような、幹部怪人と同等の力と権威と実績を持ちながら、1~2話で退場する怪人ポジなんだな、ベリアル。
ジオウは歴代ライダーの歴史を書き直す物語であり、書き直されたライダーも今までライダーでなくなっても道を違えないことが示唆されていたものの……エグゼイドの物語が無くなった結果、神になれなくなった檀黎斗は書き直しの悲劇を象徴していたなあと。いや、檀黎斗の他人にめっちゃ迷惑をかける部分はそのまんまだったんですけどね? しかし、王の素質を持つ男たちの次は、神にならざるを得なかった男の物語か……いや、鎧武の物語は無くなったほうが幸せなのではという疑問と同時に、鎧武の物語が無くなったら、どうやって葛葉紘汰や駆紋戒斗はああいうルートにたどり着くんだという疑問も。いったい、どうやれば人間は神になれるのか。