日々雑談~2307~

 マンガボックスで連載されている、ドクター・ストレンジの第9話。これは中々に面白いというか、画期的。1~8話までは、医師スティーブン・ストレンジ。つまりは、映画ドクター・ストレンジの前日譚となる物語。そして最新話となる9話は、“世界を救った魔術師”ドクター・ストレンジの物語、つまりは映画の後日談となっております。8話と9話の間に、映画ドクター・ストレンジが入るわけですね。そしてまた、漫画内で描かれてきた医師と魔術師の物語が、映画抜きで繋がりそうなのが面白い。

 前日譚となるプレリュードは幾つかあれども、映画の後の話を描くのは中々に珍しい一例。アイアンマン3:プレリュードはアイアンマン2の後日談でアベンジャーズ外伝だったよねーというのはさておき。こうして映画におけるドクター・ストレンジの物語を即補足するのは良いことです。次にカンバーバッチのストレンジが拝めるのは、おそらくソー3のラグナロクだろうしねえ。鉄は熱いうちに打てとばかりに漫画で即補足する姿勢はベターどころかベスト。

 映画とこの漫画をぶっとい幹とすれば、ドクター・ストレンジは日本で大樹となるかもしれんね。

日々雑談~2304~

 鉄は熱いうちに打てということで、映画ドクター・ストレンジを観てきました。なんとか時間が作れるならば、映画は早く観たほうがいい……予定や上映期間の都合もあるけど、観ないとなんかズルズル行きにくくなっちゃったりするのよね。

 今までのアベンジャーズ含めての十数作は「物質世界の戦い」であり、ドクター・ストレンジが挑むのは「精神世界の戦い」。口で言うのは簡単だけど、じゃあ物質と精神の違いってなんなのさ? このドクター・ストレンジを描く上で最も大事な疑問に、真摯に答えようとしているのがこの映画。アベンジャーズタワーが映り込み、スタン・リーがうろついていて、見知った単語が出て来る、既に知っているはずなマーベル・シネマティック・ユニバースの世界観。それなのに、魔術を介することで、知っている世界はまるで見たことのない世界となる。前衛的、サイケデリック、挑戦的、どの撮り方も「魔術」というアイテムにかっちりとハマっており、凄いモン見せられた……としか言いようのない映像がバンバン出てきます。アントマンやガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもそうだったけど、MCUの単体ヒーローは毎回テーマが「挑戦」よね。未知の実現と、新機軸の確立。

 細かなことは後日に回すとして、映画ドクター・ストレンジはMCUユニバースの血を継ぎつつも、少し変わった作風に仕上がっているので、実に興味深い作品かと。そもそも、ドクター・ストレンジ自体がヒーローの定石から若干外れた立ち位置ですしね。その個性を映像化しようとすれば、そりゃちょっと違った形になるよ。

日々雑談~2302~

第89回アカデミー賞ノミネーション

エイジャックス「あー……確かにお前は、前哨戦のゴールデングローブ賞やら何やらに、沢山ノミネートされたよ。でもな、残念ながらアカデミー賞へのノミネートは、0だ」

フランシス(コミックス)

 ううむ、イケると思ったけどダメだったかーとなりつつも、これは実にらしいオチが付いたなという感情も。制作準備段階からここまで、無理からの大逆転を重ねてきたのだから、ここで順等からの逆転負けをくらってもしゃあない。下手にこれ以上権威が付くと、めんどくさくなって持ち味殺されるんじゃないかというのもあり。 自分の速度(ペース)で近づけばいいよネ。心に冒険を!

アベンジャーズ アッセンブル!

 それはそれとして、視覚効果賞のドクター・ストレンジ、メーキャップ&ヘアスタイリング賞にスーサイド・スクワッドと、アメコミ系映画が皆無のオスカーでは無いのよね。ドクター・ストレンジはCMを観ただけで、3D推しなのが分かるほどに不思議な映像。なんかめっちゃ酔いそうだけどどうすっかな。そしてスーサイド・スクワッドは……エンチャントレスの妖しさやキラークロックのグロさはスゴかったけど、あとひと押しなにかが……やはり、ハーレイ・クインのツインテールが決め手なのか。きっとそうだ、いよいよツインテールが天下を取る瞬間が来てるんじゃないかなー!(青森方面に叫びつつ