- 2010.08.05 Thursday
- 特撮 > 仮面ライダー感想 > W(ダブル)感想
翔太郎「なあ照井、お前さ、どうやってオールドの精神攻撃防いでたんだ? 何か、特別な工夫とかさ、なんかないのか?」
亜樹子「才能ってヤツじゃないの? シュラウドも見付け出したって言ってたし」
照井「何故精神攻撃が効かないのか、か……そんなこと、俺が知るか」
フィリップ「そうやって言い切れる人だから、効かないんだろうね」
ストロンガー「ヘックション!」
たぶん、テラーやオールドの精神攻撃はストロンガーには効かないんじゃないかな。そんなこと俺が知るか! もはや魔法となった一言。てーか、昭和ライダーはみんな軒並み、怪人が持つ特殊能力への耐性が高い気がする。仮面ライダーアクセル 44話……もとい、仮面ライダーW 44話感想。蛙飛びで怪人に襲いかかる、最強ライダーってなんぞ。
復讐の連鎖ってよく言うけど、それは当たり前なわけで。だって、復讐を果たした時点で、復讐者にも復讐されるべき理由が生まれるからね。人を呪わば穴二つって、秀逸な言葉だよなあ。
まあ、母親二人はアレでよかったんじゃないかと。罪には罪の報いを!ってノリでやると、親の愛という今回の話の根幹が崩れちゃいますし。まあ流石に普通、劇団は辞めるけどさ。結局、どっちが主役を演じたのか、それとも別の子供が演じたのか。結局また、モメるんじゃないだろうか……。
今までWで一番ひどいと思ったのは、ヘブンズトルネードの話の高校生ダンサーかな。あいつ、捕まるべきだよね。自覚も反省も贖罪もないキャラに比べれば、今回の母親二人は反省しただけマシだと思う。下には下がいる、みたいな見方なのはさて置いて。
きっと、シュラウドがトライアルの超高速に対応できたのは、照井さんが真っ正直だからに違いない。照井さん、速度を利用して相手の後ろに回り込むみたいな動きはしないし。真正面に来ると分かっているのならば、銃口を前に向ければなんとかなる、筈。
シュラウド=園咲文音=若菜&フィリップの母親! えーと、冴子は!? 多分、台詞のゴロから抜かれたんでしょうが、最近の冴子の扱いを見ていると、腹違いの可能性もありそうで怖い。お前は妾の子なのさ! まったく卑しい奴め!(by魔理沙インアクロバティカ)
ウモ屋は置いておくとして、シュラウドの執念や行動原理は今週で決着。娘を思う親の愛による悲劇。今回の二人の母親と悲劇の根源は一緒なんだけど、熟成具合がハンパないせいで、悲劇の度合いも拡散具合もケタが違う。人を呪って、穴が百穴になってやがる。シュラウド自身も、井坂先生が暴走した時点で、埋めきれぬ数の穴が出来たことを、悟ってしまったんじゃなかろうか。一番大きな穴を埋めるのは、自分の骸ってな。
結局、最後まで一番多く謎が残ったのは、ミュージアムの総帥こと園咲琉兵衛か……。行動原理も思考も、未だ紳士的な見せかけの中。番組初期から姿を見せておいて、最後までラスボスを貫くってスゲエな。
照井さんは、ここ最近の、レスキューポリスな流れを完全に断ち切ったな! 復讐を果たすだけではなく、更に上である“許し”にまで消化してしまうというストップ高。どさくさ紛れに、エンジン+トライアルのツインマキシマムドライブもしてたしね!
サブライダーどころか、もう一人の主人公という地位を確立。お仕着せのパワーアップルートを拒否して、仮面ライダーアクセルを貫く。裏方に回ることはあっても、弱体化という言葉にはつながらない。照井さん、マジでハンパねえ。なんとなくパワーアップや、ストーリー上の都合による弱体化のような、平成ライダーの悪癖を完全に振り切ってる。なんとなくパワーアップや弱体化したライダーは五指で足りないから。
でもまあ、これでもう、照井さんの見せ場は終わりかなー……。最終回近いし。
今回のゲスト兼主人公を演じたご老人の方々の演技力は、マジでハンパねえな。老化した幼女を演じてください! 老化したハーフボイルドを演じてください! どんだけムチャ振りだよ。しかもちゃんと、十二分に演じきってるし。老化した翔太郎役の方は、本当に老いた翔太郎にしか見えなかったぜ。
いやーそれにしても、Wはレギュラー陣もゲスト陣も、演技力高めの人が多くて助かるぜ。滑舌が悪いと、それだけでレビュー書くの大変でなあ。台詞の確認の為、何度も巻き戻ししてると、正直めんどくさくなる。
いやはや、ブレイドの時代にサイトやってなくて、本当によかった。
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