日々雑談~1915~

 アルティメット・スパイダーマン:ウェブウォーリアーズ、今日出た異次元のスパイダーマンは中世の剣と魔法の世界スパイダーナイト。それにおそらく地上波初デビューな、ピーター・パーカーを継いだ少年マイルス・モラレス。しかしウェブウォーリアーズのグリーン・ゴブリンは本家アルティメットユニバース寄りだと思っていたものの、現行の魔獣イメージに近いアルティメット・ゴブリンと比べると、大人しめで小さい感じ。モラレス君も、大変だわ。

 昨日はアイドルマスター眼鏡アイドル筆頭、秋月律子バースデー!との話から、なんとなく昔の公式アンソロを何冊か引っ張りだしてみることに。日付を見たら2005年の冬刊行の物なので、おそらく最初の一冊に近い本ですね。アーケード版アイドルマスターの稼働、つまりアイマスが始まったのは、2005年の夏ですし。
 今読んでみると……既に現在に繋がる物を確立できているキャラや、少し方向性の違うキャラ、未だ模索中のキャラと、千差万別。まだこの頃、貴音や響どころか、美希すらいませんでしたからね。

律子・亜美&真美・真
稼働数ヶ月の時点で、今の形にかなり近くなっているメンツ。プロデューサー志向のアイドルに、イタズラ好きの双子に、ボーイッシュと、キャラが立ってる状態。2でも各々の方向そのままに進化しているのがポイント。あと律子は、プロデューサーの代役ポジションとして、かなりの便利屋に。

あずさ・やよい
完成度は上記メンツに並ぶものの、発展途上でもあった二人。運命の人に会うためにアイドルになったという経歴から、あずささん割りとバイタリティに溢れていた。今で言うなら、川島さんばりのガツガツさもあった。あと、楓さんの自由気ままさ。これは全員に言えることですが、この頃はアイドル数人しか居なかったので、キャラ属性がギツギツに詰められていたのですよ。今は数が増えた分、その辺は分散化。

雪歩・春香
キャラクターの組み立て期。例えば雪歩の場合、穴掘りやお茶好きに男の人が苦手と、将来の片鱗は垣間見えるものの、各作者の中でまだ固まっていない感じ。あと春香さん、ヤバい。没個性初心者向けでオールラウンダーすぎる。この後、閣下的なキャラ付けがされ議論を呼ぶものの……今だから言えるけど、正直アレが無かったら春香さん本当に危なかった。人事塞翁が馬。

伊織・千早
今に比べて、刺々しく扱いにくいキャラ付けな二人。これはおそらく、当時アーケード版におけるこの二人の難易度がぶっちぎってたから。主に、コミュニケーション方面で。朝の挨拶一つで、地雷撤去のような緊張感。普通に挨拶しても、テンション下がってドタキャンするんだぜ! 360版の登場や、テンション管理自体の難易度低下、匂わされていた千早の過去の判明と、ゲーム数作やアニメを経た結果、キャラの深みを得るのと同時に、丸くなっていった。タイムマシンで当時にワープしたら「なんであの私、あんなに不機嫌そうなんでしょうか……」「カルシウムが足りないのね。そうに決まってるじゃない!」と思わず本人も達も言うであろう、変わりっぷり。

小鳥さん
謎の美人事務員。どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!

 ううむ、当時の本を読んで思い返してみると、やはり違う。ここから10年かけて、今の形に至るわけで。企業の安定、ファンの熱量、新たな発想。途中あったゴタゴタも含めての現在。また10年したら、変わってんのかねえ。とりあえず、終わってはいないな! ここまで安定したら、終われんよ!

ミニコラム:スパイダーマン・ノワール&スパイダーハムの話

 久々にアルティメット・スパイダーマン:ウェブウォーリアーズをリアルタイムで視聴。ここ一ヶ月近く時間が取れなかったので、ホントに久々。水曜のディスクウォーズはどうにかなっていたのに、曜日が一日ズレただけでコレとは……。
 異次元のスパイダーマンシリーズ第二回、本日のスパイダーマンはスパイダーマン・ノワールとスパイダーハム。白黒とカートゥーン、水と油というか、30分にこの2つを詰め込むのかよ!?

 ノワール(NOIR)とは:フランス語で黒という意味。映画や小説などで犯罪者や闇社会を題材にした、作風も指し示す。

スパイダーマン ノワール

 ノワールと名付けられているだけあり、スパイダーマン・ノワールの作風は只管ハードかつ陰鬱な物。上記画像で拳銃を手にしているように、ノワールは銃も使い、殺害も視野に入れた若干冷酷寄りのファイトスタイル。ピーター・パーカーが変貌したのではなく、ピーター・パーカーですら、そうせざるを得ない世界観なので……ノワールでも“ベンおじさんの死“は描かれましたが、この世界のベンおじさんは怪鳥人間ヴァルチャーに寄り、はらわたを食われて殺されました。ノワールのヴィランは、超人よりも人間寄り、その代わり、狂気と悪意に欠けた分を全振り。すっごく簡単に言ってしまうと、バットマンのゴッサムシティみたいな感じです。つーか、普段からノワール並みのゴッサムって、逆に考えてみるとあそこマジすげえな……。
 ノワールはスパイダーマンだけのものではなく、あの世界にはパニッシャーもルーク・ケイジもウルヴァリンもX-MENもハルクもファンタスティック・フォーもアイアンマンもウルヴァリンも居る。超人はサーカスのフリークスとなり、常人は過酷な現実に立ち向かう。むせ返るほどの硝煙の匂いが、たまらぬ世界です。

ノワール一同

 一方のスパイダーハム。一発ネタに見えますが、80年代に一発ネタとして生まれ、そのまま30年以上生き続けている、一発ネタのベテラン選手。大馬鹿野郎の一員としてみれば、デッドプールの先輩的ポジションでもあります。
 アニメだと、変な蜘蛛に噛まれた豚でしたが、原作だと変な豚に噛まれた蜘蛛が変貌した存在。おもしろ放射能グッズで放射能を浴びて頭おかしくなったメイ・ポーカー(豚)が蜘蛛に噛み付いた所、蜘蛛が変貌して豚に。まだ混乱中のメイおばさんは、元蜘蛛の豚を自分の甥のピーターだと言い出し、ピーター・ポーカーここに誕生。オウ……ノウ……。
 長期連載ではなく、ポツポツと忘れた頃に出てくるスタンスなため、設定はわりと適当です。原作でも普通に蜘蛛に噛まれた豚扱いだったり、仲間のヒーローやヴィランのモチーフとしている動物が入れ替わってたり。しかし動物系ヴィランが何故か他の動物になったり、エレクトロが電気ウナギってまんまじゃねえか!なのがいたり、ミステリオはゴリラ化って、それ本家より強いんじゃね!?なのがいたり、コマ一つだけで、ホントどうしょうもねえなコレ!

スパイダーハムVSスインスター・シックス

 こうして並べてみると、一見陰鬱で狂気を孕んでいるのはノワールだけど、真の狂気はハムの方にあるような……子供にも向けたアニメでの、セット理由が狂気だったら嫌だなあ、おい。唯一の正気は、昔に比べてデザインが大幅変更されてたアイアンマウスか。

アイアンマウス

 もうディズニー傘下だから、こっちのデザインで出してみました!言うたら、次の日マーベル・コミックスごと更地になってそうなデザインですネ!

日々雑談~1906~

 少し出かけていたので、夜中にアルティメット・スパイダーマン:ウェブウォーリアーズを視聴。今日から異次元のスパイダーマン編開始、先陣を切るのは未来の蜘蛛男スパイダーマン2099と、蜘蛛男ならぬ蜘蛛女のスパイダーガール。CGアニメというか、なんかゲーム版思い出すなーな2099の世界の描写にも驚かされましたが、スパイダーガールの世界も全キャラ女体化とえらく気合入っておる……マッチョデザインなグリーンゴブリンに比べ、従来のイメージに近いビジュアルの女グリーンゴブリン。ウェブウォーリアーズはかなり思い切ったデザインを取る時もあるのですが、隙あらばこうして従来の物も差し込んでくるというか。バルチャー回でも、こっそり禿頭+老人なバルチャーが出てましたしね。ホント、隙あらばだ。
 しかし、こうして反目しあって分かり合って、共に困難を乗り越えてく姿勢は、正にディケイド。平成ライダーの世界を巡っているディケイドを凝縮して数話にしたら、こんな感じになるのかしら。

 今日は時間が出来たので、中野から高円寺をグルっと回って、最後にヴィレッジブックス主催、阿佐ヶ谷で開かれていた『中島かずき、石川裕人、アメコミを語る』に参加。中野で管理者への誕生日プレゼントも買えたし、高円寺のすごろくやで新作のアナログゲーも仕入れられて、良い買い物が出来たかなと。すごろくやさんは、店員さんが懇切丁寧にルールから用途の紹介までしてくれて、アナログゲー買うなら一回言ってみたほうがいいねい。あと管理者の誕生日プレゼントに買ったコレ、見ているとなんか不安になるけど、あと数日したら管理者のトコ行くから、まあいいか!
 最後のトークショーは、日本の創作に広く携わる中島かずきさんに、海外創作の事情をよく知る石川裕人さんのトークと、アメコミの話だけでなく、日米の創作比較論も聞けて、色々と勉強に。個人的な命題の一つ、「アメリカ人、なんであんなにゴリラ好きなん?」への答えに繋がる材料をいただけたのは、予想外の収穫だったなあ。材料どころか、答えそのものを貰った気がする。
 新刊ラインナップの発表もありましたが、いや中々これは……自分もそうですが、おそらくこのサイトを見てくれている方なら、大満足の大フィーバーではないかと! 期待値ガン上げで大丈夫ですよ!
 具体的な内容に関しては……まあ、口にしていいとも悪いとも言われなかったので、だったら黙っていようかなと。とりあえず自分の口は、公式から何らかのアクションがあるまで、黙すということで。即座に大々的にネットにバーン!というのが恒例化すると“イベントで情報公開“自体の価値が下がっていくので、それが怖いというのもあり。イベントのウリになる以上、情報は金であり価値のある物。扱いは必要以上、そこまでは不必要だと言われるくらいに、慎重に取り扱いたいところです。

日々雑談~1901~

 アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ、今週はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー回+ノバのパワーアップ回。ノバ軍標準装備な金ヘルメットから、サムのトレードマークとも言える黒いヘルメットに。アイアンフィストやホワイトタイガーに続いて、三人目のパワーアップ。あとコレで残っているのは、パワーマン……誰か、カミソリ持ってきて!
 外見的に特に変わっては居ないものの、スパイダーマンも数多くのビークルを貰ったりアタッチメントの改良と、さすがは主人公と言わんばかりの順調なパワーアップを継続中。そしてまあ、来週からは増えるわけで。来週より異次元のスパイダーマン編開幕。近未来、性別反転、スチームパンク、騎士、後継者、ブタ……様々な蜘蛛男が、ピーター・パーカーを待ち構える!
 そういえば、本国の方で、このアルティメット・スパイダーマンの続編製作も決まったようですね。うむ、朗報。このシリーズも、今までのアニメと路線を変えた結果、当初は結構辛辣な意見も多く。個人的に一番ひでえと思ったのは「こういうのはデッドプールにやらせろよ!」う、うん、分からんでもないけどね!?w
 それはそれとして、こうして一定層の支持を得て、軌道に乗れたのは良いことです。ディスクウォーズもそうでしたが、どうしても新機軸というのは色眼鏡で見られやすいもの。そんな中、良さや人気で正々堂々歩き続けて見せる!というのは、挑戦した制作側にとっての本懐では無いでしょうか。

アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズなコラム~クロークとコンパチ?なヒーロー~

ふじい(以下F)「というわけで、スパイダーマン:ウェブウォーリアーズに関連した話をグダグダとやってみようぜ!と」

サイレン(以下S)「……いやまあいいけど、この形式、久々だな。しかも、コラムと銘打ってコレは初めてじゃないか?」

F「まー、最近都合で更新出来ていないのもあるし、こうなれば形式にそこまで拘る必要もないかなと。それに、やはり与太話をするにゃあ、このやり方のほうがいい」

S「馬鹿話の時だけ呼ばれる人間の気持ちを考えて!?」

F「省みなくていいなら、いくらでも考えてやるぜ? それはさて置き、ウェブウォーリアーズで、ここ数週やってたニューウォリアーズ編が終わったわけだが。新人ヒーロー発掘という物語の都合上、一話につき一人以上新キャラが出る豪華なシリーズだったな」

S「ウェブウォーリアーズって、ガンガン詰め込んでバンバン出す感じだから、取り立てて豪華というか、ある意味通常営業だったんじゃ」

F「普段から豪華っつうのも悪くねえよな!(開き直り ニューウォリアーズとして出たのは、エージェント・ヴェノムことフラッシュ・トンプソン、アイアン・スパイダーマンことアマデウス・チョー、サベッジランドの王者ケイザーにザブー。一時タスクマスターの手に落ちたものの、クローク&ダガーも加入で、もう完全にヒーローチームとして成立したな」

S「ヴァルチャーは……出自からして、やはり難しいのかねえ。ところで、何人か顔写真が出たけどスルーされたままのヒーロー居ないか? 元祖ニューウォリアーズのスピードボールや、ローニンの中の人ことエコーとか」

F「その内、別口で出番があるかもしれんし、何とも言えんな。そして、リスなわけだが」

S「あえて出る。ジャガーノートを叩きのめしてみる。でもちゃんと出ておきながら、ニューウォリアーズにもサンダーボルツにも居ないって、一周回ってレアだよな」

F「なんとなくスクイールガールの事を考えつつ、今回ワープ能力で大活躍したクロークを見ていたら、思い出したんだが……。身体そのものをダークディメンションのゲートにするクロークと、字面だけはほぼ同じなキャラが居たなあと」

S「そんな便利なやつ、早々……待てよ。アイツか!」

F「ああ。非X-MENのミュータントとして登場、後に“この人、ミュータントなの?“という微妙な立場に立たされたヒーロー、僕らのグレイト・レイクス・アベンジャーズ(GLA)所属、ドアマン!」

ドアマン

S「おいもう、ウェブウォーリアーズ関係ない領域に達しようとしてるぞ!?」

F「……大丈夫、大丈夫。ドアマン、遠目で見るとブラックコスチューム時代のスパイダーマンに似てなくもないし。大丈夫。自分の主観でなく、公式の資料からクロークとドアマンの能力を書き出してみると、こんな感じだな」

クロークはダークフォース・ディメンションへ繋がるポータルを開き、敵をこの次元の中に投げ入れたり、自分自身や他の者をテレポートさせることが出来る。(マーベル・キャラクター大事典より抜粋)

ドアマンの身体はダークフォース・ディメンションへの扉である。
ダークフォース・ディメンションという闇の異次元世界への扉を開くことが出来る。(マーベル・アベンジャーズ事典より抜粋)

S「こうやって並べてみると、ホント能力変わらんな」

F「ただ、文章にしてみるとクロークのコンパチに見えるけど、ドアマンのテレポートの有効範囲、自分と他人含めて、壁一枚がせいぜいだからな! つまりドアレベル、自らの身体は次元扉。伊達にドアマン、名乗っちゃいねえよ」

正しい能力の使い方

S「わーい、GLAクオリティだ!」

F「まあ本気出せばというか、事故レベルの事態となれば、ドアマンのワープホールっぷりは下手すりゃクローク以上なんだが……。デッドプールがいきなり飛び込んだ時には、異次元どころかタイムワープしてたぞ」

S「それもう、タイムホールですよね!?」

F「デッドプールが過去の世界でピーター・パーカーに扮しててんやわんやしている最中、ドアマンは腹痛でずっと苦しんでいたし、確実に偶然のなせる技だったけどな」

フキダシに注目

S「ゲート云々じゃなくて、中に入れたもんが悪かっただけじゃないのか」

F「後はまあ、自分の体組織を変化させて、敵の攻撃を透過出来るのは評価ポイントだよな。実質、物理攻撃に関してはほぼ無敵みたいなもんだし」

必殺!透過能力!

S「なるほど! こうやって、致命傷の攻撃を誤爆させることが出来るんだな!」

F「ああ! この脳天にサイが刺さったグラスホッパーは、味方にしてGLAのメンバーだけどな!」

S「うぉぉぉぉぉぉぉい!?」

F「スカウトを承諾して、GLAに加入してから数秒後の死亡。おそらく、チーム加入から死亡のベストレコード候補」

S「なんだろう、徹頭徹尾ドアマン、能力や素養の使い方間違ってるよな。つーか、結構凄いんじゃないかなスペックがいちいち死んでて、勿体ねえ……!」

F「X-MENやアベンジャーズなら許されないな! だがある時、世界を救う為に、触れることすら危ういエネルギーフィールドにドアを作り死亡。残る仲間に全てを託して、その身体は粉微塵になったんだが……いやなんか、その時のエピソードに関わっていた忘却を司る宇宙存在オブリビオンに見出されて、潰えた魂を死後の世界に導く死の天使になっちまったんだよなあ。そのまま、普通にGLAに帰って来て、今に至ると」

忘却のオブリビオン

S「死の天使、バイト感覚なんだな……」

F「一回死んだ影響で、タイツの下の素顔が髑髏になっちまったけどな。一応これで、あの世へのゲートは開けるようになったし、パワーアップは……したのかな? そして、死の天使をミュータントにカウントしていいんだろうか。この辺り、科学的にミュータントじゃないんじゃない?言われたクロークの経歴とも被るんだが、ドアマンの場合は死の天使になった後も、俺ミュータントだよ!なアピールしてるんだよなあ」

ドアマン(死の天使)

グレイト・レイクス・エックスメン

S「クロークと一緒で、どこかに検査してもらうしか無いんじゃないか」

F「X-MENやアベンジャーズやファンタスティック・フォーみたいなちゃんとした所が必然性にかられてドアマンを徹底的に検査している未来が、全く見えないんだが」

S「奇遇だな。俺もだ」