2011年11月13日
/ 最終更新日 : 2011年11月13日
fujii
アメコミ
どうせアレだろ!? 「マブカプ3アルティメットでデッドプールに追加されたアレンジコスの元ネタってなんなんですか?」って質問が来るんだろ!? だったら、聞かれる前にやってやるよコンチクショウ! アレコスの情報が流出した時から覚悟してたよ! やってやらあ!
注:こんな前置きですが、実際質問されること、というか、声をかけてもらえること自体が凄くうれしいので、誤解なきようお願いします。
デッドプール&ケーブルの最終号。セカンドカミングで戦死した、ケーブル葬式後のお話。
一人ケーブルを偲ぶデッドプールは、ある事を思い立ち旅立つ。向かったのはヨーロッパの小国ルメキスタン。かつてケーブル&デッドプールの主要な舞台となり、遠い未来においてタイプワープしたケーブルとしつこく生きていたデッドプールが再開する場所。ケーブルとついでに自分とも縁深い地に訪れたデッドプールは、街行く人に問いかける。
「お前らー! みんなのヒーロー、ネイサン・サマーズ知ってるだろ! デッドプール&ケーブルの名コンビを知ってるだろ!?」
だが、誰もデッドプールの叫びに、答えを返す者はいなかった。ルメキスタンは、独裁者による支配と内戦による混乱により、荒廃を極めていたのだ。
戦乱のルメキスタンを回るデッドプールは、ケーブルとの様々な思い出を回想する。ぶちのめされた思い出、一緒に戦った思い出、シビルウォーの思い出、後ろからケーブルの頭を撃った思い出。
「うっせーよ現実! 今、回想シーンやってて忙しいんだから呼ぶんじゃないよ!」
やがて、政府側の駒として使われそうになったデッドプールの脳裏に浮かぶ、ルメキスタンの痩せた赤ん坊。最後に思い出したのは、希望の子を守り未来へと旅立ったケーブルを見送った今生の別れの記憶だった。
決心したデッドプールは、様々な武器とケーブルが好んで使っていたポーチ、白いウィッグを装備し、名乗りをあげる。
「やって来たぜ! ケーブルプール! おいおいナレーションさん、センスが無いって? デッド・ネイトよりはマシなのに、野暮なコトを言うなよ」
ケーブルプールは政府軍に特攻、さんざんに暴れまわり、独裁者の軍を壊滅に追い込むという偉業を成し遂げる。
やがて誕生した新国家、ニュー・ルメキスタン。風船が飛び、紙吹雪が舞う明るい通りでのパレード。チャリティにやってきたレディ・ガガのコンサート。パレードの中心、レディ・ガガとのコラボ。どこにでも救国の英雄であるケーブルプールは居た。
ルメキスタンの国民は、彼の名を連呼する。ケーブルプールやデッドプールではなく、彼が自称する本名、ネイサン・サマーズの名前を。ネイサン・サマーズは、再びルメキスタンのヒーローとなったのだ。
全てを終えたデッドプールは、ケーブルの墓前に戻り、延々とつぶやいていた。
「お前はあそこにいたんだ。ネイト、確かにお前はあの国にいたんだ……」
あれ? これデッドプール&ケーブル最終号のレビューじゃね?
まあ、いいか!