日々雑談~912~

 パニッシャーさんの機械的なイメージは何処から来たんだろうか。あの人程、感情をぶっ放している生き物も早々いねえよな。
 パニッシャーさん、マフィアとドンパチやらかしている時も「もっと怒れ! 怒りを燃やせ! 憎しみを解き放て! 人間であることを忘れろ、死にたくねえならな!」と、殺戮兵器にはありえない感情を述懐することも。殺意も冷酷さも、機械ではありえない直情、むしろ機械ではなく獣と呼ぶべき熱さ。
 そういや歴代の実写版パニッシャーもそういう部分を描写しようとしていたなーと気がするものの。いやー、B級的愉快さやスプラッターさで感情どころの騒ぎじゃなかったので、殆ど覚えてねえや。ドルフ・ラングレン版? アレは、ドルフ・ラングレンの映画以外の何物でもないだろ。

 ってことは、もし英霊として聖杯戦争に参加した場合、パニッシャーさんはアサシンでなく、バーサーカーの方が性質的には合っているのか?
 キャスターやバーサーカー以外、なんでも出来るタスクマスターさんはさておいて。多才すぎるわ、あのガイコツ。

日々雑談~911~

 昨日はアナウンス無しに休んでしまい、申し訳有りませんでした。ちょっとした所用をこなしているうちに、更新に手が回らなかった次第でありまして。なんという、無様。

「衛宮切嗣はパニッシャーやロールシャッハに例えられることもあるが、もしあの二人がマスターとして聖杯戦争に参加したらどうなるのかね?」
「ルール説明聞いた時点で、ぶち切れて教会燃やすと思う」

 市民が犠牲になりかねないという時点で、あの二人が聖杯戦争に妥協することは考えられんなあ。本人の体内に爆弾を埋め込むか、聖杯戦争に無関係な市民を人質にでも取れば、まだパニッシャーは参戦してくれるかもしれないが、ロールシャッハはそれでも妥協しそうにないなあ。というか、そうやって参戦させた場合、関係者を皆殺しにしての聖杯破壊エンドはほぼ確定……。多少の腹芸が使えないこともないパニッシャーの場合、最初の時点で、「参戦する」と素直に言っておいて、同じエンドに持ち込む可能性はあるか。なんて厄介な連中だ。

「なら、マーク・ミラー原作で、キック・アスの次の実写化はコイツだと目されている、最悪のアンチ・ヒーローことネメシスの場合は?」

悪党 ネメシス

「冬木市ごと燃やして、高笑いしながら汚濁垂れ流しの聖杯放置して帰還END」

 「何かを達成するにあたり、犠牲は出れば出るほどいい」なんてことをシラフで言い放つ野郎に、聖杯戦争のような人を殺す口実を与えちゃ駄目だ。ネメシスの恐ろしいところはどんな下拵えを台無しにすることをも厭わないある種の幼稚性だろうなあ……。ジョーカーですら、与えられた状況を丁寧に観察して、徐々に最悪に持っていくぐらいには、我慢が効くよ。なんという、新時代の悪党か。
 まあ、ぶっちゃけネメシスさん、厨二病をこじらせたまま強大になっちゃった悪党なんですけどね。キック・アスとは真逆のベクトルと結果で。実写化してもR-18は確定なので、もし日本で映画が流されることがあったら、温かい目で見守りましょう。絶対、それどころじゃない作品になってるけど。

日々雑談~910~

 正直SASUKEより、風雲たけし城が見たい。

 いやー、何時もだったら「まあ、桜だし…」で済むけど、幼女桜だとなんか心底可哀想な気分になってくるな。最終的に助かるとは分かっているから、まだ救いになるけど。そんなFate ZERO。
 あ。そういや、アニメFate stay nightで桜周りはほぼスルーだった。なんか急に、アニメ内における色々なものが、無慈悲に見えるようになってきたぞ?

 うう、ぬうう……。久々に洋ゲーでもと思ってたが、正直リージョンがめんどくさくてたまらん。360、時折北米版で動かないゲームあるからなあ。アジア版なら動くけど、アマゾンだと(輸入盤)で一括りにされていて、北米版とアジア版のどちらがいいかは選べない。いざ頼んで北米版が来て、日本の360じゃ動きませんというオチは、まず笑えん。
 PS3はリージョンフリーなんで、そういう心配は皆無なんだよなあ。いっそ管理者の所に行って、360とPS3を無理やり交換してくるか……。

お題~漫画の線と面って?~

ふじい(以下F)「この形式は、久々な気がする」

サイレン(以下S)「そうですね」

F「始めた頃は、解説役&聞き役というバランスが取れてたものの、最近は聞き役のサイレンさんの知識が高まったせいで、解説するようなことが殆ど無いんですもん。もうほんと、死ねばいいのに……」

S「理不尽かつ辛辣過ぎるだろ!」

F「それはさて置き」

S「流された!」

F「今日は少し日本の漫画とアメコミの違いを解説してみようかなと。絵や話の作り方でなく、展開の形式をね、ちょっと。日本は線で、アメリカは面。以前呟いたこの言葉を、少し掘り下げてみようかと」

S「ほう」

F「とりあえずサンプルとして、こんな状況を用意してみた。これを叩き台にするぞ」

『一大シリーズ。敵のボスと幹部が現れる。主人公の仲間が幹部と戦い、主人公自身はボスと戦う流れに』

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日々雑談~909~

 あれだけシビルウォーを薦めていて、まず読んだのはキャプテン・アメリカの邦訳本二冊が先ってどういうことさ。
 そんな感じでキャプテン・アメリカ:ニューディールキャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャーを現在読んでおります。両方共、変なコスチュームを着た愛国者のイメージを覆すには、十分な力作だのう。

キャプテン・アメリカ:ニューディール
「約一年後とはいえ、コレをアメリカで出したってだけでスゲエよ」(管理者:談)
 911の直後、彼は瓦礫の山にいた。
 七ヶ月後アメリカ郊外の田舎町、センタービルをテロリストが占拠。キャプテン・アメリカはテロとの戦いに身を投じる。自らの戦う理由、アメリカの正義、テロリストの心情。彼が最後に辿り着いたのは、かつて第二次大戦末期、無意味に生命が燃やされた街、ドレスデンだった。

 一般市民であるスパイダーマンでもなく、割り切れるトニー・スタークでもなく、怒りで全てを打ち壊せるハルクでもなく、神であるソーでもなく、テロと対峙することになったのは、第二次大戦の一兵卒であるキャプテン・アメリカだった。スーパーヴィラン存在しない話なのに、現れた黒幕をキャップはモンスターと呼んだ。
 
 爽快感は薄いものの、読み応えがある一冊です。正直、この間の「スーパーマンアメリカ市民権を放棄!」という一発ネタより、数倍マシでマトモですよ!? ひたすら本を何度も熟読したい人に、オススメです。

キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー

 宿敵レッドスカルが殺され、彼が手にしていた世界を変える立方体、コズミックキューブが盗まれた。レッドスカルの配下が暴走を始め、世界が急激に変わろうとする中、キャプテン・アメリカは過去にいた。第二次大戦の夢、相棒であったバッキーが死ぬ、現実とは違う夢に。

 揺らぐ過去の現実。キャップの名を借りていた者の墓を壊し、バッキーの代理であった者を殺し、キャップを挑発する謎の存在。やがて名が浮上する、伝説の殺し屋ウィンター・ソルジャー。過去を振り切り、捜査を進め現れた真実は、悪夢をも超える、最悪の現実だった。

 アメコミの見本のような一冊です。大戦時に名を馳せたヒーローチーム、インベーダーズ(ネイモア、初代ヒューマン・トーチ所属)だけでなく、親友であるアイアンマンや、もう一人のサイドキックことファルコンも登場。アクションに話の重厚さにページの厚みと、初見の方や人に勧めるのに、これほどいい本も早々無いかと。そしておそらく、最も映画キャプテン・アメリカ準拠な本。

 頭をキャップ漬けにしたい時期には、ちょうどいい二冊でした。そしてFate/ZEROのアニメを見て型月漬けにもすることで、冬コミに向けてのネタが浮かぶわけですよ。これで、冬コミも保険も全てダメだったら、お笑いだけどな!

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