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あれから一年か……

就職活動開始から約一年たちました。現在では職も何とか決まり、自分の就職活動は終わったと言ってもいいでしょう。そこで、就職活動中でのとある出来事を真面目に書いてみたいと思います。いや、ホロウのネタバレされてやる気がおきないので、暇つぶしと気分転換に。あ、内容は初めて会社説明会で爆睡した時の話です。


とある会社の就職説明会での出来事。まずお決まりのように社長が壇上に立って、居並ぶ自社の志願者たちに自分自身の能力と自社をアピールする。


コレ自体はどこの会社説明会でもたいてい見受けられるものである。実際、社長と言う会社のトップに立っている人間はそれなりに話が上手く面白い経験を多々しているので内容的に面白い挨拶が多い。すくなくとも、机の上でしか自分を表現できない学問オタクが多いうちの大学教授らの話よりは内容的に為になる。


そして今日の会社社長の挨拶はこんなくだりから始まった。
「ウチの会社は感性を大事にしている会社でして……」
めんどいのでかいつまんで説明すると、
この会社は若者をターゲットとしている
自分には息子がいるが、最近彼らとの感性の違いを感じる
人間、同じ感性や話題で会話できるのは前後10歳の差までだ
自分はもう年をとっているので若い君たちの力で云々
ま、だいたいこんな感じだ。


会社説明会の直前のバイトで自分は60歳の社員さんと普通に最近の地元の景気について話していた。その前日のバイトでは40中盤の社員さんと街を歩いていた美人の話で盛り上がった。


説明会が終わった後に足を伸ばして寄った知り合いの家では9歳の子供と特撮やら昔の遊びやらの話で普通に会話できたし、帰郷すれば70越えの婆さまと最近のプロレス情報と街頭テレビ時代のプロレスを肴にして普通に会話する


これらの際に別に会話して苦になるとかそういった感情は無い、感性の一致までは感じないがそれは個人差の一言で片付けられるものだろう。


年齢差で感性のズレなどを持ち込むのはナンセンスだ。確かにジェネレーションギャップはどこにでも存在するものだが、感性という嗜好的な部分に関してのその差は決して埋められない物ではない。それに、もしこの会社に世話になったとして数年経ち自分の世代がターゲットの若者世代とずれ始めたらどうなるのだろう。若い感性に期待されても、その若い感性という立場はいつしか新生する若い感性にのっとられる定めなのだから。


その社長の、話の内容と準するかのような退屈なテンポの話し方は自分の眠気を誘発するのに十分だった。社長の家族構成を必死にメモっている隣の学生の姿を最後に自分の体は心地よい眠りの感覚に包まれた。

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