- 2011.12.12 Monday
- 特撮 > 仮面ライダー感想
レイトショーやっているとは、なんて素晴らしいんだ! なので入稿の足そのままで、仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAXを見てきました。子供の歓声や感想も、それはそれで味があって面白いんだけどねえ。まあホラ、子供はマナーが悪いって言う人もいるけど、大人にも結構な数、マナーをわきまえない人間はいる。
うん。これ、まじスゲエ。個人的最大評価の運命のガイアメモリに肉薄する高評価。てえか、両方坂本監督の作品だな。坂本監督、まじスゲエ(二回目)。派手なアクションやしれっと入れるエロスも好みだけど、撮るべきところはきっちりとって、グダグダとした物はすっぱりカットするというやり方が、一番好みに合致しているんだろう。オールライダー映画の新境地だ、コレ! あの人は今回出てないけど、最初からクライマックス。まさかプリキュアオールスターズを超える加速度を叩き出してくれるとは。
好きな映画は二回見てもOKという主義の俺だが、今回はそういう習慣のない管理者でさえ、二度目の鑑賞を計画するぐらいに良く出来た映画。もう明日辺り公開打ち切って、年末までにDVD&ブルーレイ出してくれなんて無法を口にしかねないぜ。見ていない人は、ホント、直ぐにでも見て来るべき。勢い余って、日々雑談でうっかりネタバレしかねない。ツイッターで呟く時は、ホント自重してます。
以下、映画を見て思いついたことをつらつらと。ホント思いついた順なので、時系列もバラバラです。当然、ネタばれしているので、ご注意を。
捕まった昭和ライダーがスイッチやメダルになっていたのは、面白い扱いだったなーと。フォーゼが「あ!」と言った時、工場の片隅に縛られたor檻に入れられた7人ライダーがいたら、どうしようかと思っていたもの。なので、フォーゼ&オーズのギミックと、ライダーの無力化と今後の活用の可能性を両立させた辺り、面白いなと。
あっさり罠にはまって捕まった7人ライダーだけど、激戦の結果破れて捕まるよりは、むしろ簡単に捕まるぐらいの方が尺の都合&実力負けではないという感じで、色々と都合が良いんじゃないかな。
仮面ライダーXの衣鉢を継ぐライダーが出るには40年の月日が必要なのか。後発のスーパー1は今年達成されたというのに! それといい加減、スカイライダーの空中特撮みたいに、Xライダーの水中戦もいい加減今の技術で作ってください。あの乱戦の時、水中でメズールと戦えばよかったんじゃなかろうか。水中でなくとも、水繋がりだし。
代わりにウヴァさんがライダーマンと戦うことになり、ロープアームでやられるって…という空気も、ウヴァさんじゃあしょうがないの一言で払拭! 完璧だ!
一部カードに上記のような点はあったものの、7人ライダーVS再生ドーパント&グリード軍団の対戦カードは基本的に良。ガメル対2号のパワー勝負や、偽ミック様対アマゾンの野生対決とか。何故ミック様だけに偽を付けるのか。それは本物ならば、あの御方は超銀河王にも勝るから。ミック様の因果も超えるスピードは、クロックアップすら凌駕する……。
そしてNEXT辺りで見たような、妹(キャラ)を葬るV3。こっそり舌打ちしている、クレイドールの芸の細かさよ。クレイドールはオリジナルがそこまで強くなかったので、さっくりやられることに全く違和感がねーな。
「宇宙、キター!」
「可愛い!」
ライダー部みんな、なでしこ可愛いと言っていたが……ヒップアタックを喰らった相手が壁を突き破ったり、キャメルクラッチのシメで首をコキャっとやるような、可愛さの中に潜む破壊力や残虐性にも注目を! あんな恐ろしいフィニッシュ、残虐時代のラーメンマンでもやらねえよ!
最初、オーズに未来ライダーが出るので、なでしこも弦太朗の孫とかかなあと思っていたら、全くの見当違いでした。アレは予想出来なかったわ!
そして色々突き抜けているだけあって、恋物語もリミット知らずなフォーゼ。あ、新しすぎる恋愛関係。オリジナルはオリジナルであって、弦ちゃんが恋をしたのは、あのなでしこなんだねえ……と思わせてくれるラストシーンでした。
ライダー部全員で宇宙キター! 最終回で使っても、全く問題のないクライマックスっぷり。やはり最終回は、生徒全員の宇宙キター!なのだろうか。
以前は最強宇宙怪獣(笑)だったのに、今回サドンダス超強い。流石はウルトラマンを支援しているソフトバンクからの刺客だけある。この強さは予想外だったぜ。
しかしアレ。女性の方のエージェント、サドンダスに変身どころか、再生ユニコーン・ゾディアーツに変身って。一緒に並んでいた割に扱いが安いなw
ポセイドン出現の原因は、アクアが生まれたことでも、ポセイドンになったことでもなく、ドクター真木の野望が遠因なので、一応40年後の鴻上会長は悪くない。信長や将軍様の時は、完全に原因だったけど。むしろ、不確定要素がなければそのまま運用できていたであろう海メダル三種やスーパータトバのメダルをグリード抜きで生産していた点は評価すべき。
……まさか40年後の世界で暴れてるの、新メダル開発の過程で出来た新グリードじゃねえだろうな。
平成第二期1号ライダー、仮面ライダーW! フォームチェンジどころか、主題歌もジョーカーも登場の大盤振る舞いだよ! Marvelの映画みたいに、ある程度つなげることを考えてシリーズを作るようになったから、共演もわりとサックリ行くようになったねえ。クウガ〜キバまでのライダーは、ほぼ別個みたいなものだから、作品をつなげるためにディケイドという強引な存在が必要になったわけで。
そして管理者提唱「坂本監督はファングメモリに恨みがあるんじゃ……」という学説。今回もでないとなるとアレ、エターナルメモリの影響で完全破壊されたとしか思えねえ。
あ。ってことは、ファングにトドメさしたのも、坂本監督だ
お疲れ様でした、クスクシエ&プロトバース! 最後っぽいだけあって、クスクシエで一軒家プロレス並の大バトル。なんだかんだでコアメダルも戻ってきたので、オーズも変身能力取り戻したしね! アンクの復活も、今後に希望をもたせる感じで良かったと思います。復活は、40年以内。数十年後の未来でも解決策が見つからない、剣崎をジョーカーから人間に戻す方法よりは遥かにマシだな。
メテオの台詞や離反という事実を見るかぎり、財団Xを倒したのでなく、財団Xから離反したレム・カンナギ一派を倒したということで良いワケだな。まー、上司も死んだし、財団Xにもダメージがないわけじゃなかろうが、組織としては、まだまだ健在なんだろう。仮面ライダーの戦いは、世界各地でまだまだ続く。
「全てのライダーは、俺が倒す!」
マーベラスの台詞で、ここまで不安を覚えたことはねえ。「ライダー同士は助け合い」「借りを返すぜ」「全てのライダーと友達になる男ッス!」と、ヒーローの共闘を全面に押し出した映画の後、VS映画の予告を流すのは止めて下さい。このまま戦隊VSライダーの流れになったら、ライダー以外なら協力しなくてもいいのかと、ツッコミ入れるしかないじゃないですかー!
ところで、スーパーヒーロー大戦のメインって、ホントにディケイドなの? 予告に出てきたの、フォーゼとパワーダイザー大明神様なんですけど。アシストメカとしては、今までにない存在感だな、パワーダイザー。
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