- 2011.05.21 Saturday
- 肉雑炊コンビの放談 > アメコミ
ふじい(以下F)「タスクマスターの個人誌が発売されたということで、今の今まで取っておいたネタを解禁する日が来たな」
サイレン(以下S)「それはまさか、デッドプール:MAXシリーズの女タスクマスターの事か!?」
F「いや。アレは手元に資料が無いんで……。少し雑談でも匂わせていた、タスクマスターの娘の話をちょっとしておこうかと」
S「ああ。あの娘か」
F「名前はFinesse。正直読み方が分からんので、今回は英語表記でお茶を濁らせてもらう。ヒーロー訓練学校兼ヒーローチームのアベンジャーズアカデミーのリーダー役を務める、頭脳明晰な女性。特技は百発百中の射撃&投擲術と」
S「相手の技を見ただけでコピー出来る能力か。いやでもねえ、能力が被ってるだけじゃねえ。デアデビル誌やアベンジャーズで活動している、暗殺者のエコーの能力も、相手の技を見ただけでコピー出来る能力だぜ」
F「まあ、彼女自分で、タスクマスターが実父だって明言してるしね。タスクマスター自身は認知してないけど。技能と引換に自身の記憶を失うという新設定のせいで、娘の存在を忘れているだけかもしれんが」
S「タスキーは、メジャーリーガーの技能やミュージシャンの技能辺りから忘れればいいと思うんだ」
F「アベンジャーズアカデミーの概要に付いて説明しておくと、ノーマン・オズボーンが権力を握っていた当時、彼の手により限界値まで改造された少年少女を正しく導くために、オズボーン更迭後に作られた学校だな。ハンク・ピムやクイックシルバーにスピードボールと、ヒーローとしての実績がある講師陣により、彼らは日々、ヒーローとしての道を学んでいるワケだ」
S「ちょっと待て。俺の記憶が正しければ、その講師陣は妻にDV働いたり、実の娘に『嘘つきなお父さんは尊敬できない』と言われたり、狂気にとらわれて苦しんでいたりの、ロクデナシばかりなんだが」
F「お前ら、生徒を育てることにより、自分たちもちっとは成長しろよって事じゃねーの。講師全員、これまた過ちを犯した経験のあるキャラばっかなんだよな。実のところ生徒たちも全員、生きる放射能&毒ガス兵器や、強烈すぎる電撃能力を持っていたりと、危険過ぎる能力持ち。限界突破な生徒たちを、まだちょっとトラウマが抜け切れていない講師陣が見守る。何かのフラグが立っているとしか思えないぜ!」
S「そんな中、比較的Finesseはマトモに見えるな。能力もそこまで危険なものじゃないし」
F「精神的にも落ち着いてるし、頭脳明晰なだけあって戦略も立てられるという、中々に有用な人材。ただやはり、父親との関係をどうにかしたいとこだわっている面があるな。だがしかし、地球最高の頭脳と名高いハンク・ピムことジャイアントマン、じゃなくてアントマン、じゃなくてゴライアス、じゃなくてイエロージャケット、じゃなくて二代目ワスプによる的確なアドバイスが!」
S「めんどくせえなあ! ハンク・ピムは!」
「お父さんとの関係で悩んでいるようだね。実はクイックシルバーのお父さんはあのマグニートーで、彼も親子関係に悩んでいて(中略)と言う訳だから、君もある程度自省しないと身を滅ぼすよ」
「はい。わかりました」
S「なるほど。複雑な親子関係だったクイックシルバーを例にして、父親にこだわりすぎる事への危険性を説いたわけか。流石はリードや社長も越える頭脳の持ち主!」
「先生はマグニートーの息子で(中略)という訳で、マグニートーとの一件を世間にバラされたくなかったら、私の父を探すのに協力してください」
「……誰から聞いた?」
「そんなのは、どうでもいいんです。頼みますね、クイックシルバー先生?」
S「あ。彼女、タスキーの娘ですね」
F「俺もこのやりとりを見てから、本当に娘なんだなという気持ちが強く湧いてきた。そしてハンク・ピム(笑)。バラしたらまずいことまで、勝手にアドバイスに使うなよ!」
S「流石はスクラル人に『コイツ、頭脳はスゲーけど、ホントにロクデナシだよな』と言われただけはあるな」
F「結局、タスクマスターが開いていた学校を強襲する形で親子は出会うことになるが、対決中の細かなやりとりがイチイチ面白かったぞ」
「むむ!? その技は俺の知らない技だな。一体、誰から盗んだ!?」
「違う! この技は盗んだんじゃない、習ったんだ!」
「待て。今日は決着を付けるのは止めておこう」
「逃げるの?」
「違う。次出会う時、お前も俺も、新たな技を覚えているだろう。そうして戦えば、お互いまた技を覚える。技のギブアンドテイクと言うヤツだ」
S「スバラシイオヤコカンケイデスネ(棒読み」
F「ソウデスネ(棒読み アベンジャーズアカデミーシリーズは近年始まったシリーズだし、タスキーがピックアップされ始めたのも最近だし、この二人がこれからどうなるのかは、神のみぞ……もとい、Marvel編集部のみぞ知る話だな」
おまけ
アベンジャズーアカデミー生徒
Mettle…身体がイリジウムで出来た、不死身の男。
デッドプール「俺の息子!?」
F&S「「いや、それは無い」」