オーバー・ペネトレーションズ#2-2

「もう、勝てないねえ。次は」
 キリウの入った棺桶を見て、バレットはそんな感想を述べた。
「ならば、次がない所に送り返そう。母国に送り返してしまえば、きっとおいそれと帰ってはこれまい。どんな王でも、身内の恥の再出国は許さない」
 オウルガールも、暗に認めていた。もはや街に、この怪物を閉じ込められる檻は無いと。
「ならいいけどさ、なんかその内、パワーアップして帰って来そうで怖い。自ら、女王になっちゃったりして」
「嫌な事を言うな。もしそうだとしても、私とお前が居れば、次も大丈夫だ」
「そうだね。居れば、大丈夫だ。もう一人じゃ無理だ。一人だったら、俺は逃げるよ」
「お前にコスチュームをずり下ろされた時、キリウは本気で怒っていた。小賢しい男め、これぐらいで余が恥ずかしがるか! 次は、目が合った瞬間殺されるな」
「目があったら、死ぬより先に石になるけどね。どうもファクターズとはある程度仲良くやれても、キリウとだけは上手く行かないなー」
「犯罪者に色目を使うな」
「ヒーロー仲間には?」
「……馬鹿」
 拗ねるオウルガールを見て、バレットは嬉しそうに笑う。笑ったまま棺桶に近づくと、こっそり棺桶めがけ呟いた。
「という訳で、勝ち逃げさせてもらうよ。悪いね」
 ガタガタと、棺桶が大きく揺れる。余計なことを言うなと、オウルガールはバレットを、軽く小突いた。
 このしばらく後、バレットは見事勝ち逃げに成功した。死ぬことにより。

more

日々雑談~1311~

 改めて日本の特撮業界と照らしあわせてみると、映画アベンジャーズって、既に自身の物語を一度完結したヒーローが集まる、先輩ヒーロー客演回みたいなものかもしれん。7人ライダーVSデルザー軍団的な。ウルトラ兄弟VS∪キラーザウルス的な。

ジーン・グレイ学園教員採用試験に臨み「贖罪やバイク燃やせます!」とアピールするものの不採用。

悪の匂いがすると、カーニバルへ。ふと振り向くと、後ろには泣き叫ぶ子どもたちとカーニバルの夜店の景品全部かっさらってご満悦なデッドプール。

ミュータント狩りに参加し、ペナンスアイで焼き尽くそうとした所、チェンバーの放射ブレスの大火力により消滅。

 ゴーストライダーがアレなのではなく、俺が読んでいるものがアレなせいで、最近こんなシーンでしかゴーストライダー見てねえよ!というオチだと思いたい。フォローしておくと、ミュータントかつ経験者なストームが面接に来た時点で採用試験はみんな(ブレイドやサスカッチやロングショットやデッドプール)勝てるわけなかったし、カーニバルには別の所にちゃんと悪魔いたし、ミュータント狩りは狩るのがむしろ当たり前な世界Age of Xでの話です。やっぱコレ、俺の追っているものが微妙に的はずれなせいだな。

日々雑談~1310~

ゴーストライダー2、『コミック側からの援護射撃がないこと』『ラジー賞主演男優賞ノミネート』『燃焼系ヒーロー』『遅れに遅れての日本公開』『アベンジャーズとは関係なし』 全て見終わった後に「そうか、分かったぞ…!」と納得する感じでした。(Twitterでの感想)
 
 というわけで、ゴーストライダー2観て来ました。開始10分前どころか、映画泥棒の登場直前に駆け込むような忙しさ。我ながら、よく間に合ったな。
 Twitterの感想だと一見厳し目の感想ですが、そこまで悪い映画ではないです。かと言って、素晴らしい映画かと聞かれると……他の方の感想も結構割れているんですが、これ多分、見る前にどの高さのハードルを設置したかだと思うんですよ。高めに設置した場合、思ったより良くなかったな。低めに設置した場合、言われるほど悪くないじゃん。
 褒めている方も酷評の理由はなんとなく分かるし、酷評した方も好評の理由は分かる。こんな感じなんじゃないかなと。良い映画ならもっと早く日本に来ているし、悪い映画だったらゴールデンラズベリー賞主演男優賞オンリーでは済まないし。言うなれば、普通の映画。そして良い所や悪い所がぱっと見で分かる、惜しい映画だったなあと。もう少し熟成、もしくは手直しすれば、一気に化けていた可能性も。可能性が見えるんだから、やはりダメ映画じゃないな。
 この映画において、ゴーストライダーはハイテンションキャラ。射程外から一気に近づいて来て、ケタケタ笑いながら鎖を振り回す。鎖に触れた相手は、一瞬でジュッ!と蒸発。贖罪の言葉が前作以上に出てくるけど、むしろ今回のライダーは狂気の怪物。おそらく、ウルヴァリンやパニッシャーと組めねえ。
 能力的には今回、贖罪の眼よりもライダーであることが強調されてました。バイクだけではなく、乗った物全てがゴーストライダーの眷属となり、炎と恐怖を身体に纏う。冬木市の某ライダーさん(メガネっ娘)が負けてられないと宝具持って駆け出すレベル、それくらいに騎乗主としての面がピックアップされてました。その分、贖罪の眼が、本当に出ていたのかどうか断言できないくらいに、地味でしたが。あの動作、おそらく贖罪の眼が発動していたとは思うんだけど……。動作も効果もおとなしすぎて、ようわからん。ひょっとしたら、本当に登場も発動もしていなかったのかもしれない!w
 火炎放射器や必殺地獄落としなど、良いところや派手なところもあれば、不朽の救急車やおざなりなドラマ部分と、どうにも褒められないところもある。感想や評価が、難しい作品でした。とりあえず、個々の感想もバラバラなので、興味があれば劇場でみるべし。
 1と2のいいところをピックアップして膨らませた3とか見たいなあ……。

日々雑談~1309~

 昨日は、10時くらいからネットがダメでダメで、最終的に管理者に泣きつきました。もう、光にすべき時期が来たのかねえ。

 オーバー・ペネトレーションズ、#1を前編後編、一気に掲載しました。以前載せていたものなので、あんまりゆっくりやっていてもしょうがないかなあと。未公開部分まで行ったら、少しペースを落としますが。今のところ、明日は続きの#2を掲載する予定です。見直して気づいたけど、名前変わっているキャラも居るのか(他人事のように
 それと、誤字の報告は有難く、実際幾つか直しているのですが、文章量の問題でせっかくご指摘いただいても分からん所もありまして……。我ながら、情けない話で申し訳ないです。なので、場所分かり次第の修正ということで、ご容赦いただければ。

 今日の金曜ロードショーは、96時間。ストーリーは“超怖い元CIAの親父の娘をさらったら、親父により悪の組織が片っ端から壊滅した”このように、すげえシンプル。親父に何かさせる、娘に秘密がある。そんなものは一切無しで、人さらいの組織が娘を(売り物として)偶然さらった。それだけ。娘の道程を追う親父が動く度に、悪党がバタバタ死んでいく。シンプルだからこそ良い映画であって、無駄な所をこそぎ落とした結果、親父がカッコいいと。いやあ、楽しかった。
 そして映画といえば、今日から公開のゴーストライダー2。宣伝チームの必死さが愛おしくなってきたので、行けるものなら明日にでも行きたい所。すぐに公開劇場数が減りそうで怖いし。
 監督が映画アドレナリンのコンビになっている辺り、テイストとしては96時間寄りのシンプル・イズ・ベストな方向性になっている気がする。望むところよ。

管理人より

ふじいのネット環境が不調なため本日の更新はお休みさせていただきます。