日々雑談~5650~

 ブラックパンサーで主演を務めたチャドウィック・ボーズマンさんが大腸がんにより死去。既にシビル・ウォー撮影時にはリンパ節への転位が始まる大腸がんのステージ3となっていたこと、やがて他の臓器への転位がはじまり死亡率も高くなるステージ4になってしまったこと、撮影は手術や治療の合間におこなわれていたこと。ブラックパンサー2に、信長に仕えた黒人『弥助』の主演と、今後を予定した以上、まだ何も諦めていなかったのだと思います。

 ブラックパンサー、ティ・チャラ王は頭脳明晰かつ高貴、それでいてブラックパンサーとしての野性味や王としての重責による迷いと、非常に実写化の難易度が高いキャラだと感じていました。チャドウィックさんがティ・チャラを演じきれたかどうか。それは、ブラックパンサーという映画が出した成果で証明されています。難しい課題に際し、期待を超えるのものを成し遂げてみせた。後々まで、語り継ぎたいチャドウィックさんの事実です。

 故人のご冥福をお祈りします。