ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その12~
ディスクウォーズ:アベンジャーズ第12話!
パワー属性としてアブソービングマン、ジャガーノート参戦!
「そのキャップのシールドを俺が触ったら、最強になるぞぉ!」
アブソービングマン、アベンジャーズに優しいというより視聴者に超優しい。アブソービングマンに関しては、ディスクウォーズ開始前にこちらでちょっと書きましたね。アブソービングマン(ゾンビ)大活躍のデッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス もヨロシク!
というわけで、今日はハルク回。実の話、ディスクウォーズのメインメンバーで最も多くの少年と共にあったのはハルクと言っても過言ではなく。最初からして、良きアベンジャーズの友であるリック・ジョーンズが共に。リック以降も複数人良き少年の相棒が居ましたからね。彼ら、ディスク使う側として出てこないかしら。
勇気、知能、それぞれ優れたるハルクのパートナー達と並ぶことになるエド君。小柄で気弱な彼は、一見劣って見えてしまいがちですが、迷いあれど一番ハルクの友として大事な物を持っているので、大丈夫でしょう。
ハルクの相棒に最も必要な事は、ハルクを信じることです。信じてくれる人がいる時のハルクは、無敵。恐るべき怪物ではなく、正しきヒーローとして。
今日の紹介はジャガーノート……と言っても、元よりジャガーノートは有名キャラ。ここはあえて、ちょっと突っ込んで。マーベルパワーキャラの両極こと、ハルクとジャガーノートのスペックを項目ごとに比較してみましょう。今回の話はホラ! ハルクレギュラーで、ジャガーさんゲストだししょうがないよ!
パワー:ハルクは怒りによってパワーが上がり、その際限は無し。この天井知らずのパワーこそがハルクの売りであるが、ジャガーノートのパワーの源であるサイトラックの魔石も、かなりの底無しである。そもそも平常時のジャガーノートも、完全に魔石に適合しているとは言えず、シンクロ率100%、通称トリオン・ジャガーノートとなれば、光の国の超人のごとく巨大化。次元の壁を腕力でぶち壊すという無茶をやらかす。ハルクもテレパスを使って限界までブチ切れると、物理無効バリアを物理でぶっ壊すという無茶ができるので、こいつら力こそパワー過ぎて困る。
おそらくトリオンならば、全ヒーローを総なめしたワールド・ウォー・ハルク時のワールド・ブレイカーなハルクとも五角以上に渡り合えたと思われる。問題は、ハルクはあくまで怒りという自身の中にある物だが、ジャガーノートは魔石サイトラックを介して邪神サイトラックから力を得ている。
つまり、サイトラックの気まぐれという不安材料が大きく、彼の意に沿うような邪さを見せたり、サイトラックを直接殴り倒すことで望み通りの力を得たりと、全力の条件がハルクに比べて若干厳しい。……全力条件がブチ切れるだけなハルクがむしろ簡単すぎるような気もするが。
防御:ハルクはヒーリングファクターを持っている。ウルヴァリンやデッドプールに比べると流石に落ちるが、並の傷であれば戦闘中でも、致命傷でもそのうち勝手に回復する。HP数万のボスキャラが、HP回復(小)もしくは(中)を持っていると考えると、非常に恐ろしい。
ただ防御面の話を持ちだした場合、ジャガーノートはとんでもないことになっている。
まずエドくんも説明した頭のヘルメット。このヘルメットを装備していればテレパスは効かない上に、ヘルメット自体の防御力も高い。ハルクはむしろ、テレパスによく引っかかりダマされる。
更に恐るべきは、生存能力。サイトラックの加護があれば、ジャガーノートは食事も水も、空気でさえも必要としない。深海も歩けるし、宇宙も泳げる。ハルクも生身での宇宙遊泳はやったことがあるが、流石に息を一杯吸って我慢して泳ぐのが精一杯だった。所謂、江田島平八方式。
HP回復を持っているが状態異常にかかるキャラ、かたや重装甲でENほぼ無限かつ状態異常がほぼ無効なキャラ。どっちが厄介かと聞かれれば、おそらく後者だろう。いやまあ、両方共そもそもHPが数万とか数百万なので、詰むボスキャラレベルの強さがあるけど。お前ら、ネオグランゾンか何かか。
そしてこの二人、生身での大気圏突入を成功させているので、防御力の方程式としては以下のようになる。
ハルク、ジャガーノート、江田島平八>>(大気圏突入の壁)>>ザク
素早さ:ぴょんぴょん跳んで高速移動、本気で跳べば大気圏突破一歩手前。そんなハルクに比べ鈍重なイメージがあるが、ジャガーノートも十分速い。高い防御力を全面に押し出した突進力は、山も谷もビルも軍事基地もぶち壊すド迫力走行。走行中でも、ヘリコプターぐらいになら簡単に飛びつける。あえて言うなら、高いジャンプも含めた立体移動のハルク、あくまで直進を主とする直進のジャガーノート、このような形で書き分けられているきらいがある。
ただジャガーノートの場合、遠くに行く場合の手段として、ハルクとは全く違う物が一つある。まず飛行機の座席を空港窓口で予約。ヘルメットやアーマーは脱いで手荷物扱いに。私服で飛行機に乗り込んだら、大人しく離陸待ち。暴れた場合自分はともかく周りに迷惑(ヒント:墜落)がかかるので、飲酒厳禁。あとはお気に入りの歌手の曲をヘッドホンで聞きつつ数時間眠るだけで、目的地に。非常に理性的かつ、見習うべき紳士な移動方である。
……やっぱりこの人、邪なる破壊を力とするサイトラックの眷属に、向いてないんじゃないかな。