- 2008.08.19 Tuesday
- 日記
朝起きるとき、真っ白で細かい繊維の束が一本ずつ切れていく幻影を見た。誰か精神学的に分析してみてください。
それはそれとして、寝起きに変な幻影を見た事を除けば無事に起床できました。朝4時に寝て朝6時起床は正直キッツいかなと思ってたんですがね。いや、自分イベント前日は緊張して寝れないんで、いつも前日の夜に荷物の積み込みとかするんですよ。徹夜に比べれば、2時間就寝できただけでもマシか。
絶望した! 起きた途端に雨音がしたことに絶望した!
そう、ウチの地方では朝方に雨がザーザーと。ダンボール詰めの本は雨に弱すぎるので、大き目のビニールで覆う事に。今まで、イベント当日雨に降られた事が無かったんで、少し不安に。天気予報では関東圏終日曇りなので、止むと信じたいが。
とりあえず準備を全て終えブレックファーストをしていたら、管理者から電話が。一応お互い念のため朝連絡しようと打ち合わせしてあったんだが、なんだこの不安は。まさか、寝過ごしたんで遅刻するとかか? 今回結構ギリギリに入場の予定なんで、電車一本遅れるだけで危うくなるのだが……
予感は正しく。お腹が痛くなったとかで、管理者遅刻決定。ううむ、売り子一人だと買い物どころかトイレにも行けんのだが。だけどまあ、腹じゃしょうがない。会場の個室トイレは下手な壁サークル以上の列ができるし。遅れるけど来れるだけマシか。
朝の幻覚に、初めての雨に、管理者の遅刻とこれまでに無いほど不安なスタートを切った夏コミ。果たしてどうなるのか。あんまりに不安で、電車の中で俺も胃がキリキリ痛かった。降車寝過ごし寸前レベルで寝てたけど。
この状況の中、唯一の行幸は現地待ち合わせの知り合いが居る事。一人でも人手があれば、買い物も頼めるし設営準備も楽になる。
「え? 国際展示場駅? やっべー集合場所間違えてたわ。サークル入り口近くで合流しよう」
「えー!? ああ、やぐら橋閉鎖担当のスタッフがじわじわとこっちに!」
今度から、サークルチケットはなんらかの形で事前に渡しておこう。早歩きでそんな事考えていました。
あと思ったんですが、
(スタッフの手によりドアが閉まろうとしている)
「やべえ!」(ダッシュ)
「走らないでくださーい」(ドアを閉める手は止めず)
「うおぉぉぉぉ!」(必死で早歩き)
うん、わかってる。走っちゃいけないのとかわかってるんだけど、すげー焦るわ。やっぱ余裕って大事だよね。
何時もはホワイトボードに手書きで頒布物を書いているんですが、今回は事前にPCでお品書きを作ってきたので貼るだけ。お品書きを貼って、サークル名とY−18aと書いて。微妙に一箇所不自然なスペースができてしまった。書き直すのもアレだしなあ、どうするか。
「かきかきと」
「何をしているんだ」
「かきかき……完成、ロビンマスク!」
「地味に上手いなコレ!?」
「ロビンマスクとDQのキラーマシーンなら、見なくても書けます」
「なんだその隔たった二人は」
空いたスペースにロビンマスクの胸像書いておきました。いや、ウチのサイトがどんなサイトか一発で分かるキャラでしょ。ロビンさん今回の頒布物には出てないけどさ。ネプは見なきゃ書けないわ。
なおちょっとずつ暇見て改造してました。
鎧のバランス調整→筋肉を筋張らせる→目の部分の修正→「小説本だ」と言っているふきだし追加
最終的には立派なマスコットキャラになってくれました。二人連れの女性が看板見て爆笑してた。そりゃ、型月スペースにいたらオカシイよな、鉄仮面。
雨は不幸だと思っていたが、季候は幸いだった。
一日中曇り空だったので、一日目や二日目に比べて落ち着いた気温に。汗かいたのも準備中の時ぐらいで、後は平穏。落ち着いて本とか売れました。
主にネタSS方面で名を馳せた「ザ・サムライ」収録のおかげか、いつもに比べ声をかけてもらえました。読んでますと言われるだけでも、胸がキュンとくるもんさ。あと東方文々録やハルヒといった既刊も売れました。コミケという場の雰囲気と人の数はやはり他のイベントとは格が違う……!
しばらくイベントに出る予定はありませんが、冬コミには応募する予定。うーん、またハルヒ行ってみようかー!
昼過ぎにようやく管理人到着。
「またせたなあ!」
よかった、これでしばし休めると一安心。管理者に前は任せて、俺は後ろに引っ込む事に。寝てない上に、立って売るのを信条にしているので、疲れてたんだよね。今回欲しいサークルさんがみんな近所なので、買い物も楽だったし。
戦利品を読む管理人→お客さんに気がつかない→いらっしゃいませと俺が言って、初めて管理人気がつく
なんだこのダメな売り子は。しかも値段覚えてないし、休めねー!
結局あんま休めなくて、後ろに控えたままボーっとしてました。寝るのコワイ。
そしてついに夏コミ終了。色々不安でしたが、なんとかやり遂げられました。しかしコミケを戦場とするなら、サイト運営のいわゆる内政をきちんとやらないと駄目だな。絵師のうみつきさんのお力や、アクの強い路線のおかげでそれなりの戦果を残しているが。
小説同人誌という分野自体が厳しい状況なのだから、生き残るには並み以上の手段と努力が必要なんだ。こんな事を終了後に考えておりました。
って真面目にしてたら、外が豪雨だー!?
朝のビニールをダンボールに被せ、駅まで特攻しました。傘も持ってたんだが、朝電車でウトウトしていた時に置き忘れちまったんだよー! 順調だったのに、最後にケチがついてしまいました。
その後は池袋で打ち上げしました。打ち上げって言っても、管理者と友人だけで俺含めても三人という小規模なものでしたが。しかし、この店中華バイキングなんだが、管理者はホントにここで大丈夫なのか?
「いやーだいぶ調子良くなったから、大丈夫大丈夫」
結論を先に言うと、ダメでした。だからあれほど……!
その日は良かったものの、翌日完全にお腹ごとダウン。いやまあ、疲れを癒す為に休み取っておいて良かったな(最大限のフォロー)
最後と管理者はともかくとして、無事にイベントを終えられました。近日新刊も通販に出すので、ご興味ある方は是非に。文庫サイズの上200Pあるので、普通の文庫のカバーも使えますぜ。
という訳で、コミケレポこれにて終了! お疲れでしたー!
……やっぱ18禁も、そのうちやってみたいなあ(ボソツ
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