士クン人形とユウスケお兄さん(腹話術)

 注:ユウスケはファンガイアにベルトを壊されました

ユウスケ「なんだよ、コレ?」
士「いい加減、こう宣言しておかないと誤解されるだろ? 変身できるのに、戦力になろうとしないライダーってどうなのよ、と。最近完全に俺とその世界のライダー任せじゃないか」
ユウスケ「だって俺、ミラーワールドには入れないし。変身して鏡の外でボーっとしてろってか!?」
士「なるほど、確かに龍騎の世界はそうだな。では、ブレイドの世界はどうなんだ?」
ユウスケ「……」
士「目を逸らすな。ホストに変身できても、ライダーには変身できないのか?」
ユウスケ「チクショー!」

 正直残念な出来だったけど、クールに行こうぜクールに。怒りのスーパーモードでの感想はいかんぞ。噂では元祖剣崎の椿さんがブログでゴニョゴニョらしいけど。
 サクヤさんとムツキの生死が気遣われる、ディケイド感想始まります。

「音撃斬! 雷電激震!」
 轟鬼さんが地面にギターを刺すと、地面がボカーンて爆発……雷電でも激震でもねえし! 電気攻撃のエレクトロファイヤーっぽくはあるけど!
 でも轟鬼さんが出ただけで嬉しい俺が居る。中の人は違うのに。きっと、コレが噂のディエンドの召還ライダーなのでしょう。ライダー召還の際に出現するもやの色が、地獄兄弟&草加召還時の白いもやとは違って、赤いもやだったし。もう一度言うけど、中の人も違うし。鳴滝経由だと、中の人は同じなのかな。
 そう言えば、今回鳴滝出なかった? 最近、各世界のライダーに「ディケイドは悪魔」と吹き込んでいないし、この世界にいたっては顔も出さない。サボってんのか?

 普通にサクヤさんもムツキもカズマも、ベルトちょっと調整するから会社に戻せと言えば、ライダーベルト簡単に揃ったんじゃない? 社長がカリスが変身してまでわざわざ略奪する理由が分からない。
 結局、ジョーカーとパラドキサ死んだの? あまりにあっさりすぎて、理解ができなかった。前の世界でアビスは仁王立ちで技を受け止めたのに、パラドキサはあれで死亡かよ。結局ムツキとサクヤさんはどうなったんだ?
 なんか、士もユウスケもカズマも馬鹿の子に見える……。キャラとしての馬鹿を否定するわけじゃないけど、馬鹿ばっかでストーリーを構成しちゃマズいだろ。
 実際、もうちょっとなんとか話作れたんじゃないかレベルで雑すぎる。
 いやねえ、正直今回テンションが上がらない。むこうが雑なのにこっちが丁寧に書くのも馬鹿らしいって考えるくらいに。これ以上書いてもグダグダっぽいので、ブレイド自体についても考えた次の項で終わりにします。
 これアレだ、比べれば遥かにライトだけど、アニメ版のつよきす見た時の感覚。特撮で例えるなら、後期の響鬼開始時の感情。

 ブレイドの魅力ってなんだろうと本気出して考えてみた。
 ブレイドの魅力、それは全体通してのクオリティの出来の上下ですかね、あえて上げるならば。
 ブレイドって一話だけ抜き出すと、すげーつまんないんですよ。平成ライダー全般に見られる傾向でもあるけど、ブレイドは特に顕著。伝説の名勝負のギャレンVSピーコックや睦月VSスパイダーも、ギャレンがピーコックに騙され続けた挙句に恋人を失った事や、睦月をスパイダーの洗脳から救うために犠牲になったアンデッド達が居る事を知らないと、あんまおもしろくない。橘さんと睦月の迷いを長々と嫌になるほど見せられたから、恐怖心と共にピーコックを打ち砕いたギャレンや、生身で戦う睦月の姿にタランチュラアンデッドの姿を見るシーンにカタルシスを抱ける。
 簡単に言うなら、前編はホントに微妙で、後編でお釣りがくるレベルで一気に取り返すような作品。ちなみに前編はホントに長々とグダグダレベルで何話も続く。グダグダのせいで尺が足りなくて、細部が雑だったのもよく覚えている。ギャレンのパワーアップアイテムのキーワードは『たい焼き』と『宅急便』なところとか。井上先生はこんなんばっかだ。
 つまり、前編と後編の二回だけでブレイドという作品の魅力を再現するのは難しかったんだよ!と、最後にディケイドスタッフをフォローしておきます。前半の感想でけなしたので、フォローも付け足しって事でバランスをね。俺一人が褒めたことで出来が変わるわけでもなし。
 さーて、気を取り直して555の世界だ! 闇夜といえば555だよな!
 555の世界に行くに当たっての問題は、平成ライダーシリーズの中でほぼ未見かつ、唯一主題歌がカラオケで歌えないぐらいに、俺の中で555は縁遠い作品な事。ディケイド開始時から鬼門だと思っていたけど、このテンション低い状態で555の世界に突入とは……。