日々雑談~1971~

 ふうむ、ジャンプで連載していたレディ・ジャスティスが終わってしまったか……一強の超人の隙間を、エロで埋めようとするというのは、悪い手段ではなかったかと。ただ、全体的にケレン味というかハッタリ感が無いのがまずかったか。特に敵側に。
 僕のヒーローアカデミア、今週ヒーロー社会に抵抗するためのヴィラン連合結成の流れが描かれたのですが、もうね、すっげえハッタリ力。まだ候補者がズラーっと出るだけなんですけど、どれもビジュアルの時点で一癖ありそうで。同じ超人ならキン肉マンもそうですけど、見た瞬間「おっ!」となれるキャラ付けやビジュアルは超大事。多数の超人を描くなら特に。
 例えばキン肉マンの悪魔騎士、両手が針付きの鉄板! 腕が6本! いきなりのニンジャ! ゴールドライタン四角い大巨人! がウォーズマンの体内で一気に勢揃い! もうね、見ただけで強そうだと。こいつらやってくれるな!と。普通に日常生活が出来ないレベルの強さへのハッタリ。たまりませぬ。ディスクウォーズに出たバイビーストや今週のアルティメットスパイダーマンに出たウェンディゴ辺りも、頭二つ並んでりゃあなあ! カナダ伝説の怪物かよ!と、これも一目見ただけで分かる、ハッタリの好例ですよね。
 まあ、一強超人の元祖ポジションなスーパーマンも、互角以上の相手(例:ゾッド将軍、ドゥームズデイ、ビザロ)や搦手や策略で立ち向かってくる相手(例:レックス・ルーサー、トイマン、バットマン)と、常に手抜きで圧勝な状況はあまり無いですからね。それに、全身機械のメタロや自称正義のヒーローなアトミックスカルのような、ハッタリ効きまくってるキャラも多いですし。ヒーローのスペックが高ければ、どうにか喰らいつくのが悪党ってもんですよ。
 レディ・ジャスティス、期待はあったんだけど、やっぱ敵もしっかり設定やらしいコスチュームを着てくる馬鹿野郎で無いと、難しいよなあ。特に、連載となると。

日々雑談~1890~

>地元書店にデップー邦訳版入荷。しかも『店員のオススメ』的なポップが。この田舎(東北最南端)になんたる剛の者がと思ったですよ(笑)

 まさに、気合入れていきます!な状態ですね! デッドプールを始めとしたアメコミ邦訳(高額な趣味の本)は、固定客が付けば本屋さんにとっても美味しいので、是非とも上手く行って欲しい所。特にデッドプールは、なんかの拍子で売れたりする率が高いし! 映画がまだでも、アニメはゲスト出演でも、頑張ればどうにかなるさ!

>アナログゲームはデザイナーの嗜好が見えてきておもしろいですよね。3、4人でワイワイ騒ぎながらやるのでしたら「ダンジョン・オブ・マンダム」もおすすめです。またボードゲームでは是非とも「カタンの開拓者」をどうぞ。

 ダンジョン・オブ・マンダム、このハッタリ有りなチキンレースっぷりは、ウケるかも。ありがとうございます、チェックしておきます! カタンの開拓者もぜひやりたいのですが、まずコレは好むメンツを集めないと……。
 そして魔軍棋に関しては、プレイレポートを発見。なるほどなるほど、こうして遊んでこう適用すればいいのか。こうやって写真付きのプレイレポートがあると、一気に距離が縮まった気がするな!

犯罪都市を舞台に女性ヒーロー描くアクション、ジャンプで始動

 最初、今週のジャンプの表紙を見た時は「女子プロレス物? やばい、大好物じゃないですか!」と。そして中を見てみたら「アメコミヒーロー物? やばい、大好物じゃないですか!」と最終的に大好物に着陸。そんな新連載、レディ・ジャスティス。
 アメコミオマージュものとなると、僕のヒーローアカデミアとの競合が懸念されますが、むしろ主人公最強物としての対抗馬は、斉木楠雄のΨ難や暗殺教室。ヒーローアカデミアが超人の居る世界ベン10や超人たちの学園X-MENだとしたら、レディ・ジャスティスはスーパーマン。ただ日本を舞台にするのではなく、「恥じらい」という独自の要素を「ヒーロー」に掛け算してみて、ジャンプの、日本の読者層に受け入れられるようにしてみる。こういうローカライズは大事かつ面白いですし、ぶっちゃけ俺もやってみたいな!と思う側の人間。舞台が剛寒市(ごうさむし)で、「彼が出た時点でそれ即ちヒーローコミックスになる!」な大物っぽい人が居たりと、ネタは拘らず幅広く拾っている感じ。うんうん、イイヨー。
 しかし、アメコミオマージュものとしてヒーローアカデミアとは被っているわけですが……コレ、ジャンプ編集部が「アメコミオマージュ」を推せる物として認めたってわけで、何気に凄いんじゃなかろうか。推すにしても競わせるにしても、そのジャンルに可能性が無ければ、まず本誌誌上でンな事しませんからね。
 タイバニにヒーローアカデミアのようなオマージュもの、映画やディスクウォーズといった取っ付き易い作品、色々な人や切り開いてきた道が、また一つ上のステージに。直接オマージュでなくとも、部品としてアメコミの要素を使っている作品も多い昨今、こりゃあ思いもよらぬでっかい方向性で面白くなってきたか?