- 2009.12.17 Thursday
- 特撮 > 仮面ライダー感想 > W(ダブル)感想
翔太郎「なあ亜樹子、今の時代にチリトリとホウキはねえよ」
亜樹子「そうかなあ、電気使わないし、小回りは効くし、文明社会に依存しちゃダメだよ」
翔太郎「だから掃除機にしようぜ、掃除機」
フィリップ「二人とも、なんの話をしてるんだい?」
亜樹子「なんだっけ、クレイドール? 今度あのドーパントが粉々になったら、粉を掃除しちゃおうかと思って。そうすれば再生できないでしょ」
翔太郎「やっぱ掃除機だよなー。なんてったって、サイクロン式だぜ、サイクロン式。いっそサイクロンのメモリを差し込んでパワーアップできるように改造をって。フィリップ、なんで俺たちを殺意満々の目で睨んでるんだ?」
さらば!クレイドール・ドーパントよ! って言い切ったらマズいよね。でもこれでしばらくクレイドールは退場でしょう。あのヒキで来週しれっとメモリ持ってたら、素でヒクわ。
本当に怖いのは恐ろしい怪物ではなく、ごく普通の人間なんですよ。こんなありきたりなセリフで表現できるのに内容は上出来だった、仮面ライダーW(ダブル)第14話感想。レギュラーキャラはみんな株が上がって、反面下がる人は誰もいなかったという好景気ぶり。
クレイドール潰れたー! でも再生した! Wの二人も驚いてたけど、霧彦さんも同じくらい驚いていた。
「霧彦さんは幹部なのに情報持ってなくていいのかな」
「いいわけねーじゃん! でも脱ごうぜ!」
「霧彦さんはほんとすげーな」
クレイドールが再生能力重視ならば、バイオレンスは見た目の通りにパワー重視。持ち前の筋肉、肉達磨になれば攻防だけでなく機動力まで賄えるぜ! バキのオリバさんってこんな感じだったような。肉団子形態もあったし。なら来週はオーガのメモリか原始人のメモリだな!
身近な人間しか知りえない情報をミスタークエスチョンが出したのは先週の時点で感づいてたけど、マネージャーの冷遇っぷりを見ると、お気に入りの景色なんか教えてもらえそうにないんだが。
バイオレンスは実に良い敵だった。Wの能力や乗り物を殆ど使用せざるを得なかった敵。クリスマス前に最高じゃねえか。
今回脚本やった長谷川さんはホント下劣な人間書くの上手いよな。いやいや、心底褒めてますよ? 怪人よりも異次元人よりも、悪い人間。
クレイドールが見逃したところで引いておけば助かっただろうに。正義に喧嘩を売るならともかく、相手は園咲家という悪だったワケで。下劣な悪は高貴な悪……尻だけど高貴な悪に粛清されました。お屋敷で暴れていたスイーツにの方が罪は重いと思う、霧彦さんガン無視だったけど。
それにしてもスイーツといいバイオレンスといい、メモリ購入後、普通に園咲にコナかけてるドーパント多すぎるだろ。粛清より何より、まずメモリ購入者が何をしたいかを聞いてから売ればいいんじゃね。銃器店が売った銃を使われて、客に強盗に入られるくらいに無用心すぎる。まあこの例えの場合、店主一家は客ごと全てを吹き飛ばすような、とんでもない銃を複数持っているんですがね。
フィリップも色々と察したが、若菜姫はそれ以上に悟った件について。主人公側より、悪役の方が成長している。舌打ちに代表されるキツい本性は見せ掛けで、本当は上っ面以上に可憐。普通にヒロイン枠に食い込めるじゃねえか。
所長はヒロインとはなんか違うし。ギャグキャラとマスコットとヒロインを全部足して、√を計算式に盛り込んだようなカオスなキャラ。
でも、今回一番女性キャラで頑張ったのは、セーラー服の冴子さんじゃね? よく頑張った! 感動した! それにしてもあの一家の人間関係はホントにワケがわからんな。噂の巨悪がいるならば、やはり和解して仲間になるのだろうか。仲間になってもいいんじゃないかってくらいには、悪らしからぬ愛嬌がある。最近愛嬌の塊のミックくんを見てないなあ……。
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