発表当初はツンデレとか言ってなかったよね？

• 2006.06.02 Friday
• 日記

先に移植にあたっての事などを述べてみる。
基本はエロシーンの削除。そして家庭用として相応しくないセリフの変更など。個人的に一番好きだった蟹沢を厨房でファックしていいぞのセリフの変更がショック。いやファックは確かに駄目っぽいけどな。
あとＣＧの追加がいくつか。中でも西崎さん方面の追加ＣＧは秀逸。それを見た瞬間、西崎シナリオが追加されてないことに俺が歯噛みしたぐらい秀逸。

祈先生のシナリオは事前の報告通りに綺麗さっぱり削除。出番も減りました。説明書でもサブキャラクターの最後の方に居ます。でも他ルートで張られていた先生関連の伏線はまんまだからＰＳ２版単体だと複線未消化必須……個人的に、短いが結構印象に残っているシナリオだったので残念。他のルートで強靭だったレオの熱血を母性で飲み込んだ先生はスゲエと思うんだ。
そして、魔のよっぴーシナリオは姫シナリオと統合し半消滅。一応よっぴーエンドはあるがスゲエ嫌な場所で分岐する。なお事前によっぴーシナリオ削除の報告はありませんでしたが移植が可能ならＦａｔｅも桜ルートをまんまで移植できる。あとよっぴーの“アレ“が人間不信に改変されています。まあ確かに彼女のそれはＰＣ版でも病的な程なんだが、ＰＳ２版ではそれほどでもねえやなと。もうちょっとここいらへんはどうにかしてほしかったかも。
なお、消えたシナリオの一部は近衛ルートや姫ルートに流用されているので念のため。

で、問題の追加ヒロインである近衛素奈緒なのですが……
ああ、彼女の存在は大事だ。つよきすという物語に。
レオが何故クールを気取るようになったのか理由が不鮮明だったのが、彼女の出現によりハッキリとしました。いくつか彼が燃えなくなった理由の断片的な情報（女性を巻き込んだ刃傷沙汰。あだ名でつけられたハッスル君など）はＰＣ版の時点で流れていたのですがようやく新シナリオのキーポイントとして判明。物語の背骨がしっかりと根付いた感じです。もっともＰＳ２版単体だとそれはそれで祈先生やよっぴー方面の背骨がはっきりと根付かないのですが。
そして近衛の物語内での立ち位置もはっきりとわかりました。

近衛素奈緒は対馬レオの鏡的存在じゃないのかと。誕生日も一緒、凡人であるが熱さで凡人以上の力を出す点も同じ。ただ、過去の選択で近衛は立ち向かうことを選び、レオは妥協することを選んだ。どっちが間違っているとかではなく唯の意見の相違からのすれ違い。なんか悲しい話だ。
なお彼女の姫シナリオでのクライマックス時の呟きは至極切ない。個人的にはコンシュマー版で一番グッときたシーンだったりする。

で、実際買いかどうかとなると……
追加要素が少ないからプレイ済みの人は買うのは厳しいかも。でも近衛シナリオは是非にやってほしい。出荷数の問題で中古も出回りそうにないし廉価版なんていつの話か……まあ、やったこと無い人は買って損は無しですよ。マジで。

追伸
近衛シナリオでの佐藤さんはスゲエ怖い。
シナリオを削られて怖さが加筆されてどうするんだろうか。

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