デッドプール邦訳奇譚~番外編~
F「本編再開する前にさあ、一つ触れておきたいことがあるんだが」
S「ミニ四駆マッドマックスカップのことか? 流石に組むのは間に合わんので、次回があるのを願って構想を練っておくしかないけど」
F「モーターをむき出しにすると、一気にそれっぽくなると思うんだよな。怒りのデスロードからのイメージで、Bluetoothのスピーカー仕込んで、音を出すのも……いや待て、これはこれで突き詰めたいけど、これ違う。いやね、デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント買ってきたんだけど、帯にデッドプールシリーズ、累計15万部って書いてあったのよ」
S「15万部か……数字的に、どんな感じなんだろうな?」
F「マンガとかだと結構ある数字だけど、普通のマンガの単行本より専門誌寄りの扱いで、売っている本屋の数も単価も数倍違うからなあ。本屋的には、結構見逃せない数字だと思うぜ。それに確か、アメコミの邦訳本は1万部いけば御の字と聞いたことがある」
S「小プロのデッドプール誌が累計15万部ってことだから……今のところ出ているのが7冊で……平均2万部以上ではあるのか」
F「デッドプールの兵法入門とデッドプール:モンキー・ビジネスはこの間出たばかりだから、まだ伸びしろがあると思うぞ。それにこの帯がついた8冊目のデッド・プレジデントは当然ノーカンだし」
S「そうなると、すっげえ頑張ってるなあ」
F「昔の百万部単位に比べれば霞むけど、あの時とは出版事情も変わってるわけで。それに、立派な数字だからこそ、“累計15万部”と帯に使われたんだろ」
S「それもそうか」
F「ヴィレッジブックスから出ているデッドプール関連の邦訳本を合わせたら、当然“デッドプールの本”としての発行部数は、上積みされるだろうしな。これから出る本や世間への知名度がグンとあがる映画の公開もあるし、将来性はまだまだあるぜ」