Marvel Universe WIKIを見てみよう~有名ヒーロー編~

サイレン(以下S)「いやー中々面白いね、このMarvel Universe WIKIは」

ふじい(以下F)「英語なのが難点だけど、情報量がハンパねえからな。個人的には、キャラクター項目に載ってる、能力値表が面白いと思うね。記入されていないキャラもいるけど、だいたいのキャラには記載してあるヤツ。例えば、このスパイダーマンの場合はというと」

S「右に載ってる、赤と青のグラフだな。青がオフィシャル、つまり公式設定による強さで、赤はファンが考えた、これぐらいだろうという強さか」

F「公式とファン目線の二つを同時に載せているのがいいね。スパイダーマンの場合は、ファン>>公式。つまり、ファンが思うよりは強くないってことだ。人気ヒーローはどうしても、ファン目線の能力値が水増しされてしまうね。ウルヴァリンもイメージ上の強さが先行している」

S「まあ確かに、ウルヴァリンはもちっと強くてもいい気がするなあ。なるほど、こういう気持ちが赤のグラフに直結してるのか」

F「どうせだから、人気ヒーローやこのサイトで触れてるキャラも見てみようか。この能力値表、日本でも仮面ライダー辺りで出来そうだけど、絶対赤グラフが荒れるよな。あと多分、一度公式が分かりやすく能力値を発表してしまうと、必要以上に拘る人が出てくるだろうし。多分、俺が知らないだけで、向こうでもそれなりに荒れてるんだろうなー……」

キャプテン・アメリカ

S「人間の限界点だけあって、低いなあキャップ」

F「気高い精神や怯まぬ勇気みたいな、グラフに換算されない辺りに彼の強さの根源はある気がするので、こういうのには向いてないかもな」

S「でも流石にファンの評価は高いな。流石アメリカの象徴」

F「いやあ、だってなあ、同じく人間の限界点なこの人の能力値を見てみろ。コレ見たら、キャップの能力が低すぎるって感じても無理ねーわ」

S「クソ高けえ! 流石は冷酷無比なパニッシャーさんや!」

F「パニッシャーの強さもグラフ換算できない強さだと思うんだけどなあ。キャップとは別の方向性で」

アイアンマン

F「ファンの評価もそうだけど、公式設定も高いな。ビッグ3の面目躍如だ」

S「特に弱点ないしな、社長。空が飛べなかったり、遠距離攻撃が無かったりといった、目に見えた弱点がない。ただ、逆に社長の場合、グラフに載らない欠点や弱点があるような」

F「俺もそう思う。この人ホント、アメリカ人なんだよな。キャップがアメリカの理想の結晶ならば、トニー・スタークはアメリカの現実の集合体。アメリカの強引なところや俺はいいけどお前はダメだ!みたいな自分勝手さが、トニーには垣間見えて。ただまあ、こういう人間臭さがあるからこその、愛称“社長”。なんだかんだで、愛されている人です」

マイティ・ソー

S「頭の悪さ以外、完璧だな」

F「うん。キャップ、社長、ソーの三人でマーベルヒーロー最高峰の三人組ことビッグ3。神様だけあって、ソーの能力値は三人の中でもずば抜けてるな」

S「しかし、なんでソーはマブカプの使用キャラじゃなかったんかね。アシストでは出てたし、最新作の3ではようやく使えるみたいだけど」

F「理由は二つ有る。マイティ・ソー、すなわり雷神ソー。雷攻撃が、天候操作能力を持つX-MENのストームともろにカブっててねえ。ストーム人気あるし、何より前作で既にモデリングできてたし」

S「報われねえ」

F「あとはホラ、ソーってビッグ3にしては、少々人気が……。キャップと社長は、この間の人気投票で一位と二位だったけど、ソーは六位だからね。今度映画やるし、多少は盛り返すと思うんだけど」

S「……」

F「ちなみに俺は、ソーのことを“Marvelの間桐桜”と呼んでいる」

S「やめてあげて! 境遇まんまだけど、やめてあげて!」

ハルク

F「パワーキャラが弱いだなんて誰が言った! ハルク、見事な能力値」

S「……」

F「ある未来世界では、全てのヒーローやヴィランを倒し覇王に! 倒したヒーローのマスクや装飾品をコレクションしている老ハルクことマエストロ。マエストロを2で割ると、ネプチューンマンとネプチューンキングまんまになるけど気にするな! あの時期のゆで先生は、さんざアメコミに元ネタを求めているけど、偶然偶然!」

S「……」

F「本気で殴れば物理攻撃無効のバリヤを破壊できるという、矛盾をも砕くパワー。一度心底ぶち切れた時は、アイアンマンやX-MENを歯牙にもかけず撃破。アイアイマンは対ハルク用のハルクバスターを着用し、X-MENはミュータント数十人で総攻撃をしかけたものの、本気のハルクには全く敵わず。まさに力こそパワー! ところで、なんでさっきから無言なんだ」

S「いや、この間、マーベルVSDC読んだんだけど」

F「ああ。バットマン対キャップやスーパーマン対ハルクといった夢のカードが目白押しの、アレね」

S「あの時のハルクって、ブルース博士そのものの理性があった時期じゃん」

F「うん。スーパーマンはロンゲだったし、スパイダーマンはクローンだったね」

S「あのハルクのドヤ顔や物言いが、すごくムカツイてさ。思い出すたびに、イライラする。ぶん殴りてえ」

F「別に止めんけど、殴った腕が折れるどころか、体ごと折れるぞ」

 次回、サイトで触れてるヒーロー編。赤タイツや骸骨男とか。