- 2011.10.20 Thursday
- 日記 > 日々雑談
今はまだ、ゲームブログや情報サイトで取り上げられていないから、一部の知っている人間の間でしか語られてないことだけど。もしこの話が知れ渡ったら、おそらく売上や流通に関わるレベルでヤバいことになるな。商品の流れが、大幅に変わると言うか。
なんか、思ったより大変でお得なことになりそうだぞ?
「見極めなければならない」
コスチュームを着こみ、マスクを被った彼は、眼の前で繰り広げられる争いに、介入する機会を狙っていた。
「過去五回に渡り、この地でおこなわれた儀式。聖杯を巡る戦いの正体を」
彼は頑なに戦争という言葉を、使おうとしなかった。もし、聞いたとおり、資料通りの物が、同じ土地で何度も行われているとしたら。それはもはや、戦争という二文字で語るべき物ではなかった。戦争よりもっと、救い難いものだ。
「願わくば。この争いが六度目の戦端でないことを。そして魔術師と呼ばれる存在。私が、否、我々が。立ち向かわなくてよい相手であることを、願おう」
彼は街中でおこなわれている二人のサーヴァントの戦いに、常人ながら踊り出る。誇りの象徴である、円形のシールドを携えて。
彼こそ、正義の味方と、誰よりも多く呼ばれる存在であった。