日々雑談~2231~

 ちまちまと進めていた、バイオショック コレクション収録のバイオショック1&2をクリア。2は単体でも楽しめるものの、ストーリーや状況に1ありきな部分も多いので、こうして1と2をセットで楽しめたのはベストだったのかもしれん。1から2に際してのアクション面やゲーム性の進化も楽しめましたし、何より「え!? あのビックダディが2だと主人公なんですか!?」という驚きは、1あってこそのもの。未プレイだと、ビッグダディと聞いて思い浮かぶのが、どっかの大家族の親父やニコラス・ケイジになっちまいますからねえ。

 1と2、2は続編であり、1よりパワーアップさせねばならない。これが基本ではあるのですが、なんともこの基本が難しい。会社の状況でつぎ込める人員や金が少なくなってしまったり、パワーアップを目指ての大博打を外してしまったり。ままならない例は、誰もが一つや二つは思い浮かぶものでしょう。その点バイオショックは、1をしっかり研究して、2ではどうすべきなのかと、考え抜いた痕跡があります。

 1は没入感が高い代わりに選択肢が少ないストーリーなのですが、2は1で明らかになった仕掛けを考慮しつつ、選択肢の多いストーリーに。ゲームシステムは、武器の追加削除やアクションの変更により非常に快適に。1と同じことをしても仕方がないという思い切りと、1を考慮しつつの正統進化の両立。ストーリーに関しては好みがあるとは思いますが、しっかり研究した上での作品というのは伝わってきます。

 プレイすればするほど、ゲームで手に入るアイテム以上に、プレーヤーのスキルが蓄積して、出来ることややれることが増えていく。これは、ホラーやミステリーの部分を差っ引いても良いFPSだ。シューティング部分だけでなく、戦略性があるとなんかこう、やり甲斐があるのですよ。弾薬もガンガン手に入りますしね……所持弾薬が少ない代わりにレアな弾もバンバン拾えるのは、トリガーハッピー出来る洋ゲーの味だよなあ。