日々雑談~1518~
連載が極限まで盛り上がっていることに触発され、劇場版キン肉マン総集編をレンタル。東映系の劇場版アニメは豪快なものが多いけど、キン肉マンと聖闘士星矢は個人的二巨塔。キン肉ドライバー初お披露目やバッファローマンの復活と、もはやパラレル?なにそれ美味しいの状態。星矢まで話を広げると、適当に強いとしか言えない劇場版オリジナルの敵はお約束。悪魔超人は部下の部下とのたまう敵、黄金聖闘士を映画開始数十秒で全員葬る敵、こんなんばっかですよ。アハハー。
しかし、キン肉マンの場合、約一名がこの状況に風穴を開けることに。その男の名前は、悪魔将軍。いや、映画初期はさっき紹介した通り「悪魔超人とかアレ、前座」な扱いを部下共々受けていたのですが、後期になるとNYで復活した悪魔将軍や、悪魔将軍の祖先である朱天童子と、悪魔将軍本人や関係者が評価される流れに。TVシリーズでも、前期の時点で既にコミックスやアニメ共に悪魔将軍戦は終わっていたのに、いったいこの株価変動の裏側には一体何事が?
なお、個人的な劇場版キン肉マンオススメ作品は、当時のアニメキン肉マン最終作でも在る「正義超人VS戦士超人」(時系列的にはタッグトーナメント終了後)です。次々と現れる強敵、相打ちになっていく仲間達。東映系ジャンプアニメの王道を爆進しつつも、ネプチューンマンの復活や後にアタル兄さんが提唱する真友情パワーを思い起こさせるシーンと、王位争奪編が無いキン肉マンの世界を存分に表現しているのですよ。話の下敷きは、ゆでたまご先生の読み切り「デスゲーム」なのもまた良し。実にワクワクさせてくれる作品です。