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(0M0)「ミンナ、ギャレンノコトヲワスレチャダメダゾ」

士「くそ、今度は人が完全に支配された世界か」
夏海「ネガの世界は人が駆逐されている世界でした。これから先の世界は、みんな人にとっての絶望の世界なんでしょうか」
ユウスケ「くそ! なんて世界だ!」

海東「俺としては、前回の世界で思いっきり騙されたのに、この世界の不自然な親切を素直に信じられる事が不思議なんだけどね」


 過度な親切が行きかう世界? もし自然にそんな世界だとしても、俺ぁゴメンだね。だって、過度な親切を受けるって事は、同レベルの親切をこちらもしなきゃいけないんだぜ。親切を享受するだけですむ旅人目線だと理想の世界だけど、腰を落ち着けるには最悪の世界だぜ。
 偽りの笑顔が飛び交う仮面ライダーディケイド22話〜ディエンドの世界編前編〜感想。もしくは〜ミッシングエースの世界編前編〜の感想。しかし年月をこれだけ経たのにグレイブの笑顔は相変わらず全力で信用できねえ。

 イマイチだったブレイドの世界のロスタイム。こう言ってもいいぐらいに、ディエンドの世界=第二のブレイドの世界。劇場版のミッシングーエースの世界とブレイド本編が迎えかねなかった結末の折半かね。それぞれ剣崎と始さんの度を越した決断が無ければ、滅んでいた世界。滅びの先はこんな異常に穏やかな世界だったのかもしれない。そんな可能性。


 ブレイドの新世代ライダーか。ミッシングエース限定の三人組、それぞれ違う形で散った三人、その思い出は……。まいったな、嫌なシーンしか思い出せねーぞ、こりゃ。
 そもそもランス&ラルクの二人は嫌なヒーローだったんで。覚悟を決めて戦いを終えた剣崎をなめくさるわ、単独行動して死ぬわ、挙句の果てに瀕死の仲間からカード奪い取って力を独占しようとするわ。最初から最後まで、本当にロクでもなかった。
 そして最後の一人、グレイブ。他の二人に比べ、優しさを前面に出したキャラクター。いやー一人ぐらいこういう人が居なくちゃね、新世代が誤解されちゃう。
 うん、優しさはみんな演技で、グレイブの志村純一こそが黒幕のアルビノジョーカーだった。おいおい、ろくでなし二人に黒幕一人って。いったい誰だよ、こんな三人をライダーに選んだのは!
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 まあ、しょうがないか(あっさり) むしろ橘さんが選んで、これぐらいで済んだのなら奇跡。あの人、天然でジョーカー三人連れてくるとかマジでやりかねないぞ。うちゅうのほうそくがみだれる!


 なんで俺はミッシングエースの感想を書いているんだろうか、いくらミッシングエースが大好きだからって。ディケイドだよ、ディケイド!
 でも今回、ディケイド側のキャラは士でさえあまり動いてないし。一番動いてるのが天元突破で株を落としたユウスケってどういうことやねん。
 ライオトルーパー>>(瞬殺)>>ローチ>>(腹パンチ一発で気絶)>>ユウスケ
 鬼の鎧を通して、ディスクアニマルに負けた裁鬼さんを思い出すなあ。ローチを通して、元祖平成ライダーが量産型ライダーに負けちまったよ。
 まあ、やはり、この世界はディエンドの世界なので、どうしてもディケイドの価値は一枚落ちるわけで。


 さっきも話したけど、少々DQNっぽいランスとラルクは元々あんなもんですよ? むしろ昔よりはマシなぐらい。今回は仲間の情とかが一応垣間見えるから。
 グレイブさんは、グレイブさんは……グレイブさんだ。あのプールのシーン、なんだったんだ。今回はあくまで人間っぽいので、多分原作とは全く違うキャラでしょう。来週、高笑いしてたらどうしよう。
 元々新世代の三人は映画の枠内に詰め込んで作ったキャラなので、本当に映画だと身の程知らずで性根もちょっとってままなんですよね。だからここで改めてキャラを掘り下げてくれるのは、すごくありがたい。
 多分、平成ライダーを見続けてきた人にアンケート取ったら、ミッシングエースは上位に入ると思うんですよ。良い悪いというより、忘れられない作品。なんか記憶に濃く残っている作品。ミッシングエースの世界であること自体は、なんだかんだで嬉しいんですよ。色々な事を考えると、多少複雑だけど、それでも。


既にジョーカーがブレイドの世界であっさり倒されている事は、みんな全力で忘れようぜ! アルビノがもし出ても、全然怖くねえな。


 以下スーパーディエンドタイム。


 全てを見通した上で、好きなように生きる。まさにジョーカーで鬼札。海東というキャラは平成ライダーでは珍しいぐらいに、この矜持を今の今まで通してきたんですよね。バックボーンも分からないままポッと出て、作品をかき回すジョーカーキャラ。
 そして、そのバックボーンが明らかになった時、彼は彼のままで居られるのか。ジョーカーキャラがジョーカーのままで居られるかのひとつの分岐点が過去の公開。これにより弱点が露呈したり、キャラ的に弱くなったりする。次回タイトルの「エンド・オブ・ディエンド」も半ば洒落にならんタイトルだったり。
 ただし、全てが明らかになる事で別の形に進化するジョーカーキャラも居る。そして、過去が明らかになってもジョーカーキャラを貫き続けるキャラも居る。なので彼がどうなるのかは、来週を待つしかない。ディエンドというキャラの大きな分岐点であるのは間違いないんですが。そのまま代わらないのも、また重大な選択の末の答え。
 全てを乗り越えて、果たしてディエンドはどうなるのか。敵は実の兄と、平成ライダー最強最大と噂される大邪神14――


 一応こうは言ったけど、劇場版でディエンドが○○の腕輪を盗んでいる時点で、彼は変わんないと思います。それ盗んだら、本気でマズいからね? どっとはらい。

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