日々雑談~546~
ふじい(以下F)「うーむ」
サイレン(以下S)「どうした。難しい顔をして」
F「いや。コレなんだけどね」
S「ラノベか。どれどれ……なあコレ、まんまウォッチメンじゃね?」
F「企画段階の時点でウォッチメンの名は出ているし、あとがきでも冗談交じりで『ウォッチメンなんて知らないヨ!』と言っているので、パクリというよりや、オマージュやパロディに近いだろうな。ウォッチメンはヒーロー、アンチ・マジカルは魔法少女って感じで。新人賞受賞!なんて肩書きがついてなくて良かった……。そういうのを貰っちゃいけない類の作品よね」
S「ふーん。で、肝心の出来は?」
F「じっくり読んだわけじゃないから、なんとも。そうだねえ、アラン・ムーアの作品をパロる度胸は俺には無いねえ。いろいろな意味で、濃い人だから」
S「そ、そうだな。このオッサン、外見を見る限り、雷系の術とか使えそうだしな……」
F「まだストライクウィッチーズの元ネタのエースパイロットに、日本じゃアンタは女の子でズボン履いてないんだぜ!って伝える方がマシかなあ」
S「そこまで! そこまで危険なの!?」
F「変に歪曲されて、あちらさんに伝わならなきゃいいけど。ウォッチメン自体、版権やら何やらで揉めてる作品だし」
多分、あっちでこんな企画出して、本を流通させたら、作者どころか出版社ごと吹き飛ぶんじゃなかろうか。