魔法少女ごりら☆マギカ~後編~

QB「ほむら。君以外の魔法少女は何処に行ったんだい?」

ほむら「まどかがここにいるじゃない」

QB「まどか以外の、ゴリラ以外の魔法少女は何処に行ったんだい?」

ほむら「後ろを見てみなさい」

オランウータン「……」

QB「確かにゴリラ以外だね。でも、違うよ」

ほむら「あなたは涙をのんでマスケット銃をバナナに持ち替えた、巴マミの覚悟を否定する気なの? もう、ティロ・フィナーレと叫べないのに、それでもああやって戦おうとしている健気さを否定できるの?」

QB「マミにも何があったんだい。沢山のバナナで遊んでいるオランウータンにしか僕には見えないよ?」

QB「でも、ピンク色のまどかと違って、あのオランウータンは普通の毛色だ。マミの要素が一切ないよね」

ほむら「……胸をよく見てみなさい。大きいけど、垂れてる」

QB「垂れてないよ!? 巴マミは大きいけど張りがあるよ!?」

QB「オランウータンのことは忘れよう。むしろ、全部忘れたいよ」

ほむら「あなたは、あそこで争っている赤毛猿とチンパンジーからも目を逸らす気? インキューベーダーがいなければ、争わずに済んだ二匹なのに」

QB「ほむら、もう君は、完全に彼女たちを猿で勘定しているよね」

QB「おそらく、あの二匹は、佐倉杏子と美樹さやかだね。もう流石に、見れば分かるよ。仲良く喧嘩してるし」

ほむら「見れば分かる。遂に貴方もこちら側に来たのね、キュゥべえ」

QB(同士として認定された……!)

QB「赤毛猿は佐倉杏子だとして」

ほむら「そこまで一瞬で見抜いた根拠を知りたいわ」

QB「何故、美樹さやかがチンパンジーなんだい?」

ほむら「チンパンジーには、寝とり寝取られの風習が」

QB「分かったから。分かったから、もういいよ」

QB「このままいくと、魔女がどうなるかもわからないね。もう、僕の常識は通用しないよ」

ほむら「この間倒した魔女は、美女が好きな、体長24フィートの巨大ゴリラ。エンパイアステートビルの屋上まで追い詰めて、なんとか倒したわ。飛行機が勝利の鍵ね」

QB「それは魔女じゃなくて、キングコングと呼ぶべき個体だよね」

ほむら「……みんな、もういいわよ」

さやか「いやー、ドッキリ大成功? なんかあたしに、流れ弾が来たような気がするけど!」

まどか「よくわからないドッキリだったよね。あれ? キュゥべえは?」

ほむら「ネタばらしする前に、肩を落として何処かに行ってしまったわ。ネタばらしする前に。少し、出遅れてしまったわ」(棒読み)

杏子「お前さあ……ネタばらししなかったら、ドッキリにならねーじゃん。ところで、マミは?」

オランウータン「ウホ」(ひときわ大きなバナナを抱えて)

さやか「ひょっとして、ティロ・フィナーレ!?」

まどか「ち、違うと思うよ!? マミさーん、終わったから、出てきてくださーい。マミさーん?」

オランウータン「……ウホ?」