ウルヴァリンvsハルク ミニレビュー
出来る事なら全巻買いたいが、世の中お財布事情という物がある。一本買うならコレしかねえだろ! こんな感じでマーベル・アニメイテッド・ユニバース6 ウルヴァリンVSハルクを買いました。なにせ、デッドプール出ちゃってるしね。そして元来のハルク好きとしては、これを選ばぬ道理はない。
変な赤いのが出ていなければ、プラネットハルクこと超人ハルク:サカールの予言も選択肢に入ったんだけど(ボソッ
実はこのウルヴァリンVSハルク、メインのウルヴァリン戦だけでなく、ソーvsハルクも収録されています。つまり、ハルクの二本立て。ビバ、パワーキャラ!
両者ともに内容としては「悪い奴がハルクを利用しようとして、大変なことになる」という流れです。つまり、ハルクのテンプレ。ハルクを利用しようとして、幸せになった人間なんて、アタイ見たこと無い。
あくまで個人的な好みですが、ハルクを主眼に置いた場合、出来が良いのはソーの方です。ウルヴァリンは、敵がウルヴァリンのヴィラン(セイバートゥース・デスストライク・オメガレッド・デッドプール)ばかりでストーリーの根っこもウェポンX計画なので、ぶっちゃけハルク居なくても別に平気なんですよね。ウルヴァリンと宿敵が戦ってたら、ハルクと言う名の天災が来た感じ。飽くなき戦いを繰り広げる、ハルクとウルヴァリンの姿は魅力的ではあるのですが。あとデッドプールうるさい。超うるさい。「死ね死ね死ね死ね(以下繰り返し)死ねー! さてオレは、何回死ねと言ったでしょうか!?」
対してソーの方は、ロキがソーを倒すため人間界からハルクを呼び出したというストーリー。ハルク合ってこその話なので、ハルクとストーリーは不可分です。あっさりロキの手に負えなくなり、アスガルドと神々を破壊する勢いで暴れるハルク。友と世界を救うため、命をかけて奔走するソー。そしてブルース・バナーの、勇気ある決断。大迫力の、骨太作品です。
両作とも見るべきところは多いので、興味が有る方は是非に。ウルヴァリンの爪が血を撒き肉を切るので、規制なしでの地上波放映は難しいかもしれません。OVAならでは。
しかしウルヴァリンを始めとする不死身系キャラに、アスガルドのタフな神々。もしかして、ハルクの対戦相手にウルヴァリンやソーが選ばれたのって、本人+関係者に殴りがいがあるからだろうか。とんだ災難としか、言うことがねえ。