日々雑談~2386~

 マーベル フューチャー・アベンジャーズの新規情報公開マガジン「マーベル」マンガ賞の結果発表と、マーベル関連の話題が尽きぬ日だったものの……今日はテレ東午後のロードショーでやってたパニッシャーの話をしようか! フューチャー・アベンジャーズやマンガ賞のようなホットな話題は他の人に任せつつ、隙間産業に邁進という通常営業。ホットな話題にも、明日明後日には触れますが! こういうとこは、日替わり更新の強みです。
 今日地上波に流れたパニッシャーは、2004年の監督ジョナサン・ヘンズリー、主演トーマス・ジェーンのヤツ。わかりやすく言うなら、ジョン・トラボルタが敵役でアイスキャンディーや駐車違反の切符が大活躍するヤツです。

 ツイートでもこう呟いたように、この作品のパニッシャーはちゃんとらしさを追求したパニッシャーだと思うのですよ。パニッシャーは、本能のままに悪の巣窟に真正面から乗り込んで一気呵成に片付けるイメージがついてますが、真正面から乗り込むという選択肢を選んだ時は用意周到に計画を練り、最大効率をきっちり計るタイプです。
 例えば、パニッシャーMAX:ビギニングの導入部にあたる、マフィアのパーティーへの乱入シーン。数十人を真正面から撃ち殺すという戦果を叩き出してますが、きちんと敵の心理状況を読み、クレイモアや機関銃を適した場所に設置しておくという繊細さを見せています。まー、後日そこで撃ち殺した被害者の葬式に直でバズーカー撃ち込む繊細さなんですがね!w
 とにもかくにも、パニッシャーは下ごしらえをしつつ戦闘に戦術や戦略をきっちり持ち込む、策略家タイプです。身を削りつつ、常人には出来ないことをやってみせる。主人公補正という最強の武器を持っていたキルズ・マーベルユニバースでも、ここんとこの根幹はブレませんでした。そういった意味では、映画の大半を敵ボスへの嫌がらせに使ったのは、正しいわけですね。

 いやしかし、アイスキャンディーでの拷問を初めとした、シュール扱いなシーン。アレ、結構、コミックスに元ネタがあったりするのですが、そこがパニッシャーらしくないと思われているのはホントねえ……コミックスでは良くとも、実写にしたらシュールになってしまったというのは、結構ある話ですが。パニッシャーは、レーティングや都合に悩んだことを関係者が吐露している映画ですが、その中で出来る限りのパニッシャーらしさを追求した映画。そんな一面も、あると思います。