きみあるアニメ版感想~その4~
「揚羽さまー」
「もっと激しく、心の底から叫ぶように呼ぶんだ!」
「揚羽さまーー!!」
「いいぞ、その調子だ! だが、まだまだ、魂を搾り出すように叫べ!」
「揚羽さまぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ようし! それだけ叫べれば十分だ! 俺も叫ぶぜ、揚羽さまぁぁぁぁぁ!!」
というわけで、揚羽さまスペシャルな先週と今週のきみあるでしたとさ。めでたし、めでたし。
終わっちゃマズいよ!!と言うわけで、人気投票三位こと揚羽さま尽くしだった前回と今回。揚羽様が頑張りすぎたせいで、6人のメインヒロインの中で約一名7位転落と言う悲劇が。あえて誰と言わないのは、男の優しさですよ。全然この話とは、あくまで、全く持って関係ないですが、夢お嬢様可哀想だよな。
一応二話まとめて揚羽さまスペシャルと銘打ちましたが、後編一話は揚羽さまメインと見せかけて、執事王を目指す男こと、小十郎メインでした。
「揚羽さま、今、迎えに参ります!」
『これは人類存亡を掛けて戦う、熱き勇者達の物語である』
……違うよな!? あんまりに不意打ちだったもんで、一瞬納得してしまった。OPからこんな感じだったもんでもうね。
小十郎「人の恋路を邪魔するヤツぁ、馬に蹴られて地獄におちろぉ!」
錬「お前が言うなよ!」
錬「俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!」
小十郎「くらえっ、愛と怒りと悲しみのぉ……」
錬「だからお前が言うな!」
たぶん視聴者の半分が錬と同じツッコミをしたと思うぐらいに、勇者王がノリノリすぎる。無双の不人気な正宗もそういや勇者王だったねい。だいたい、関VS檜山って時点で熱血バトル大好き世代には美味しすぎるよなあ。上杉VS武田じゃなくて、勇者王VSキングオブハートなんだぜ。
最後に持っていくのがマスターな辺り、オチも完璧。
順番逆になるが、揚羽さまのお話。揚羽様は、出るゲーム一作出るの遅かったと思うんだ。主としてはあくまで久遠寺家との比較対象にしかならないので、もう強気っ娘でええやん。誰かつよきすがいつヒロイン全員ツンデレというキャッチコピーを言い始めたのか教えてください。アレ、発表当初は強気っ娘オンリーってキャッチコピーだったよね。
話がずれたので閑話休題。
揚羽さまは錬を気に入ってからの怒涛の攻勢が凄まじい、薙ぎ払え!キシャークラスの攻め。腐っては居ないし、早すぎるわけでも無いけどな。とにかく攻め気が強すぎる。つよきすでも、ここまで真っ向勝負を選ぶ攻撃的なヒロインは居なかったぜ。……ほら、良美さんは攻撃的だけど、アレは武力の真っ向勝負じゃなくて毒とか川に流すタイプだから。
揚羽さまの額の傷の原因を考えて見ようのコーナー
1 生まれたときに付けられた
武術の道に入る我が子に親としての愛情を絶つ証として傷をつけるって男塾かなんかでやってたので、そんな感じで。どうも幼少の頃から傷は付いていたようだし、赤子の際に親もしくは財閥党首になんらかの証として付けられたとかが一番ありそうな気がする。実に血生臭いヒロインだ。
2 戦いの結果。
乙女さん辺りと戦って傷つけられたんじゃね? みなとそふとときゃんでぃそふとが完全に和解すればありそうな設定。つよきす二学期見るたびに、両者の溝の深さを感じる。でも、アニメ版で揚羽さまを襲った暗殺者の雇い主はキリヤコーポレーションと明言していたので完全に絶縁はしていないのか?
しかしいくら姫でも暗殺者を他人に送りはしないだろー。キリヤコーポレーションは一枚岩ではないらしいので、きっと誰か姫以外の人物が送り込んだんだろうさ……
「フフフ、流石は九鬼のお嬢様。こうこなくっちゃ面白くないわよねえ。次の刺客は手ごわいわよ?」
「消防署の方から来たぜー!!」
「ちょ、姫! 明らかに路線間違ってるから!」
あかん。なんか電波なイメージが脳裏にピピっと。やっぱ姫もやりかねない人だよね。
次回はどうなるんだ。未有さまか、ちんまいロリメインかー!? 予告でチラッと出た、おしおきっぽいドクロマークに期待。悪玉の一人と生まれ変わった善玉の一人が、きみあるにもいるかんね。
でも正直、次回予告も揚羽さまに持っていかれた。揚羽さまというか、マリアさんに。よりによって色々因縁がある先の人じゃねーか。