orz

ちょっと修羅場ってました。
まあ、今日で無事全てが終わったのですが色々な意味で
そんなこんなで修羅場終了後の帰り道、管理人の地元に立ち寄ったついでに管理人に連絡して会う事にしました。

「二時から適性検査があるんで、それが終わったら行くわ」
遂に管理人の教習所通いも山場、適性検査&見極めを貰えばいよいよ卒業検定です。そろそろ家族会議の議題になりそうなので本気で管理人も焦っています。
問題は、現在昼の一時なので暇ができてしまったこと。メシを食って街をぶらぶらしていると……
「もしかして、ふじいくん?」
どっかで見たような女の人に声をかけられました。

「あー……こりゃどうも」
「久しぶりだね、元気してた?」
「いや、まあそこそこッスよ」
適当に会話は弾んでいる中、俺には一抹の不安が。
この人が誰だか思い出せない
いや、見覚えはあるんだ! 見覚えはあるんだけど思い出せない!
まさか貴女が思い出せませんなんて言えるワケがねー
元々女性との交友関係はえらく狭いんだから思い出せよ俺!
「私もそれなりに頑張ってるよ」
「いやあ、それはよかった。ハハハ」
平静を装っているが内心バクバク、ちくしょう、そろそろ思い出さないとバレる。
ここは冷静になって相手を観察するんだ。
たぶん同年代だ。そんな年は離れていない……筈だ。
顔は……見覚えがあるが確証が無い、きっと化粧の仕方とかが変わっている。髪は染めている。女が髪を染めて化粧を変えたら別人にだろうが成りすませる、判断は不可能だがカンでなんとか当てるしかないか?
いや、俺のカンはここぞというときは外れる! ここはカンじゃなくて知性に頼って判別するんだ!
むう? そういえば……
胸デケーなこの人
……あ

「いやー○○さんこそ専門行ってるんでしょ?」
「そーもう大変でさ」
窮地を脱出しひとしきり雑談、そして別れた後に
orz
おまえ……胸で女性を思い出すって人間としてどうよ?
その判別方法は知性じゃなくて、野生とか本能での判断だよ。
いやマジで凹む。結果オーライだけど人間的に駄目すぎる。
「いやー遅くなってすまねえな」
そんな中で管理人さん登場。遅いといいながらも予定より早い登場です。
「おう、早いじゃねえか。今俺は傷ついているんだ」
「俺とて同じことよ」
この男、よもやまさかの適性検査で失格か
「いやー適性検査が実は一時からだった
「……え?」
「これで卒業検定最速でも来週末だ。ヤバい、マジで」
この男がこれほど輝いて見えたときがかつてあっただろうか
世界は広い、俺以上に優れた人間などはいて捨てるほど居る。
だが、俺以上にダメ人間もいるはずだ。
少なくとも、同レベルのダメ人間は隣にいるのだから