日々雑談~2350~

 主人公は死んだものの、その死も残したものも無為ではなかった。
 ケジメを付けなければいけない人間のトップランカーには、ケジメを付けさせる。

 グッドエンドやバッドエンドに突っ込みやすいガンダムシリーズの中で、ノーマルエンドに行き着く作品は珍しいんじゃなかろうか。そんな、鉄血のオルフェンズ最終回。本気のバッドエンドというのは、作中の人物の生死よりも、主人公たちの成したことが完全無欠な無駄だったり、何も遺せなかったりするパターンだと思っているので、多大な犠牲を払いつつも未来へと繋がったオルフェンズは、個人的にはノーマルエンドな終わり方。
 その一方、こういう終わり方だと転生モノでのベストエンドを目指したくなるけど、いったい何処でどうすりゃいいんだろうな。フラグが最終回近辺というより、もっとずっと前にある気がする。例えば「マクギリスと穏便に手を切る」っつっても、1部よりは後に切らなアカンだろうしなあ……。ううむ、こうやって想像するのも、結構楽しいな、やっぱ。鉄血のオルフェンズ、嫌いになれない苦味があるガンダムだったね。