日々雑談~1761~

>つい強い言葉に流されて、制作者側の目指したところというのを忘れてしまいそうなところに、フジイさんの御指摘で、「なるほどそういう視点もあるな」と思い返すことができました。直情的に何かを断じてしまうことが多い私のような人間には、今回の記事のような御意見は大変参考になります。ありがとうございます。

 自分も、余程のことがないと一線を越えないが、一線を越えると激しやすい感情的な面があります。ただワンクッションというわけではないですが、「なんでこうなったのか」「どうしてここに至ったのか」と分析することで、理解を深めると同時に気を落ち着かせることが出来ます。最適解であるデーター放送をしなかったという事実より、今までも使っていたデーター放送を何故しなかったのかと考察する方が、色々深められるんじゃないかと。
 批判をするなとは決して言いませんが、批判をするにしても感情的な言葉と冷静な言葉では、おそらく後者のほうが尊ばれます。端的に言ってしまえば、罵倒は肥やしにもなりません。批評考察しつつの悪所の炙り出しは、言うのも聞くのも大事です。

 マーベルと進撃の巨人のコラボイラストがあるよ!ということで、雑誌BRUTUSの進撃の巨人特集号を手にとって見る。
 コラボイラストというか、コレは……普通に巨人VSアベンジャーズWithスパイダーマンの短編じゃねえか! 綴じ方が逆なだけで、これ原書のアメコミや! あ。ちなみに、別ページですがちゃんと全訳乗ってますので。シンプルな内容なんで、邦訳難易度は低いですけどね。
 ニューヨークに突如現れた人喰いの巨人たち、戦いの火蓋を切るのはスパイダーマン! 軽口と元祖立体機動を武器に戦うスパイダーマンを尻目に、駆けつけたアベンジャーズも人の身で未知の巨人との戦いに挑む! 巨人の弱点を見抜くキャプテン・アメリカの指示の下、ホークアイの矢が、アイアンマンのリパルサーが、ハルクの怒りが巨人を砕く! やがて現れる超大型巨人、だがしかし、頼れるアイツらもごきげんなミュージックと共にやってきた! この短編、題して「Attack On Avengers」!
 本場そのもののアートで描かれるアメリカンヒーロー、そして本家そのもののおぞましさと無邪気さを持った巨人たち。フルカラーコミックスですよ! フルカラーコミックス!
 それにしても昔進撃の巨人を観て「この立体機動な動き、スパイダーマンVS巨人とかも面白そうよね!」と発言してからしばし後。まさかこうして、公式コラボという形で叶うとは。いやはや、世の中とはわからぬ物です。