日々雑談~2304~
鉄は熱いうちに打てということで、映画ドクター・ストレンジを観てきました。なんとか時間が作れるならば、映画は早く観たほうがいい……予定や上映期間の都合もあるけど、観ないとなんかズルズル行きにくくなっちゃったりするのよね。
今までのアベンジャーズ含めての十数作は「物質世界の戦い」であり、ドクター・ストレンジが挑むのは「精神世界の戦い」。口で言うのは簡単だけど、じゃあ物質と精神の違いってなんなのさ? このドクター・ストレンジを描く上で最も大事な疑問に、真摯に答えようとしているのがこの映画。アベンジャーズタワーが映り込み、スタン・リーがうろついていて、見知った単語が出て来る、既に知っているはずなマーベル・シネマティック・ユニバースの世界観。それなのに、魔術を介することで、知っている世界はまるで見たことのない世界となる。前衛的、サイケデリック、挑戦的、どの撮り方も「魔術」というアイテムにかっちりとハマっており、凄いモン見せられた……としか言いようのない映像がバンバン出てきます。アントマンやガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもそうだったけど、MCUの単体ヒーローは毎回テーマが「挑戦」よね。未知の実現と、新機軸の確立。
細かなことは後日に回すとして、映画ドクター・ストレンジはMCUユニバースの血を継ぎつつも、少し変わった作風に仕上がっているので、実に興味深い作品かと。そもそも、ドクター・ストレンジ自体がヒーローの定石から若干外れた立ち位置ですしね。その個性を映像化しようとすれば、そりゃちょっと違った形になるよ。