- 2009.11.25 Wednesday
- 特撮 > 仮面ライダー感想 > Ｗ（ダブル）感想
亜樹子「う〜鼻水止まんない。バカは風邪ひかないから、バカは高いところが好きにまで検索の範囲を広げるだなんて、さすがはフィリップくん。へっくし」
フィリップ「それほどでもないよ」
亜樹子「でもさあ、惜しいよねえ。今回の事件は、珍しく怖さの方向で面白い検索ワードが多いのに」
フィリップ「へえ」
亜樹子「幽霊カーを掘り下げれば、ホラー的なキーワードを探せるし、ウイルスってキーワードにはパニック映画的な要素が混じってる。珍しいよ、うちに持ち込まれるホラー風味の事件って。風邪なんて、冬ならいつでも引っかかりそうなキーワードじゃん。おしい、おしいねえ」
翔太郎「あ〜き〜こ〜！ お前、なんでだ、なんか俺に恨みでもあるんか！？」
亜樹子「いやあ、ゴメン、ゴメン。ついつい口が……」
フィリップ「なるほど、今回のウイルスは伝染力は低いから、パニック映画の切っ掛けにはならないのか。口直しに、幽霊カーについて検索して見よう。これは！？ 翔太郎、首なしライダーって、僕たちの仲間なのかい？ だったら、歴代ライダーの情報と照らし合わせて見るよ」
翔太郎「ちげーよ……どうすんだこれ、キーワードが連鎖して、終わりそうにねーぞ」
亜樹子「と、年明けまでに終わるかなあ？」
仮面ライダーとは違うし、ましてやウルトラマンではない。えーと、えーと、そうだ！ 怪奇大作戦だ！ そんな感じでホラー風味な仮面ライダーＷ（ダブル）第１１話感想。下半身が車の怪人や、車での轢き逃げが大好きな怪人は居たけど、まさか真面目に車ＶＳ仮面ライダーが行われる日が来るとは。
フィリップのお出かけ、亜樹子の潜入操作。ならば当然、次は翔太郎の出番だ。そして、ハードボイルドを目指す彼に与えられたのは、難解に捻くれた厄介な事件。ハードボイルドならば、チンピラ達の腰が砕けるまでボコボコにして、警察に全てをゲロさせて終わり。有力者である親に泣きつくヒマもないシンプルさ。ただ、翔太郎はハーフボイルドであり、仮面ライダーでもあるわけで。
ヒーローの無償の正義は良く取りざたされるけど、Ｗは二人で変身と言う状況が生かされている。感情的な翔太郎と、冷静なフィリップ。あのストリートギャングに救う価値は有るのか？ これは視聴者の疑問でもあるわけで。三人死んでも自業自得のイメージが強い彼らに、助ける価値はない。普通の視点ならば。でも、ヒーローである翔太郎は助ける事を選んだ。
事件がどうなるかで設問も大きく変わるだろうが、現時点、翔太郎は間違いなくハーフボイルドでヒーローっぽい。さて、どうなるのやら。
いやー折檻やヘタれっぷりや尻のせいで見逃してたけど、霧彦さんの戦績自体は決して悪いもんじゃなかったんだ。園咲での一戦も、スイーツやテラーの横槍がなければ勝ちそうだったし。玉砕覚悟のヒートトリガーに負けてから、しばらく戦闘を繰り返し情報収集をした後、必殺技を真正面から破り快勝。すげえ、なんて地道な悪の幹部だ！
うんでもその、調子に乗らないで、Ｗにトドメを刺した方がよかったんじゃないかな。バイラスを追跡しないとマズいのは分かるんだけれども。霧彦さん、あのチェックメイトでＷに絶対的な敗北感を与えたって言って満足してそう。いやいや、アンタもそうだけど、Ｗも何回敗北してもケロっと再戦挑むタイプだから！ ナスカとＷ、負けたり勝ったりを春先ぐらいまで繰り返していそうだ。両方まだ、奥の手や持ち技がありそーだしね。
追跡って映画、すっげー怖いよ。巨大なトラックがずっと追ってくるだけの映画だけど。というわけで、幽霊カーが怖い。ウイルスも絡むとなると、もっと怖い。弾け飛ぶ前輪、砕けるフロントガラス、狂気まみれの運転手。怖い。
さっきもちょっと触れたけど、まんま車と仮面ライダーの戦いって初じゃなかろうか。本チャンは来週のバイラスドーパントだろうけど、面白い前座だった。もしウイルスが熱にも強かったら、今日がＷ最終回だったけどな！
んで今回も犯人探し、容疑者が現時点で一人しかいないけどなｗ シンプルに考えれば婚約者、ひねって考えると意識不明の姉の意思。だいたいがこの二択かと思われます。ただ公式の次回予告を見る限り、画家は無いような気が。
正直、難しい。前回のスイーツみたいなメイド＝ライターなんて時もあるし、ゴキスターのような後出しもありえる。婚約者や姉が関わっていない事は、まず無いだろうけど。現状一番の謎は、バイラスのメモリに何があったのか？ コレさえ分かれば、全ての謎は瓦解する筈。
そういえば、車は何で泣いてたんだろうな……？
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