- 2011.08.23 Tuesday
- 小説 > クロスオーバー > デッドプール・チームアップ!
この 間の 続き
デッドプール「竜宮小町ねえ。リッちゃんがプロデューサーで、メンバーは双子のカタワレに、人間発光兵器に、三浦あずさ……あずさ!? あずささん!? チクショウ、リッちゃんに、オレのアイドル寝取られた!」
律子「相変わらずですね、プロデューサー……」
みてはいけない
ナムコマスター「さあて、久々にレッスンの開始だ!」
春香「あのー……タスクマスターさん、名前欄がちょっとおか」
律子(ストップ! 春香!)
春香(ムググ!? り、律子さん? いきなり口を塞いで、何事なんですか!?)
律子(読んじゃ駄目、読めても読んじゃ駄目なの! 見なさい、あそこでニコニコしながらこっちを見ている人間を!)
デッドプール「……♪」
春香(うわあ……すごい、笑顔)
律子(読んだ瞬間、連れて行かれるわよ。自分と同じものが見える、仲間として)
ナムコマン「二人でヒソヒソとなんの話を……? 名前欄?」
デッドプール「気にするな、元タスキー!」
元タスクマスター「元!?」
こんせつていねい
タスクマスター「見たか。この割れた瓦と板を。これぞ、アイアンフィストの拳法。菊地真、貴様ほどのベースがあれば、この技を習得できるはず!」
真「レッスン、よろしくお願いします!」
亜美「はいはーい!」
真美「真美と亜美にもー!」
亜美&真美「「何か教えてー!」」
デッドプール「そうだなー。ここは、マルチプルマンの妙技でも教えてやりますか?」
タスクマスター「自らを複製、増殖するミュータントの何を教えろと言うのだ、貴様」
でこびーむ
タスクマスター「無鉄砲な子供たちには、スパイダーマンやデアデビルの受け身を。受け身を覚えているだけで、もしもの時の生存確率が段違いである」
律子「それならまあ。ちゃんと、相手のことを良く見ているんですね」
タスクマスター「教官たるもの当然だ。さて次は……そこの貴様、サイクロップスという男の名を知っているか?」
伊織「その人は知らないけど、アンタ、思いっきり殴っていい?」
むり
タスクマスター「スマン……流石の我輩も、家庭の節約術に関しては知らんのだ」
まくろす
千早「歌の力で、戦いを収めることは出来るのでしょうか」
タスクマスター「いい話だ。感動的だな。だが、無意味だ。少なくとも戦場では」
デッドプール「そうでもないんじゃね? だってオツム0で筋力MAXなジャガーノートですら、アイドルのダズラーのファンだぜ。アイツがヒーローチームのエクスカリバーに大人しく所属出来たのは、同じチームにダズラーも居たからだって聞くけど。つまりアレだ。千早の歌に洗脳効果を付加することにより、強制的に世界を平和に……」
タスクマスター「なぜ貴様は、上手く話がまとめられんのだ! 途中まで珍しくイイ感じだったのに!」
どうぶつしゅうごうたい
響「なあなあ、このペットアベンジャーズっていうの、知り合いか!?」
タスクマスター「あまり付き合いは無い」
デッドプール「俺ちゃんも無い! アイツら、妙に強いんだよ! うっかりサノスが負けるぐらいに! 負けたら笑いもの、勝つには必死。これだけ戦うにワリの悪いチームがあろうか! 今度、ドッグプールを紹介してやるから、我慢なさい」
かわいたすなにみず
美希「あふぅ……えー? さっき教えられたこと? ミキもう、全部覚えたよ。ミキ、“てんさい”ってやつだもん。だから、もう少し寝てもイイよね?」
タスクマスター「アレ、引きぬいていいか?」
律子「駄目です」
ちかくてとおい
貴音(今日も月が綺麗ですね……)
タスクマスター「そういえば最近、貴様宇宙に行っていたらしいな?」
デッドプール「オフコース! 自称宇宙一の傭兵を倒したので、ちょっとデッドプールさんの凄さを広めに、ヤツの宇宙船でバビューン!と。次はキャップかハルクが作戦やら任務やらで行くらしいぜ」
タスクマスター「貴様らにかかれば、宇宙も近所か。あと一応言っておくと、宇宙一の傭兵は我輩だからな。ところで、実際目にする月はどうだった?」
デッドプール「あー、表側は綺麗だけど、裏側は悲惨なまんま。ブチ切れハルクと本気のブラックボルトが戦ったからなー。ブラックボルトの音波一発でニュージャージー州が消し飛ぶってホントなんだなあ。そんなブラックボルトも消し飛ぶ、ハルクのパウァー。もう、裏側ズタズタよ? 月、そのうち割れんじゃね? ヒャッハー!ってウォッ!? 四条のたかにゃがスゲエ目でオレを見ちゃってる!? なにこれ、フォーリンラブ!? 殺したいほど愛してるってやつ!?」
はぎわらじきでん
兵士A「スゲエ。これが伝説の鬼教官の実力かよ」
兵士B「ああ。どうやれば、あんなに一瞬で出来るんだろうな」
兵士A「しかも、一人でこれだけの塹壕を掘り上げるだなんて」
兵士B「きっと勇猛果敢なベテラン兵士、もしくは名のあるヒーローから奪い取ったに違いない。恐るべき達人、タスクマスター……!」
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