仮面ライダー電王~ディケイド編~

士「あの電王はモモタロスがユウスケの身体を使って変身したものだ」
海東「つまり、精神は電王だけど、身体はクウガってコトだよね?」
士「あの状態でファイナルフォームライドさせて、まともなデンライナーが出来るのか?」
海東「う~ん、もしかしたらゴウラムになっちゃうかもね。でも士、よく考えてごらんよ。運がよければゴウラムとデンライナーが混ざり合ったような、不可思議な物が生まれるかもしれないよ?」
士「……ちょっとプリン持って、モモタロス釣って来る」

ユウスケ「いやいやいや! 止めてくれよ! 士、なにスゲーやりたそうにしてるんだよ!」

 最初はオチをゴールドライタンにして、デンライナーと電王のサイズ差をネタにするつもりだったんだぜ。見所はあったけど、感想は書きにくい電王編スタート!
 だって、今回も劇場版ありきっぽいんだもの……orz

 探偵? 葬儀屋? あ、未来の桜井さんか!
 今回の士の格好からして、あまりにTV版と近しい電王の世界。つーか同一の世界。噂によると、ここで無理に映画の為に同一世界にしたせいで、先の脚本が全て台無しになって、脚本家降板騒動にゲフンゲフン!
 とにかく、電王の世界はTVシリーズと同一の世界になっております。砂の演出に灰色のイマジン、全てが懐か……しくねーな! TV版終了後もコンスタンスに劇場版やってたからねえ。下手すると、キバの方が懐かしいぐらいだ。ディケイドの味のひとつであるノスタルジィが最も演出し難いのが、電王という作品かもしれない。てーか、TV版まんまならリ・イマジネーションでもないしね。
 あれ? 電王編ってディケイドでやる意味自体が無いんじゃない?

 鮮やかな士の四変化に、艶やかな夏海の三変化、ついでにこれでもかってぐらいにモモタロスヘアが似合っていないユウスケ。実際ユウスケ含め三人共、役者さんの声無き演技が良かった。特にユウスケの顔芸は特筆モノ、ユウスケの表情に注目してもう一回見ると、役者村井良大のスキルの高さが垣間見えて実にべネ。
 ところで、ホントにどの夏海の外見が好みかで色々分かれると思うんだけど、性癖とか。各地で大人気の黒レザーか、華麗な着物姿か、ミニモニっぽいジャンプスーツか。元々、普段着でもニーソックスの絶対領域持ちという高レベル装備なのに、ジョブチェンジまで。なんて恐ろしいヒロインなんだ。

 そりゃおめえ、コメディリリーフにコメディリリーフが憑依すれば、空中平泳ぎで次週に続くよ。ユウスケ+モモタロス、マジはんぱ無えぞ。
 サソードと電王はソードライダー対決で、サガはサソードとのジョンブル繋がりだろうか。実際、中の人がお坊ちゃまと王子だったら、王子めっちゃ苦労すんだろうな。あの人、渡とクイーンとビショップに翻弄されまくりの苦労性だったし。ぼっちゃまの他人の振り回し力は、この三人を遥かに凌駕してるぞ。
 アギトと電王……特に繋がりは無いように見えるけど、ちょっと待ってみよう。ああ、電王GF(リュウタロス)と竜がモチーフのアギトの竜対決か。GFは何時もの通りに即刻退場の憂き目にあったけど。
 そうか、どうも影が薄いんで忘れてた、アギトもフォームチェンジできたんだった。先週のショウイチさんはそれどころじゃなかったし、TV版の記憶もバーニングやシャイニングの印象が強すぎて。来週、同じごちゃ混ぜのトリニティフォームとクライマックスフォームが真正面からやりあったら、感動で失禁します。
 夏みかん、女性ライダーとして最高レベルの善戦をしたんじゃないだろうか。秘孔といい、潜在能力といい、なんて恐ろしいヒロインなんだ(二回目)

 オニ軍団ことシルバラの姿がディケイドVS電王の影にインサート。それでも気にせずに乱闘をし続ける二人もすげえよな。気にしたら、劇場公開できなくなるけど。
 結局、映画版を見ないとダメな作りになるのか、それとも電王編単品で楽しめるのか。超モモタロス参上の次回を待つしか無い。いっそタイムワープで無かった事にしてすっきりさせちまおう、パラレル万歳ー!
 来週冒頭、地面にこんな跡を残して電王が埋まっていたら、四の五の言わず劇場版を見に行きます。