日々雑談~922~

 自身の力が思う存分に震えぬこと、力が減少し身に力が入らないこと、様々な至らぬ経験をして来た騎士王にとっても、この感覚は初めての物だった。
 何も感じず、何も湧き出ず、何も痕跡がなく。言うなれば、この感覚は喪失。自分の柱であったものが、根こそぎ消えてしまったのだ。
「余に感謝するがよい。今ここで、貴様は楔からようやく解き放たれたのだ。王者の剣に手を掛ける前の、少女に戻ったのだ」
「皮肉な話だ。下に背かれた王が、此度は聖杯にも背かれるとは。お互い、反面教師とせねばなるまいよ。この、アーサー王でもサーヴァントでも無くなった、只の少女を」
 鉄面の王と異次元の支配者は、装備の重みに負けそうなセイバーを、思うがままに嘲笑っていた。

 ん? いやまあ、キャプテン・アメリカも観てきたことだし、そろそろアメコミカタツキⅡを固めていこうかなと。こうして断片的に雑談に書いていけば、自身のイメージの強化と予告を兼ねられますし。今週辺り、ちびちびとやっていければ。きちんとしたSSや放談を出すには、ちょっとまだ、色々と立てこんでおりまして……。