日々雑談~2011~

 おそ松さんの女性人気が上がってきているのは、声だけでなく六つ子にしっかりとした個性や外見の差が出来たのも大きいんじゃないかなあと、なんとなく。80年代のアニメおそ松くんは、そこまで書き分けに力を入れてなかったというか、実際のトコ、イヤミ&チビ太チームアップ状態だったからなあ……ファミコンのおそ松くんに対して「え? 主人公、イヤミやチビ太じゃなくて、おそ松なの?」と、思ってしまうぐらいには、影薄かったですよ?

 昨日、デッドプール邦訳奇譚~アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク~をアップしました。ちょっと間が空いてしまいましたが、なんとか追いかけていきます。最近のデッドプールの邦訳ペース、むっちゃ早いから、ボヤボヤしていると置いていかれそうで怖い。
 順序的に次はデッドプールVS.カーネイジなのですが、この作品に関しては以前結構書いちゃったんだよなあ。今までデッドプール奇譚で取り上げた作品も発売前にテキスト書いたりしていたのですが、デッドプールVSカーネイジに関しては数カ月前に書いたばっかだからなあ。実際、今日管理者とデッドプールVSカーネイジについて話しても、結構な時間何も思い浮かばなかったというね! こち亀のあの人は今みたいな企画での、両さんと戸塚のトーク状態だったよ!(例:「何かある?」「いや別に……」)
 ただ、ちょっと視点を変えたら、ちゃんと別の視点が浮かび上がってきたので、近日中にはアップします。根気強く話してれば、なんとかなるもんだ、うん。

ここ最近のデッドプールラッシュについてのお話

 最近身体が、夜10~11時にがっくりと力尽きる→朝5~6時に起床の流れに。夜早く寝て朝早く起きる生活は理想形といえども、寝方があんまり良くないなあ……。というわけで、朝方更新です。

デッドプール:モンキー・ビジネス

デッドプールの兵法入門

金剛「Hey! 提督! 触ってもいいけどサー、デッドプールの新刊二冊、今日発売だヨー」
提督「マジか!?」

 こんな感じでどっかの鎮守府もビックリしているんじゃないかと思われる、デッドプール:モンキー・ビジネスとデッドプールの兵法入門が本日16日発売。色々奔走していたのと、先月末発売したから次は来月末だな!との思い込みで、発売日まだ先だと思っていた……。きちんとした紹介記事を用意したかったんだぜ、チクショウ!
 一先ず今日は軽く旨味を紹介するよ! ということで、まずデッドプール:モンキー・ビジネス。日本におけるデッドプール牽引の一つとなったメイド服のデッドプールが収録されているエピソードであります。そして、デッドプール本誌初邦訳、担当ライターは“デッドプール繁栄の祖”の一人でもある、ダニエル・ウェイ。マブカプ3に出た頃のデッドプール誌をメインで担当していたのもダニエル・ウェイなので、日本のデッドプール人気においても、メイド服とセットで創生の祖と呼んでもいいかもしれません。
 ……まあ、切りどころが難しいメイン誌担当だったとはいえ、このタイミングまでダニエル・ウェイのデッドプールが邦訳されなかったのも、おもしろ愉快な状況だったというか。TYPE-MOONで例えるなら、EXTRAやプリズマ☆イリヤや氷室の天地といったスピンオフ作品が先に出ていて、Fate本編が出てないような感じだからなあ……。各々のスピンオフがそれ単体でも面白いよ!というのも、先行のデッドプール邦訳陣とTYPE-MOONスピンオフ作品、共通してますけどね!(フォックステイルを読みつつ
 デッドプールの兵法入門は……本国連載されたのが去年の9月22日からなので、実はまだ刊行から邦訳まで一年経ってない作品です。今のところ、最速最新クラスですかね。よりによって、デッドプールにその栄冠が来ちゃうのかよ! 全四話の中編ですが、登場キャラは非常に豪華です。キャプテン・アメリカやアイアンマンにソーのビッグ3にアベンジャーズだけでなく、映画公開間近なファンタスティック・フォーやX-MENが一挙集結。デッドプールのおかげでアスガルドを制圧したロキとヒーロー勢の、ニューヨークを舞台にしてのガチバトル! チタウリではなく、アスガルドの妖魔怪物が主力とはいえ、この構図は映画アベンジャーズをコミックスでしかできない豪華さで飾ってみた感じではないでしょうか。何気に、映画アベンジャーズのパロディシーンも多いですしね。ビターン! ビターン!
 しかし、ここ最近、アイデンティティ・ウォーデッドプールVSカーネイジも含め、デッドプール連続刊行状態なのですが……四冊とも、ライターもアーティストも、殆ど被ってないのがスゲえよなあ。前述した、スピンオフ気味な作品の連続刊行が功を奏しての多彩さと言いますか。来月のデッドプールVol.1:デッド・プレジデンツ(仮) も、これまた違う制作陣による魅力満開なので、この多種多様さ、味わえるのはありがたく!

デッドプールVS.カーネイジについて語ってみる

ふじい(以下F)「…………」

サイレン(以下S)「……?」

F「……」

S「……なんか語れよ」

F「いやさあ、このデッドプールVS.カーネイジってさ、赤いキ◯ガイ同士が殺し合い!以外、語ることないんじゃないか?」

デッドプールVS.カーネイジ

S「身も蓋も無いな!?」

F「最近邦訳が多くなったアメコミ界隈どころか、日本の漫画を含めても、ここまでシンプルな作品はそうそう無いだろ。敵討や宿命とかそういうの抜きで――

デッドプール『あーなんかビビっと来た! よし! 殺す!』

カーネイジ『ああん? 死ぬのはテメエだ!』

F「こんな感じじゃん。アイツら」

S「ヤンキー漫画でも、もうちっと頭良く喧嘩始めると思うんだが」

F「喧嘩どころか、周りも容赦なく死ぬ殺しあいよ! 主に、カーネイジのせいで! ディス・イズ・シンプル!」

S「今回、めっちゃシンプルって単語使ってるよな。あんま言うと、話が単純で読み応えがない。そんな感じに思われるぜ?」

F「なるほど……そうだな、デッドプールVSカーネイジを例えるとしたら、ただ切るために作られたナイフか。一つの目的の為に、磨き上げられた刃物。まず、二人の殺し合いというテーマを書くことに集中して作った代物。おそらく伝説的な作品や名作として語られることはないが、殺し合いの追求による愉快な血みどろスイッチは忘れられない物があるぜ?」

S「なにそれ、悪夢?」

F「喩えを変えるなら、メニューがひとつしか無い知る人ぞ知る店だな! ただし、その一つのメニューは、色々な意味で濃い!」

S「この二人が揃ったら、そりゃこうなるよ!という読者の期待に、全力で応えているよな。つーか、デッドプールとカーネイジの名前が並んでいる時点で、栄誉とか美しさを期待したら、それ期待したほうが悪いな」

F「ドブネズミみたいに、美しくありーたいー。まあ、美しさは見いだせるけど、普通の美しさじゃないねえ。テーマがシンプルな分、デッドプールのメタ! カーネイジの殺戮性! 互いの個性がガン積み出来ているのもポイント。テーマが厚いと、どうしてもそっちの描写や、場合によってはキャラがテーマに引っ張られて改変されるしねえ。ベースが純粋だと、装飾そのものの美しさや、トッピングの旨味が際立つのよ」

S「デッドプールとカーネイジ。両方共、殺傷能力の高さに定評があり、ほぼ不死身なのがポイントだよな。第一話の時点で、互いに再生能力無かったら、そこで死んで終わってるだろうし。4話に渡って殺しあうには、不死性無いとなあ」

F「デッドプールとカーネイジはここに至るまでしっかりとした絡みはなかったけど、殺傷性や再生能力以外にも、共通点は多いぞ」

S「イメージカラーは両者赤だよな。あと、頭おかしい」

F「お前、容赦ねえな……。あとデッドプールはデザイン的に、カーネイジはデザインだけでなく出自も含め、原点にスパイダーマンがいる。この二人を語るのに、スパイダーマンを抜くのは難しいねえ」

S「スパイダーマンのとばっちり感、ハンパない!」

F「あああと、二人共、同じ91年に登場して、今でも現役な人気キャラとしての座を掴んだっていうのもあるぞ。デッドプールが1991年の2月に初登場、カーネイジは中の人である殺人鬼クレタス・キャサディが次の月である3月に初登場と、一ヶ月違いだ」

S「登場後、すぐにカーネイジになったわけじゃないのか?」

F「キャサディがカーネイジとして覚醒したのは、92年の4月と、一年ぐらい違うな。今読むと、キャサディの時点でカルピスの原液並みに濃いというか……やけに細長い顔と、天才的かつ猟奇的な手口といい、初期コンセプトはバットマンのジョーカーだったんじゃないかなあと」

クレタス・キャサディ

S「スパイダーマン以上の能力を持つジョーカーって、普通にアカんやろ。むっちゃ強そうだけど」

F「僕の考えた最強のヴィランと言わんばかりの凄みがあるよな。しかし、このデッドプールVSカーネイジが本国で連載していたのと同時期に、デッドプール誌の方で、赤くて頭ぶっとんでて不死身で92年生まれと、これまたデッドプールとカーネイジに似ているキャラな、デッドプールVSオメガレッドもやってたんだけど……なんかマーベルの方で、90年代生まれな赤い最狂キャラ決めようぜ!みたいな話があったんだろうか」

デッドプールVSオメガレッド

S「そんなコロッセオの殺し合いを楽しむ、ローマ貴族みたいなノリで連載されても困るなあ」

F「デッドプールVSオメガレッドも、デッドプールさんの傭兵テクニック全開で面白かったけどね! 話がズレたけど、殺し合いを追求しているだけあって、互いの攻め手は多種多彩で面白いぜ。(一応)ヒーローポジションであるデッドプールには、まるでライダー映画の如き限定フォームが用意されているしな。そして何よりカーネイジは、人気と知名度の割に、日本での露出の機会が少ない。この登場を切っ掛けに、個人誌やスパイダーマン関連の品も出てほしいねえ」

S「つまりこの作品のテーマは……気楽に殺ろうよ?」

F「コレも名作だよなー! 血で温かいデッドプールVSカーネイジとは違って、底冷えするタイプの狂気だけど! 少し不思議なSF短編集の話は今度みっちりするとして。殺し合いという悪趣味なベースの上に咲く、二つの徒花。咲きほこるのは果たしてどちらか。メタも殺戮もフルスロットルなデッドプールVSカーネイジ。癖の強さはあれども、飲み込めるならGOOD!なミニシリーズです」