日々雑談~2217~

 こち亀展限定グッズでまだ在庫もあるものとしては、両津のバカはどこだ!トランプはかなり買いだと思う。というわけで、本日はこち亀展に行ってきました。他にも、バットマン100%山下しゅんや×KOTOBUKIYA展をぐるりと。シルバーウィークラストの終わりと同時に終了する展示会で、東京駅周辺で開催されていたものを見てきたという感じです。こち亀展だけは、明日26日が最終日ですが。

 という訳で、まずこち亀展ですが……いやあ、とんでもねえです。入場券買うのに行列が出来ていて、人もみっちり詰まっておりました。展示物を見れなくなる、ギリギリのライン。会期最後の日曜日と言えども、こりゃ凄い。客層も、老若男女様々で幅広く。高島屋で5000円以上買い物をすると有料チケットがタダになるというのもデカいのでしょうが、いくらタダでも、興味が0なら来なくて普通。国民的マンガとしてのバイタリティを観た気がします。高島屋から出るときに、こち亀展に来た老夫婦ともすれ違いましたしね。

 展示物は原画やジオラマにグッズの展示も中々なのですが、やはり目玉は神田明神に奉納した絵巻と描き下ろし作品である「想い出」の巻。特に「想い出」は一緒にいた管理者がこっち最終回でいいんじゃない? と言うくらいに、こち亀のラストエピソードらしい話。何故派出所は、長年在り続けたのか。その答えの一端がここに。俺もこっち最終回で良かったんじゃないかとも思うけど、「想い出」は最終回のギミックの一つであった、週刊連載版とコミックス収録版でオチが違うという仕掛けには向いてないだろうしなあ……。一つ言えるのは「想い出」が展示されているだけで、こち亀展に行く価値はあるということです。東京開催のタイムリミットはあと1日ですが、開催決定の大阪も含め、地方巡業の予定はあるようなので、ご近所に来たら是非!

 えーとつまり、最近の秋本先生は、オチが2種類ある最終回を描きつつ、増刊に載せた日暮のスペシャルエピソードや「想い出」を描き下ろして、絵巻のような作業もおこなっていたわけか。週刊連載を、落とさぬまま。もはや、超人という言葉すら、称える言葉として貧弱に思えてくる……。