Tの悲劇
登場人物紹介から外れ、意気消沈する可南子。
そんな彼女の元に出番の元々無い地獄を除いてきた上級生が現れた!
「やぁ……可南子。待ってたわ」
「あ、あなたはか、桂さま……?」
「出番の無いことで、見える光もある。可南子……笑え。笑いなさいよ。いい顔になった貴女こそは地獄が相応しい」
「妹候補と騒がれたのは過去の話。最近の出番は数行単位、これ以上の地獄が何処にあると言うのですか?」
「可南子……私の妹になりなさい。二人で歩いていきましょう、この出番のないと言う暗闇を」
「ヒャハッ!ヒャハハ!アナタだけですよ桂さま。私に振り向いてくれたのはッ!」
このあとパンキーな地獄姉妹が主人公姉妹やドリルを襲撃します。
「貴女はいいですねぇ瞳子さん……私なんか涙もとうに枯れ果てました」
おまけ 黄薔薇革命時の令さま
「受け取ってよ!私のロザリオ受け取ってくれよォー! 頼むよ私のロザリオ……うわあああああ!」
影山さんと令さまは良く馴染むぜ。
あ、遅ればせながら可南子さん、キャラ紹介復帰おめでとうございます。(消えていくヤグルマ桂)
起承転結で話を考えてみると
起……ロザリオ突っ返された『マリア様がみてる くもりガラスの向こう側』
承……謎への鍵が示された『マリア様がみてる 仮面のアクトレス』
転……新刊『マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵』
結……?????
まあ四コマ見ればわかると思うんですが、承はオチへの前フリを担っている話の中でも重要な部分なんですよ。ある意味、結のオチ以上に。
てえか作品を見捨てずに上の起から見てきた人にならば言える。レイニー並みの展開になっているよな。いや、なんつうかどうすんだろうこの先。話のバックボーンはかなり深刻だぜ。
こっから先はネタバレ上等な新刊『マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵』の感想よォ! まだ読んでいないヤツはけえんな!