言葉はいらぬ、全てを振り切れ!
巧「アクセルフォームは負けないぜ」
天道「ハイパークロックアップは無しにしてやろう。俺の優しさに感謝するんだな」
士「ブレイドのマッハじゃ追いつけんか? さて、誰で行くとしようか」
翔太郎「……ライダー同士の徒競走か。最速の称号を得るのは一人だけってな。んで、なんで照井は参加してないんだ。どう考えても、流れ的に参加しておくべきだろ」
フィリップ「今週、トライアルになったばかりだからね。あっちで予選に参加してるよ」
霧彦「全てを脱ぎ捨てた男と、ナスカの高速移動が合わされば負ける道理はない!」
ミック「フミャー!」
照井「悪いが今日の俺は速いぞ。全てを振りきれるぐらいにな!」
翔太郎「番組内予選?」
フィリップ「ナスカの高速移動と、ナスカに追いつけるスミロドンと、新進気鋭アクセルのトライアル。実際誰が速いのか、実に興味深いよ」
あとW作中内で速いのは、コックローチぐらいか? ナスカは技能習得直後に亡くなってて、スミロドンは前線に出る回数が少ない。勝敗を判断すべき材料がいかんせん無いなあ。きっと三条先生なら、トライアルVSスミロドンを見せてくれると信じて。仮面ライダーW 36話感想。
アクセルとウェザー。そろぞれ命をベットした宿敵同士、負けてツケを払うのはどちらか?
「1発で効かないなら10発。それでもダメなら100発!」
このセリフといい、落石といい、バイク特訓といい。シュラウドの根幹にあるものが昭和ライダーすぎる。トライアルになる事は簡単でも、使いこなすのは難しい。だから特訓だ! この流れ、素晴らしすぎる。
アクセルの新たなる力、トライアルフォーム。装甲を排除し、高速戦闘を可能にする新形態。この格好なら動きやすいと、スーツアクターさんにも高評価だ! 実際、今までのアクセルのスーツは、ゴテゴテしてて動きにくかったらしい。
強化形態ではなく、新形態。何故ならスピードの代償に攻撃力と防御力を失ってしまっているから。アクセル初陣のアイスエイジの氷や重装甲のトライセラトップス相手なら、ノーマルアクセルの方が組みしやすそうだしなあ。純粋なパワーアップであるエクストリームより、フィリップ投入という代償を支払う必要があるファングに近いか。ゴロゴロ最終形態が出ても(作品的に)困るしねえ。
せめてケツアルコアトルスを手に入れてから、謀反を起こせばいいのに。最も、髭剃りの時点で詰んでるか。遂に冴子&井坂謀反。謀反にしては地固め不足だけども、もはやしょうがない。地固めが大事なのは、明智光秀が歴史で証明済み。
実際、ウェザー+ケツアルコアトルスってどんだけだったんですかね。まさか、飛行能力の付与だけじゃあるまいし。でも、タブーがいなくなれば、ミュージアム幹部クラスで飛べるヤツはいなくなるのか。そりゃ圧倒的に有利だわ。テラーは浮けそうな気がするけどな。
しかし若菜を説得出来ないわ、仮面ライダーばりのアクションで動くミック様に逃げられるわ。もうこの時点で謀反失敗じゃねーか。クレイドールはタフだし、スミロドンは未だに負けどころか劣勢さえ無しだぜ? 戦力足りねーよ。
「所長。左とフィリップによろしく伝えてくれ」
「冴子君。戻ったら、ドーパントではない君の身体を見せてください」
奇しくも決戦前の二人に立つ死亡フラグ。正直、どっちが死んでもおかしくないので、すわ相打ちか!?と伺っちゃったよ。
長きにわたる因縁に終止符。照井竜VS井坂深紅郎、仮面ライダーアクセルVSウェザー・ドーパントの最終決戦。今だ力を使いこなせない男VS勝てば力を手に入れられる男。こう言い換えれば、勝敗は自ずと……。
トライアルの速度は雷の速さも凌駕する。雷雲の檻を掻い潜ったアクセルは驚くウェザーに肉薄し、躊躇せずマキシマムドライブを発動する。およそ9・8秒のドライブ開放。しかしこの9・8秒に何発の蹴りがウェザーに叩き込まれたのか、見極められたのは一人しか居ない。その一人以外が見たのは、絶望に辿り着いた敗残者、ウェザーの姿のみ。
蹴りの猛打、アクセルトライアルの必殺技であるマシンガンスパイクは全てを振り切っていった。
分析すると、まずウェザーがアクセルをナメてたんでしょうなあ。正直戦績を省みると、ウェザーが負ける要素は全く無い。せいぜい、サイクロンの力に面食らって撤退ぐらいでしょ。一度負けた時は、ウェザーVSアクセル&Wのハンディキャップマッチだったし。しかし、トライアルの速さは逃げる間さえ与えてくれなかった。実際井坂先生はかなり用意周到なキャラです。なんだかんだで、何度も逃げおおせているワケで。倒すには、こういう奇襲が必要だったんでしょう。CJXはビースト相手に見せてしまっているし。
まああとホレ、犠牲をいとわぬ男が、犠牲を人に押し付ける男に負けるワケねーじゃん。井坂先生が覚悟して、ケツアルコアトルスの力を使っていたらわからんかったね。
井坂深紅郎は報いを受け、凪は無事助かり、照井はデレた。大団円の中、浮かび上がるのはシュラウドへの疑念。
どうも琉兵衛はあの時井坂にメモリを渡していなかったようだし、井坂はシュラウドの事を知ってるし。この二つの事柄から浮かび上がるのは、シュラウドが井坂にメモリを与えたのではないかという疑惑。よく考えれば、結果的に井坂もミュージアムにとっての害悪になってるな。ある意味、二人のライダー以上に。
今後の鍵は、やはりシュラウドか。結果的に照井とも決別したし。今後、戦いにどうやって介入してくるつもりだ……?
次回、ミュージアムの支援組織登場。支援組織、懐かしい響きだ。V3後半は、デストロン支援組織(キバ一族・ツバサ一族・ヨロイ一族)との戦いだったもんな。明らかにV3モチーフであろう照井さんも、まだまだ忙しそうだな。