日々雑談~5788~
「翔んで埼玉」が完全ノーカット放送、2月8日の21時から https://t.co/y6ytTuOCF0
フジテレビが、おねげえします! 地上波初放送はウチでやらせてくだせえ!と泣き叫ぶテレビ埼玉のスタッフを足蹴にしてテープを奪い取ったとしか思えないので、都民ぜってえ許せねえ……!— 藤井三打 (@nikuzousui) 2020年1月21日
上のツイートは翔んで埼玉仕様なのでアレなこと言ってますが、興行収入も上々な状況だった中、早急に地上波放映を決断してくれたフジテレビには感謝です。ソフトや配信やレンタルの売上を考えると、もうちょっと引き伸ばしても問題ない作品だっただろうしね。
2019年、去年の映画のベストを決めろと言われたら、まず候補に入る、翔んで埼玉。元々全一巻と、映画にするには足りない尺を現代パートや郷土愛や映画ならではのスケールで補ってみせた、実写化の手本の一つと言いたい作品。修羅の国福岡とかグンマーとか、郷土いじりは駄目な人は本当に駄目なラインなんだけど、この点、翔んで埼玉は上手くバランスを取ってみせたなーと。
全体の大仰なノリもそうなんだけど、埼玉県民は文化圏が微妙に分かれていて、県としての団結がゆるい結果、上手く映画を受け入れられた感じ。東上線と埼京線と西武新宿線の住人それぞれ、話してみると結構違うもんな。スポーツ一つとっても、埼京線はレッズやアルディージャのサッカー寄り、西武新宿線はライオンズの野球寄り、東上線は地元スポーツとちょっと距離を取ったノンポリ寄りと、路線で分けただけでこれですよ。各県に土地ごとの差はあれども、これほどパッカーン!と割れてるのも珍しいわね。
まあしかし、こういう東京VS埼玉で映画が作れるんだから、日本は平和な国です。たとえば今のアメリカで、翔んで埼玉リメイクをやったら洒落にならんと言うか、ぶっちゃけ現在のアメリカがリアル翔んで埼玉ですからね。都市圏とそれ以外の距離感が、本気で溝になっていると言うか。やっぱ地元ネタって、豪快に見えて繊細だわ。