日々雑談~2110~

 日中なんでもなかったのに、唐突に足に激痛が!
 突然空模様が変わって、唐突に豪雨が!
 さっきまで普通に使えてたのに、唐突に携帯の電源が入らねえ!
 なんの予兆もなく、唐突にPS4の調子もおかしい!?

 おいおい、こりゃあ厄日だぜ! HAHAHA! と笑い飛ばすしか無い事態になっているので、もはや力尽きるしか無く。笑い飛ばせず噛み締めたら、マジでヘコむ。ほんとヘコむ。
 雨は晴れて、機器はなんとか復旧したものの、足の痛みとそれに引っ張られて体調まで悪くなった来たので、素直に寝ます。寝て切り替えないと、なにやってもきっとコケる。
 とりあえず、寝床でゆるりとバットマン:アースワンとスーパーマン:アースワンを……このダブルアースワンな二作。バットマンvsスーパーマンやマン・オブ・スティール寄りなのはスーパーマンの方なのですが、バットマンもアルフレッドのちょっと荒くれなイメージが近しいという代えがたい一点が。なので、やはりバットマンVSスーパーマンのことを思い出すと、このダブルアースワンが読みたくなる……。劇場の売店にセットで置いてあったのも、納得だぜ。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 感想(ネタバレ無し)

 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(BvsS)を観て来ました。
 マン・オブ・スティール(MOS)での、スーパーマンVSゾッド将軍の激戦。バットマンであるブルース・ウェインは、そこに居た。あくまで一般市民であるブルース・ウェイン目線でのMOSクライマックスは、きちんとMOSのタイムラインに沿っているので、BvsSに合わせての地上波MOSは最高の援護射撃でした。しっかりその光景を覚えていると、やはり没入感が違います。

 地球に現れた、正義の超人。戦いから一歩退いていたクライムファイターは、人類の一人として、再びケープを身に纏う。自らの、正義と意志の為に。
 マン・オブ・スティールから連なる一連の世界観である、DCエクステンディッド・ユニバース。ありていに言ってしまえば、映画アベンジャーズの属するマーベル・シネマティック・ユニバースのDC版です。この新ユニバースの作品は、今のところMOSのみ。このBvsSが二作目となり、この作品でデビューしたバットマンやレックス・ルーサーは、シリーズ初出演ともなっております。前作では、それぞれの会社のロゴがちらりと顔見世してましたが。
 そんな新キャラである彼らの作中における説明なのですが、わりとシンプルです。しっかり説明するというより、既存のキャラクターイメージをベースに、作中にそれとなくイメージを配置しておく感じでしょうか。観客の理解力や知識への期待値は高めです。

 MOSは「スーパーマンならこういうアクションをするだろう」というのを追求した映画ですが、BvsSにも、これは引き継がれています。スーパーマンの高速アクションとは、対比する形でのバットマンの用意周到なアクション。闇に潜み、相手の戦闘能力を奪う。多数の敵に真正面から突っ込むのではなく、虫の四肢を順繰りにもぎ取るような暗さで敵を倒していく。ゲームのバットマン:アーカムシリーズでプレイヤーが創りだす光景が、見事に実写化されております。バットマンといえば乗り物!ということで、バットモービルにも活躍の機会はありますが、こちらはこちらで普通の車や銃火器相手に無双するモービルのチートっぷりが楽しめます。最も、スーパーマンは更なるチートなのですが。あくまで人間でしか無いバットマンが、スーパーマンと戦うためには、どうすればいいのか。チートにチートで立ち向かうのではなく、自らを振り絞り立ち向かう。非常にバットマンらしい戦い方、そして簡単にチートを用意することでスーパーマンの無敵性を貶めない戦いが繰り広げられます。

 スーパーマンの正義とバットマンの正義。二人のヒーローが対決に至るまで。トリックスターとしてのレックス・ルーサー。もう一人のヒーロー、ワンダーウーマン。そしてこの映画としての結末と、エクステンデッド・ユニバースの未来。この映画は、これらのテーマが存分に描かれていますし、どのパーツも光り輝いております。ただ難点を上げるとしたら、その繋ぎにオマージュや事前の知識を使ってしまっていること。マニアにとってオマージュはサービスであり美しさなのですが、それを知らない人間にとっては、よく分からない粗雑さに見えてしまう可能性も孕んでおります。今は、スーパーヒーロー映画がライト層にも受け入れられている時代、この美しさがマニアの手を離れても受け入れられてもらえるのかは、少し不安なところがあります。

 BvsSの評価は、現状色々なところで語られており、そこには困惑も混ざっています。前作であるMOSと話は密接に繋がっているものの、作風が若干変わっているというのも困惑の源にあるかとは思いますが……。
 美点に難点、困惑も含めBvsSはアメコミらしい作品、むしろ原液と呼んで良いくらい、アメリカンコミックスな作品だと思います。シーン毎の美しさやテーマを消化する能力、新規層への不器用な接し方、路線や方針によるシリーズ作風へのゆらぎ。どれも、アメコミではよく見受けられる光景です。
 既存のスーパーヒーローとは違い、不器用なくらいに原典に沿って歩む道を選んだ、DCエクステンディッド・ユニバース。まずファンとしてそれは愛おしいですし、今後の成否は世界各国や本国で、どれだけDCコミックスやアメコミが映画と一体となり成長できるか。そこに、かかっているのでしょう。

日々雑談~2109~

 地上波マン・オブ・スティール、予想通りガッツリ削っていたものの、それがテンポの良さになっていたので、満足。やはりスーパーマンとゾッド将軍の「スーパーマンを実写化したらこうだよなあ!」なアクションは最高だし、宇宙人の少年が鋼鉄の男スーパーマンになるまでのストーリーラインもはじまりの物語というテーマに合致していて良し。
 スーパーマン熱が再燃したので、今ちょっと手元にある本を読んでおります。DCコミックスの看板だけあって、作品の水準は高めな上、輸入するにあたって選別された結果、邦訳でスーパーマンがタイトルに入っている本は、全部イケるって!という無茶な進め方が出来る状態に。他の本と収録タイトルが被っている本作品の収録の仕方が変則的な本もあるので、この辺りだけ、ちょっとだけ要注意で。
 そうですね、マン・オブ・スティール寄りの作品はクラーク・ケントがスーパーマンになるまでを描いたスーパーマン:アースワンや、極上のVSゾッド将軍が楽しめるスーパーマン:ラスト・サン辺りでしょうか。
 個人的な好みで言うなら、ソ連に落ちたカル=エルことスーパーマン:レッド・サンやヒーロー物らしからぬ柔らかな風味を持つスーパーマン・フォー・オールシーズン もオススメです。スーパーマンの最終回であるアラン・ムーアのスーパーマン:ザ・ラスト・エピソードもこれはヒーロー物の最終回の教科書にすべき!な作品なのですが、ちょっとプレミアついてる状態でして……うーむ、こうやって思い返してみて、改めて思う。スーパーマンの邦訳、ホントにハズレが無いなあ。

日々雑談~2108~

『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!』第6章「ウィザード編」

 ネットムービー、伝説!ライダーの魂!編が完結。トリとなったウィザード魂、ジャケットがローブになった結果、なんかすげえ魔法使いっぽい。仮面ライダーウィザードの新形態だと言われたら、信じるレベルで。平成2期ライダーの魂を巡る、かつての強敵たちとの争い。だが、物語は更に……? おそらく、こっちに繋がるんだろうな。

 今週の金曜ロードショーは、マン・オブ・スティールか。これは当然、バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生にあわせてのものでしょう。片割れであるスーパーマンが主役の映画にして、バットマンとの対決の理由にも関わる前作。映画と地上波の二人三脚としては、最上に近いタイミングではないでしょうか?
 ただ、今回のマン・オブ・スティールは地上波放映に合わせて、143分の上映時間を地上波2時間映画に収まるよう縮める様子。だいたい、30分ちょっとぐらいのカットですかね。
 カットされること自体は残念なのですが、一方で当時映画館で観た時「面白かったけど、もうちょっと(上映時間)短くできるよなあ……」と思ってしまったのも事実。緩慢というほどではないのですが、もうちょっと話のテンポを早めた方がヒーロー映画としての得点は高くなるかなあと。なのでカットの仕方によっては、見やすくなる可能性を内包している映画だと思っています。ジョー・エル(ラッセル・クロウ)の総出演時間半分ぐらい削ってもいいんじゃなかろうか。主に死んだ後、めっちゃ出張ってくる辺り。
 明日は映画館に行けそうもないので、地上波マン・オブ・スティールを観てから、劇場でバットマンVSスーパーマンですかね。この方が、没入感は高まるかな……あと最初は、3Dや4Dではなく、出来れば2D、つまりは普通の上映方式で。正直体力的に、152分でめっちゃ動きがありそうな3Dや4Dに、ついていける自信が無い!