- 2012.11.24 Saturday
- 肉雑炊コンビの放談 > アメコミ
※前編はコチラ。
質問:対フラッシュ用とも言えるヴィランチームのローグス。もしフラッシュが最初から存在しなかった場合、彼らはどうなりますか?
答え:仲間割れして殺し合います
サイレン(以下S)「ホント、どうしょうもねえ!」
ふじい(以下F)「実のところ、フラッシュがいない世界(フラッシュ・ポイント)だとローグスメンバーだけでなく、フラッシュの代わりにヒーローやってるはずのシチズン・コールド(フラッシュ・ポイントにおけるキャプテン・コールド)すら、情緒不安定なんだよな……」
S「熱中できるもの、打ち込めるものを奪われた人間なんてそんなもんだろ」
F「部活が廃部になって、行き場を失ってグレる学生でもあるまいし。でも、だいたい合ってるな。そんなわけで、お待たせしました。はじめてのローグス第二回の中編となります。今日のヴィランは、ノゾキが得意なオッサンとイタズラ好きの取り返しの付きそうにないオッサンとクソガキ」
S「……ラインナップだけ聞くと、心底絶望的なメンツだな」
F「じゃあ最初は、前回紹介したメンバー三人と頻繁に行動しているこの人から」
ミラーマスター
F「鏡だけではない、反射するもの全てが俺の味方! 鏡系能力者の最高峰、ミラーマスターだ!」
S「最高峰とは、随分と大きいこと言うね」
F「だってさー、アイツ、これだけのことが出来るんだぜ」
・制限なしの分身・鏡面次元ミラーディメンションの作成・鏡経由のテレポーテーション(他人を連れることも可能)・ミラーディメンションにあらゆる物を引きずり込む・ミラーディメンション経由での平行世界への移動・手鏡を使っての通信・全世界の鏡を監視カメラにすることが可能・鏡を使って攻撃を反射する・鏡を使っての巨大化・相手の眼球に入り込み失明に追い込む
S「ジョジョの鏡系のスタンド、マン・イン・ザ・ミラーとハングドマン。オマケにD4Cを混ぜたような……」
F「おそらく能力は、まだまだあるぞ。なお、氷で鏡面を作れるキャプテン・コールドとの相性は最高だ。水たまりを凍らせて鏡面化してローグス全員で一気にワープとか。てーかコイツ、すげえ便利だけど。主に脱獄用として。部屋の鏡どころか、ちょっと磨いてある扉レベルでもワープできるからね。実質、ローグスを捕まえておける施設は無いといっても過言じゃないかもしれん」
S「先手必勝で本人を捕まえても、反射物を使ってやすやすと逃げ出すと。ここまで能力が強力かつ深まった理由ってなんなんだろうね?」
F「初代のサミュエルは銀行強盗レベルで落ち着いてたけど、初代の装備を受け継いだ3代目の傭兵エバンが大改造したからな。殺しまで請け負う傭兵には、さらなる能力の向上が必要だったわけだ。制作的な観点で言うと、単純な能力を掘り下げたら世界屈指のライター、ジェフ・ジョーンズがフラッシュ担当を長年やっていたおかげかもしれん」
S「あの人、既にある物を使うのが上手いからな。ところで二代目は」
F「二代目は、ローグスメンバーの一人、キャプテン・ブーメラン。当時、政府監視下にあったブーメランが、バレずに犯罪を犯すために、ミラーマスターに化けてた。悪行への欲求が、断てなかったと」
S「厚かましい上に、そもそも最初からそういう欲求は我慢しろよ!」
F「最初に行っておく! 決してかわいそうな人じゃないからな!」
トリックスター(初代)
F「高所恐怖症の空中曲芸師ジョバンニ・ジュセップは、安全に曲芸をするための空飛ぶ靴を開発。発明家も真っ青な勢いで珍発明を続けた結果、あることに気がつく。もしかしてコレ、犯罪に使えるんじゃないかと」
S「三輪車で町を駆け抜け、クラッカーで相手をひっくり返らせ、オイルガンで目潰しと。いい年こいたオッサンがするにはその」
F「俺だって、“もういい、お前はよくやった、森に帰ろう”と言いたくなる気持ちを抑えているんだから、お前も我慢してくれよ! ジョークグッズを使うし、享楽的で行動が読めない辺りはジョーカーに似てるけど、あそこまでの残虐性はありません。なお、実は映画ザ・フラッシュに出ているので、実写化経験済みのヴィランです。演じたのは、マーク・ハミル」
S「ルーク・スカイウォーカーにして、ジョーカーの中の人でもある、マーク・ハミルか」
F「ハイテンションな演技は見事だぞー。見事すぎて、バットマン・フォーエヴァーでリドラーを演じたジム・キャリーに、キャラをそのまま真似されたという噂が」
F「そしてこれが若干ややこしい。もう一人のイタズラ野郎の登場だ!」
トリックスター(二代目)
F「初代トリックスターの小道具をアップグレードした物を持つ、10代のヴィラン。たぶん外見上のモデルは、前述の実写トリックスターのマーク・ハミル。一応便宜上二代目と呼んでいるものの、実は初代と二代目は一時期同時に存在しててな」
S「ああ。ミラーマスターみたいに、初代から直に装備を引き継いだわけじゃないんだ」
F「初代トリックスターは、一時期FBIに所属して更生していてな」
S「FBIの人事課って、仕事してるの?」
F「まあとにかく、FBIで情報提供者として働いた後、初代はセミリタイア状態に。だがあるヴィランが、戦力上の問題でトリックスターを必要としていて。結果、トリックスターに類似した装備を作り上げたヴィランは、トリックスターとしての才能がある少年、アクセル・ウォーカーに装備を渡すことで、彼を二代目トリックスターに仕立てあげたと。初代がヴィランに復帰した時期は、完全に二人いたしね」
S「確かそれは、四代目フラッシュ、バート・アレンの時期か」
F「ああ。当然狙ってやったわけじゃないが、初代トリックスターはローグスによる四代目フラッシュ殺害事件に関与してしまってな。その際、お亡くなりになってる。二代目は直接関わらなかったものの、殺害事件後アジトに逃げてきたコールドたちに、“ついにフラッシュ殺ったんですね! 先輩スゲーや!”と言ったらブチ切れたコールドに胸倉掴まれて動揺。ローグスにフラッシュを殺させた黒幕との戦いには、参加してます」
S「特にフラッシュへの興味が無いヤツとは。ローグスにしては珍しいな」
F「コイツ、様々な意味でクソガキ=若いからねえ。キーストーンシティで悪名轟かすローグスに入れた時点で、大満足ですよ。後輩ポジで、先輩たちから色々と学んでいます」
S「そろそろ地下室に監禁されて、延々とフラッシュのビデオを見せられるんですね。フラッシュの魅力を理解するまで、ここからは出さねえ!」
F「どこの以下略の下っ端ヤクザだ」
F「今回は、こんなところですかね。なお設定変更が入ったリランチ後の現状ですが、ミラーマスターは鏡世界から抜け出せなくなりました。八割型キャプテン・コールドのせい」
S「フラッシュ・ポイントのミラーマスターも同じ憂き目にあっていたが、アレもシチズン・コールドのせいじゃなかったっけか?」
F「トリックスターは、いきなり二代目で、初代はまだ出てきてないですね」
S「年齢的にオッサンな初代の、取り返しのつかない感が好きだったんだけど」
F「俺も初代の方が好きだな。でもこの間、二代目。ゴリラ・グロッドと握手して、片腕もぎ取られたからなー。こりゃ、初代復活のワンチャンあるで?」
S「てーか、死ぬんじゃねえか、ソレ?」
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