V1システム、出なかったよ……

ユウスケ「これからも旅は続ける。また、よろしくな」
士「……フン」

海東「なんかさ、イイ感じで纏まってるけどさ」

海東「アンノウンって全貌をまだ現してないけど、結構大きい組織なんだよね。具体的に言えば、ライダーが3人以上必要なくらい。一応神様みたいなもんだしね」

海東「そして、この世界にはまだ未確認が残っている。それなのにライダーはショウイチのクウガ一人。G-3は要らないって言ってたけど、それどころかクウガが居ても手が足りないくらいじゃない?」

海東「まあ、この世界はもう関係無いし、どうでもいいけど」

 今回は「変身しないユウスケ」をネタにしにくいわー。
 仮面ライダーは一人でも世界を救うに足りると信じて、そして信じてくれる人が一人でも居れば、どこまでも戦える。ディケイド13話感想、アギト編終了、実によく纏まっていた。

 クウガとアギトのWライダーが見たかったと、先週言いました。これは視聴後の今でも変わらぬ気持ち。でも、その度合いはあくまでG-3Xとして戦うユウスケによりだいぶ弱まった。姐さんを守る為に逃げ出したショウイチを連れ戻すには、ショウイチを守る為に姐さんが作ったG-3Xしかない。ユウスケがあくまで姐さんを同一視したままだとしたら、クウガに変身していたんでしょう。吹っ切れたから、ああやってアギトの一ライダーを全うできた、本来はクウガという主人公ライダーの一人なのに。本来は全うしちゃマズいんでしょうけど、あんだけ見せられりゃ悪く言えねーよ。
 そういややっぱりユウスケの乗っているトライチェイサー(もしくはビートチェイサー)は、クウガの世界で姐さんから譲り受けた物なんだろうか。あれ、警察製だろうし。だとしたら、アギトの八代さんとの別れのシーンは一段と深いなあ。あえて、最後は姐さんと呼ばず、八代さんで。

 アンノウンの設定は平成ライダー随一の壮大な設定なのに、出たのバッファローロードとアントロードの女王と兵士だけなんだぜ。いやー正直、彼らと真面目に戦ってたら、キリが無い。……アンノウンはスーツが残っていないのだろうか、最初の悪役大集合の時も居なかったし。
 最初にネタにしたけど、世界を次々と回るんだから、壮大であろう戦いがこれから始まるって世界もいいねえ。戦いが終わったクウガの世界や、戦いが仕事であるブレイドの世界、戦いが社会構造に食い込んでいる龍騎の世界、異形との融合や融和が始まっているファイズとキバの世界以外は、全て世界の初期コンセプトが違うみたいで。カブトの世界はどうとでもなるけど、響鬼の世界は戦いが日常化している世界かね

 前回は、オメーそうぢゃねーから!と全力で勘違いしたディエンド。今回は、お宝以上に大切なものの正体を察してました。士も海東も徐々に常識的になっているのだろうか。カブトの天道はこの二人よりはROW値が高かったせいか、常識はあんまり学ばないまま最後までキャラを貫き通した。常識的になる=無個性だから、注意しないとな。
 前回が帝王のベルトで今回がG4チップ、海東が狙うのは劇場版関連のアイテムか? なら、次回は牙王か幽汽かネガ電王関連の品物だろうか。つまんなく考えればライダーパスで、大穴でネガライナーかね。……デケエな、大穴。

 そして、毎年恒例映画リンクのお話こと、電王の世界へ。毎年映画見ないとワケのわからん話になるんだけど、大丈夫かな? あとディケイド単体の映画はどうすんのかという話でして。最新作が二年前の作品のツマだけで終わったらマズいだろ。
 電王が良い作品なのは認めるけど、新しい芽をすべて摘んだら、電王の勢いが止まった時にジャンルごと滅ぶぞ。どうも最近のキャラ業界は、スポンサーの意向かどうかは知らんが、一度当たると浅ましさ寸前まで喰らい尽くそうとするなあ。