日々雑談~1454~

 ヒットマン1、来週土曜日、小中高生における絶望の日8月31日発売です。覚えやすいけど、トラウマを刺激しかねない覚え方……。

 明日のニチアサは、通常営業ではなく、スーパーヒーロー大戦とプリキュアオールスターズNewStageなのか。オールスター物の二連発、戦隊+ライダーの大戦映画に、DX1~3まで続いたオールスターズの流れを一旦なかったコトにしての、リランチ作とも言えるNewStage。両者ともに、ターニングポイントとなる作品ですね。
 ところでキョウリュウジャーも余波で休みということは……先週、パワーアップに失敗して野生化して山に帰ったキョウリュウレッドは、来週まであのまんまってことに。そもそも、パワーアップに失敗で野生化の時点でアレだよ!w

>山梨の石和温泉とかどうですか?東京から近くて小旅行には最適ですよ

 石和温泉はデカいし近いしで、確かにバランスいいトコですね。果物やワインと、魅力的な飲食物が多いのも嬉しい限り。アドバイス、ありがとうございます。
 とりあえず、来週火曜に出かけて水曜帰ってくるので、火曜はおそらく更新不可、水曜もちょっと危ないです。温泉から直接、ウルヴァリン:SAMURAIのジャパンプレミアに行くスケジューリングで。最終目的地、生ヒュー・ジャックマン!

うかんじゅ

 昔一度、この家に来た時はもっと綺麗だった。こんな風に、庭が雑草で埋まっていたりはしないし、散水用の蛇口も錆びていなかった。
 駆けまわるのに不自由しない広い庭、今だけではなく数十年後のことも考えた間取りの邸宅、駅にも学校にもスーパーと生活に必要な物は徒歩圏内にある立地、たとえ主の人となりを知らずとも、家族への深い思いが伝わってくる家だ。
 かつてこの家に住んでいたのは父親と妻と息子、そしてペット一匹。今住んでいるのは、以前と同じ父親と同じペット、もとい父親と一匹の息子だ。
 ため息を隠さず、玄関の戸を開ける。中では既に、スタッフが忙しなく働いていた。作業服の人間が駆け回っているだけで、考えぬいて作られたファミリー住宅が、一気に非現実的なセットか何かに見えてくる。
「一階の調査終わりました」
 女性スタッフの一人が、声をかけてきた。
「ああ。そう」
「……」
 気のない返事を聞いた彼女は、少しだけ不機嫌そうな顔をしたまま動かなくなった。
「?」
「指示をお願いしたいのですが」
「ああ、そういえばそうだった」
 責任者は、今日から自分になったのだった。寝室に繋がるふすまを手荒く開ける。主の寝室に引かれた布団の上に、大きな卵が転がっていた。
「この卵、どうしますか?」
 かつての責任者、自分の上司でもあった男の卵を、彼女は汚物を見るような眼で見つめていた。
「いや。ちょっとこのままにしておいてくれ」
 家族が居る限り、自分が美少女の誘惑に転ぶことはない。息子が連れ去られ、妻が自殺して、残った犬を家族と思い込んでいた上司。
 ちなみに現在、犬は行方不明。このように、家族が行方しれずの状態で父親が美少女の誘いに乗るかと言われると……結構誘いに乗った事案が多いのはさて置いて。性欲を完全に家族愛に置き換えていた狂人がこの状況でなびくとは到底思えない。
 家の獣臭に、糞の状態から見て、犬が居なくなってから、そんなに時は経っていない。家族の長い不在から心身衰弱で魔が差す段階とは言えないだろう。
 いったい何故上司は、誘惑に負け卵になってしまったのか。それを知ることは、残されてしまった者の義務に思えた。

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日々雑談~1453~

 今後のヴィレッジブックスは、スーパーマンやアイアンマンを主軸にして、無効でも出たばっかなビフォアウォッチメン邦訳に挑戦か。ウォッチメン前日譚という響きが実にそそる!という人は多いのではないでしょうか。自分も興味があります。ぶっちゃけ、そそります。
 邦訳戦線、しばらくはウルヴァリンのラッシュ、そして今後の試金石になるデッドプールとヒットマン大暴れか……。

 来週、時間が出来たので旅に出ようと思っているものの、どうにも帯に短し襷に長し。一人だと、宿泊プランもけっこう狭まるし、今回くつろぎたい以上の目的意識が希薄だからなあ。
 他人込の、少人数での旅行のプランだと結構サクサク組めるのですが。もしくは人柱管理者が同行している時とか。プランを組むのは上手いほうだと思い込んでいたものの、まさかこんな落とし穴に直面するとは。
 ……どこか、いいとこないですかね。温泉とかで。

日々雑談~1452~

 なんか、ウルヴァリン:SAMURAIのジャパンプレミアが当たったみたいなので、行ってみます。生ヒュー・ジャックマンを見て、キャー!ヒュー様ー!と歓声上げたりしてもいいのでしょうか? 女の子じゃないとダメですか、そうですか。

 いきなり心の中の何かを吐き出したと思ったか? なんの、しばらく垂れ流させてもらうぞ!
 という訳で、昨日と今日更新したSSに終末彼女というカテゴリー名を付けました。久々に毛色の違うものに挑む。短く纏めることによる更新速度の向上。ある意味、今後の試金石でもあります。しかしこんな微妙に歪んでいるモン、試金石に使っていいのだろうか。
 速度が早いぶん、早くて今週、遅くて来週頭には終わりますので。あと、卵生の美女の元ネタは、あまりうちのサイトでは触れていない海外コミックスのIMAGE Comics発刊のGIRLSにあります。結果や形や作風は、大分違いますが。GIRLS自体は、ゾンビものの亜種としての名作です。若干クトゥルー風味もあるというか。とにかく、斬新。コレもどっかで邦訳してくれないかなー。

二択

「今のところ、君が唯一の存在だ。君が話すことにより、我々は知ることが出来る」
「はい。終わったら帰していただけるのですね?」
「君は、繭の中で何を見たのかね。繭になり融け合う寸前で救助、帰らずの卵の中に最も近づいたのは君だ」
「救助? 救助?」
「すまない。邪魔だね、邪魔。我々は、君達の邪魔をしてしまった。君は一体、彼女と溶け合い、どんな物を見た?」
「特に、変なもんなんか見てないですよ。普通の街でした」
「街?」
「ええ。彼女が居る、普通の街です。ああでも、みんな生き生きしてましたね。ごめんなさい、間違えました。理想の街です。みんな僕を笑顔で笑顔で迎えてくれて、彼女と同じくらい可愛い子ばかりで、色彩も豊かで。ねえ、僕言いましたよ、見た物。いつ帰してもらえるんですか?」
「そのうちだよ、そのうち」
「ですからいつですか? いつですか? 置いて行かないでくださいよ、ちょっと?」

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