心地よいバカだから、ヒーローやってられんだよ
夏海「バカは目立つ……ですか」
士「ああ、基本的にライダーは、世間的にはバカなヤツが多いからな。だから俺は何時もどの世界でも、良いタイミングでライダーを発見できる」
夏海「なるほど、士君が何時も良いタイミングで登場できるのは、そういう事情が有るからなんですね。でも」
士「でも、なんだよ」
夏海「逆に士君が良いタイミングで助けられる事も多いですよね?」
士「……」
ユウスケ「なんか気を失ってて、気がついたら体中の節々が痛い上に、特にケツが滅茶苦茶痛え!」
いったいこれはなんの罰ゲームなんだと、素でユウスケにアーッ突っ込める、ディケイドTV版電王編感想。あくまでTV版のみで、劇場版は別口です。
なお、劇場版にユウスケが出てない理由は、本気でこの時のケツの痛みが洒落にならなかったからっぽい。そうでなきゃ、居ない理由が分からん。
全然関係ないけど、こんな動画を貼っておきます。
自分が何者であるかが分からない。他人のイメージで作られるイマジンにとって、それは耐えがたい苦痛なんだろう。海東に己の不確かさを指摘されたモモタロスは、心に耐えがたい痛みを間違いなく負っていた。
だけど、受身無しで高層ビルから落ちても体は全然平気でした。
あんだけ大ダメージを予想させる引きで、ほぼ無傷ってなにさ? 常時無敵のギャグキャラ補正が入っているヒーローって最強じゃね?
「FFR・電王!」
「へへっ、俺参上!」
シュポーンと飛んでくユウスケ
この瞬間、モモタロスからユウスケに何かが伝承された……!
久々にクウガに変身したと思ったら、モモタロスに思いっきりキックぶち込んで、自分のケツにはアーッ!って、なんて完璧な流れ。クウガは状況は読めなかったけど、空気は読んだって管理者が褒めてたよ!
モモタロスで間違えるんだから、ユウスケはシンにもキックぶち込むんじゃないだろうか。おいおい、脊髄引っこ抜かれるぞ。
電王の強みは、イマジンを見ているともう何でも許せるくらいに、各キャラを立たせた事だろうか。ほら、終わりと銘打ってからの新シリーズなのに、ケツに矢が刺さってウヒャーと追い回されているモモタロスを見ると安心するみたいな? 俺はこの記事中で何回「ケツ」と書いたのだろうか。
あらかじめ言っておく、今回のTV版は超電王との繋がりがかな~り密接だ。
今までのパラレルやタイムパラドックスなんかしゃらくせえ!ぐらいに、分かりやすい。ホント流れ的に、ディケイド電王編→超電王なんで。そして物語はディケイドから超電王へ。何時も通りにイマジンらしく働いていたアリゲーターイマジンさんじゃなく、真の黒幕はオニ一族だ! いや、ほんと今回のオリキャラは通常営業だったな。
「あとはあいつらの物語だ」という士のセリフの意味は、思ったより大きい。結局巡って来たどの世界でも、戦いは続いているんだろうし。グロンギが根こそぎ湧いて来て駆除されたクウガの世界ぐらいか? 平和かつ問題が特に無いのは。こうやって、ある程度割り切らないとディケイドは世界を巡れないわけで。この割り切りこそが、士の各世界への仮面ライダーへの信頼の証なのかもしれない。
ま、でも士の物語も完全に終わんなかったんですけどね、あの手羽先のせいで!
というワケで、次の感想は超電王ということで。やっぱ纏めて書いた方が、書きやすかったんだろーなーw