- 2011.09.27 Tuesday
- 日記 > 日々雑談
邦訳版シビル・ウォー発売間近。
名作と言うには、アクが強い上に好き嫌いがハッキリ分かれるシリーズですが、Marvel全ヒーローの南北戦争というテーマを起承転結きちんと書いた時点で、傑作の一つですよ。筋道全てが崩壊していたライダー大戦に比べれば。
規制派アイアンマン(トニー)VS規制反対派キャプテン・アメリカ。分り易い情報だけで判断すると、「キャップ頑張れ! 社長最低!」なんですけど、実際シビルウォーを見てみると、規制せざるを得ないことに苦悩する、社長の姿がありありと書かれているんですよね。制作者側としては、むしろ正道は規制派にありという節も見えますし。
ぶっちゃけ、社長持ちあげないと、シビルウォー作中でさんざんやらかしたことがフォローできないって事情もあるんですけどね! 終戦後の※キャプテン・アメリカ国葬事件も大概酷い話だけど、あれはほら、なんとかギリギリ腹芸レベルなんで。戦時中にやったことは、ショッカー大首領でも「そりゃねえわ」というレベル。
しかし、キャプテン・アメリカの映画が近い今、キャップが死ぬ作品を出版っていうのも、すごい話だ。映画の援護射撃になってねえ!
※キャプテン・アメリカ国葬事件
社長「スティーブの葬式は、国で行います。なお、葬式に参列できるヒーローは、ヒーロー登録法に登録済みのヒーローだけです。参列したければ、登録して下さい」
キャップのサイドキックだったファルコンのように、泣く泣く登録に従うヒーローも居れば、ルーク・ケイジやスパイダーマンのように参列できなかったヒーローも。いや、そこは賛成派も反対派もノーサイドでやるべきだろ!?